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全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
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(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
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第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

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『狂言えほん うつぼざる』
講談社の創作絵本
『狂言えほん うつぼざる』
◆もとしたいづみ/文
◆西村繁男/絵
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:小学校低学年から
楽しい読み聞かせに/日本の伝統に触れる

内容紹介
「狂言」は、「能」とともに室町時代に成立したとされる日本の古典芸能のひとつで、現在でも、おもに能楽堂で能といっしょに演じられることも多いです。
「狂言えほん」では、狂言の筋書きをもとに、現代の子どもにもわかりやすい言葉で、「絵本として読んでおもしろい!」ことを、第一に考えてつくったシリーズです。狂言の魅力のひとつは、人間がだれでも持っている性質を、おもしろおかしく表現しているところにあります。また、狂言と絵本にはせりふや場面の「繰り返し」という共通のおもしろさがあるので、小さな子どもでもじゅうぶんに楽しめます。
これまでに『ぶす』『くさびら』『しどうほうがく』『せつぶん』と刊行しておりますが、本作『うつぼざる』は、狂言の世界でも「さるにはじまり…」といわれる名作のひとつです。
よみやすくリズムのよいもとしたいづみさんの文章と、味わいのある西村繁男さんの絵が、名作狂言の世界観を、いきいきとしたものに仕上げてくれています。
作者からのメッセージ
・文/もとしたいづみさんからのメッセージ

舞台の狂言は大抵どの曲も、数人の男がいればできます。面や長い髪のような布など僅かな道具で、鬼にも女にも蚊にも、茸のおばけにもなれるからです。でも、この「靫猿」は、猿役の小さな子どもがいないと上演できません。その子にとって、「靫猿」は初舞台となり、実の父親が猿回しの役をやることが多いようです。
役者にとって敵わないとされる「子ども」と「動物」のダブルとも言える猿役は、当然、目が離せるものではありません。面で表情は見えないものの、ちょっと疲れちゃった? と心配していると、急に猿らしい仕草をして見せては、「まあ上手」「かわいい」と会場から声がもれます。西村繁男さんの絵の、とりわけ愛らしい猿は、まさにその、つい見てしまう猿なのです。ページを開くたび、つぶらな瞳にキュンとしてしまいます。久々の狂言えほんシリーズ。西村繁男さんの猿をどうぞご堪能ください。

・絵/西村繁男さんからのメッセージ

 近く国立能楽堂での狂言の会で「靫猿」を観ることになっています。「靫猿」は小さな子供が猿を演じるため、いつでもできる演目ではないので、絵本を作る前に観ることが叶わず、絵本が出来てからになってしまいました。とても楽しみにしています。狂言の笑いは大らかで優しいから大好きです。絵を描く私にとって太郎冠者の衣装の肩衣のデザインなど斬新でポップでとても刺激をうけます。はるか昔にできた演劇ですが、あの限定された空間や様式は新鮮で現代的です。狂言は深いなあと思います。
著者紹介
もとしたいづみ
出版社勤務を経て、子ども向けの作品を書きはじめる。おもな作品に「すっぽんぽんのすけ」シリーズ(荒井良二/絵、鈴木出版)、『どうぶつゆうびん』(あべ弘士/絵、講談社、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『あかさたなっちゃんの はつおんえほん』(大沢幸子/絵、講談社)、『ふってきました』(石井聖岳/絵、講談社、講談社出版文化賞絵本賞)などがある。翻訳、作詞、短歌など幅広い分野でも活躍するほか、日本の伝統芸能全般に高い関心をもち、落語、狂言などの公演にも足しげく通う。また、無声映画の弁士のもとで活弁を学んでいる。

西村繁男(にしむら しげお)
1947年、高知県に生まれる。中央大学商学部卒業。セツ・モードセミナー卒業。おもな作品に『絵で見る日本の歴史』(福音館書店、絵本にっぽん大賞)、『ぼくらの地図旅行』(那須正幹/文、福音館書店、絵本にっぽん賞)、『絵で読む広島の原爆』(福音館書店、産経児童出版文化賞)、『にちよういち』(童心社、児童福祉文化賞)、『おふろやさん』(福音館書店)、「おでんさむらい」シリーズ(内田麟太郎/文、くもん出版)、『がたごと がたごと』(内田麟太郎/文、童心社、日本絵本賞)、『じごくのラーメンや』(苅田澄子/文、教育画劇)などがある。
担当者のうちあけ話
狂言ってなんだかムズカシそうだな、などと身構えながら前任(若)より引き継いだ狂言えほんシリーズ。ですが、シリーズの絵本を読んだり、DVDを見たりしているうちに、なんだか今も共通する情の物語でもあるな、とぐぐっと親しみがわいてきました。(わんこ)舞台の狂言の舞台設定を借りて物語を絵本にしていただいたのは、クールビューティーな外見とは違ってユーモアいっぱいのもとしたさんと、大胆な画風と緻密さをあわせもつ西村繁男さん。お二人の作り出した新しい「狂言えほん」ぜひ開いて見てください。担当わんこは、殿の履き物や装束、弓入れを調べるのが大変でもあり楽しい時間でした。(わんこ)
関連図書
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『じゅうにしの おはなしめいろ』
講談社の創作絵本
『じゅうにしの おはなしめいろ』
◆奥野涼子/作
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
大人も楽しめる絵本/家族/ゲーム/迷路

内容紹介
十二支に登場する動物たちが迷路を通って、神さまのお屋敷へ向かいます。ねずみは牛の頭に乗り、犬と猿はケンカばかり……。そして、遅れて着いた猫は……!?
迷路の途中には、お正月の風景がちりばめられ、細部まで何回も楽しめる美しい迷路の絵本です。
作者からのメッセージ
・作/奥野涼子さんからのメッセージ

今度の迷路絵本は「十二支」にしたい……そう思って、担当の(K)さんにラフを見ていただいてから、絵本として仕上がるまでに、かなりの月日がたってしまいました。
十二支はひとつひとつの干支が全て主人公。それを12種類の迷路にしたとき、それぞれの干支に甲乙をつけずに1冊の絵本にまとめるのには、どうしたらいいだろう、というところで、迷路はもちろんのこと、色や背景等、色々なところで試行錯誤を繰り返したような気がします。
そんなわけで、描いているときはかなり大変でしたが、出来上がってみると、とても楽しい仕事(作業)だった、という思いしか残りませんでした。
十二支は太古の昔から活躍している動物たちですので、個性も強く、1画面描く度にその動物に引き込まれていき、十二支の力ってすごいんだな、と、感心してしまいました。
そんな十二支の動物たちの力や、脇役として出て来る動物たちの力までも借りて、ただただ楽しい絵本に仕上がったのではないかと思っています。
皆様もぜひ動物たちと一緒に、迷路を楽しんでみてください。
著者紹介
奥野涼子(おくの りょうこ)
1954年東京生まれ。武蔵野美術短期大学商業デザイン科卒業。おもな絵本に、『めいろのえほん サンタさん がんばって〈新装版〉』『マリービスケット かずのえほん』(山本省三/作、講談社)、『きんぎょのひるね』『おかあさんはね…』(フレーベル館)、『おかしの かくれんぼ』(ゆきのゆみこ/作、チャイルド本社)、『クリスマスのおうた』『かえるくん すやすや』『はっけよ〜い のこった!』(ポプラ社)などがある。
担当者のうちあけ話
「十二支のおはなし」というと、お話として登場するのは、限られた動物たちですが、奥野さんがおっしゃるとおり、この絵本では全員が主役になっています。のんびりやの未(ひつじ)や、気のいい酉(とり)など、奥野さんらしい「十二支のおはなし」になったのではないかなあと思います。ところどころ、パンダや、黒ひょうなど、十二支ではない動物が出てきたり、昔話の「ねずみのすもう」や「おむすびころりん」、イソップの「きつねとつる」、「うさぎとかめ」など、お話を思い起こさせる絵が入っていたり、細部を見ているだけでも楽しい絵本です。
『めいろのえほん サンタさん がんばって』というクリスマスの迷路の絵本の美しさに圧倒され、この形でまた迷路の絵本を……と考えていたところ、奥野さんから「十二支はどうでしょう?」という名案が出ました。先へ先へと向かっていって、かつお話としてもおもしろい! これはいい!と大賛成。「どうか他の人が同じことを考えつきませんように……」と願いながら、刊行を待ちました。
かわいいと評判の奥野さんの絵ですが、(K)原画はボードに描かれ、全部を運ぶには、台車が必要なくらい重いものです。でも、奥野さんは自宅からかついでいらっしゃいました。奥野さんにとっては、ほんとうに「かわいい我が子」なんだなあと思いました。いい絵本にしなくては……と思ったのを思い出します。
お正月に家族皆で楽しめる絵本です。ぜひご一読ください。(K)
関連図書
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『あらしのよるにスペシャル メイはなんにもこわくない』
『あらしのよるにスペシャル メイはなんにもこわくない』
◆きむらゆういち/作
◆あべ弘士/絵
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
ベストセラー/楽しい読み聞かせに

内容紹介
こわいもの知らずのメイは、迷子になってもへいきな顔。
後ろから、たくさんのオオカミがついてきているとも知らずに……。
「あらしのよるに」の主人公、ヤギのメイの子ども時代が絵本に!
あらしのよるにの部屋
著者紹介
きむらゆういち
東京都生まれ。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で日本絵本賞受賞。その他の作品に『きずだらけのリンゴ』『にんげんごっこ』『風切る翼』「おおかみ・ゴンノスケ」シリーズ、「よーするに医学えほん」シリーズなどがある。
きむらゆういち公式ホームページ http://www.kimura-yuuichi.com/

あべ弘士(あべ ひろし)
北海道生まれ。旭川市旭山動物園の飼育係から、絵本作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞受賞。「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞受賞。『どうぶつゆうびん』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。その他の作品に『えほんねぶた』『みんなのせて』『エゾオオカミ物語』などがある。
担当者のうちあけ話
「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本シリーズ、「あらしのよるにスペシャル」。オオカミのガブにつづいて、今後はヤギのメイの生い立ちが絵本になりました。ぜひ、2冊並べて眺めてみてください。ガブとメイの幼い姿が、愛らしいですよ〜。
『ひとりぼっちのガブ』は涙を誘う物語でしたが、『メイはなんにもこわくない』は、オオカミに狙われても平然としている、ちょっと「天然キャラ」のメイが楽しい絵本です。(若)(こんな子ヤギなら、大きくなってオオカミと仲良しになるのも納得です。)
絵はおなじみのあべ弘士さん。「絵本通信」を読んでくださっている絵本ツウの人には、メイのノーテンキな雰囲気と、メイを狙うオオカミのスリリングな場面のみごとな対比を、ぜひ味わってほしいです!(若)
関連図書
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『よみきかせお仕事えほん どうぶつげんきにじゅういさん』
講談社の創作絵本
『よみきかせお仕事えほん どうぶつげんきにじゅういさん』
◆山本省三/作
◆はせがわかこ/絵
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:6歳から
生活/仕事/よみきかせ

内容紹介
丘の上にある動物病院のみすず先生は、毎日大忙し。犬、猫、うさぎ、りすから、亀やフェレット、インコまで、毎日さまざまな動物たちがやってくるのです。動物たちもさまざまなら、治療法もさまざま。心配する飼い主たちのためにも、みすず先生は、いつでも一生懸命動物たちに向き合います。そんなみすず先生の元に、犬のロンの予防注射のためにまいちゃんとお母さんがやってきました。2人が待合室で順番を待っていると、突然交通事故にあった猫が運ばれてきて……!?
作者からのメッセージ
・作/山本省三さんからのメッセージ

今回、獣医さんへの取材で、動物の病気の治療には、人間とは全くちがった困難があることを痛感しました。まず、言葉を話さないので、症状が具体的につかめないこと、また本能的に敵から身を守るため、体調の悪さを隠そうとすること、症例が少なく、治療法や投薬の種類も手探りの部分があることなどなど。さらに飼い主への対応もなかなか大変なようです。しかし、どの獣医さんも、元気を取り戻した動物の姿と、飼い主の笑顔に出会えるから続けられるとおっしゃっていました。絵本では、そこにスポットを当てて描いてみたつもりです。読者の子どもたちが、獣医さんを苦労は多いけれど、やりがいのある仕事だと感じてくれたらうれしいです。

・絵/はせがわかこさんからのメッセージ

中学生の時に初めて飼った猫の千美子(ちびこ)は何故か顔が私に似ていた。日向ぼっこをしている千美子のお腹に顔をうずめて、お日さまの匂いをかぐのが好きだった。
次に我が家にやってきた糸吉はとても賢くすばらしい猫だった。離れて暮らすようになり、私が時々実家に帰ると路地の途中まで走って迎えに来てくれた。そんな糸吉が愛おしくてたまらなかった。
ぴーすけは一緒に暮らしたことはなかったけれど、食いしん坊で、ちょっとドンくさくて、愛嬌たっぷりの可愛いヤツだった。みんな天国に逝ってしまった。
動物は言葉は話せないけれど、気持ちは通じる。心と心で会話ができる。
獣医さんは、どうやら猫とも犬ともカメとも話ができるバイリンガルらしい。
この絵本の取材を通してそう思った。
著者紹介
山本省三(やまもと しょうぞう)
神奈川県生まれ。横浜国立大学にて児童心理学を学んだ後、広告制作を経て子どもの本の創作に入る。絵本や童話、パネルシアター、紙芝居の執筆をベースに、文章とイラストレーションの両分野で幅広く手掛ける。作・絵の作品に、『にわとりのおっぱい』『おふろでぽっかぽか』(ともに講談社)、作のみの作品に、「どうぶつ発見」シリーズ(日本児童文芸家協会賞 特別賞受賞 くもん出版)などがある。好きな動物は、犬。

はせがわかこ
東京生まれ。明治大学短期大学法律科卒業。児童書の挿絵や絵本の創作を手がける。紙芝居(絵のみ)「おにはそと ふくはうち」(教育画劇)、絵本(作・絵)「こぞうさんとおばけ」「こぞうさんとりゅうのたま」(ともに大日本図書)などがある。日本児童出版美術家連盟会員。好きな動物は、猫。
担当者のうちあけ話
『どうぶつげんきにじゅういさん』は、昨年刊行された「よみきかせお仕事えほん」シリーズの第二弾です。前作の『はやおきふっくらパンやさん』同様、取材を何度も行って、手術の様子や器具、動物たちの治療法など細部に至るまでリアリティを追及して作りました。病院を画家のはせがわさんと何度も訪ねて、器具を隅々まで見せてもらったり、治療するときの動物の体勢を教えてもらったり、(弓引き童子)「この部屋とこの部屋はつながっていないとおかしい」というふうに、病院の構造について教えてもらったり……。時には、手術シーンを収録した獣医さん用のビデオを見せてもらうことも! 取材するたびに獣医さんは本当に大変な仕事だなあと思いましたが、皆さん使命感を持ってお仕事をしてらっしゃいました。この絵本で、少しでもその大変さや、やりがいを伝えられれば嬉しいです。(弓引き童子)
関連図書
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『ステキナ カタカナ』
『ステキナ カタカナ』
◆五味太郎/作
◆対象年齢:2歳から
知育絵本/ことば

内容紹介
五味太郎さんのことば絵本「すてきな」シリーズの第二作めです。
かつて講談社インターナショナルから出ていた『すてきなひらがな』、『ステキナカタカナ』、『素敵な漢字』の三部作です。
日本語のおもしろさをビジュアルで表現した絵本です。英単語も盛り込んであり、英語を学びはじめた子どもたちにもおすすめです。
著者紹介
五味太郎(ごみ たろう)
1945年、東京都生まれ。桑沢デザイン研究所ID科卒業。絵本を中心とした創作活動を続け、『みんなうんち』、『きんぎょがにげた』、『さる・るるる』など、350冊を越える作品を発表。海外でも多くの作品が翻訳出版されている。
『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『仔牛の春』でボローニャ国際絵本原画展賞、エッセイ『ときどきの少年』で路傍の石文学賞など、受賞多数。
『ことばのあいうえお』、『言葉図鑑』、『ことざわ絵本』、『日本語擬態語辞典』など、日本語、言語に関する著書も数多い。近著は『らくがきむすめとおともだち』。
担当者のうちあけ話
この本の中で五味さんは「カタカナ」について「カタカナにはひらがなのサッパリ版といった面もありますが、なによりも活躍するのが外来語を表記する場合だと考えます。また、外国から入って来た言葉を即母国語化しないで、なるべく元の発音に近いまま、カタカナという表音文字で表し、(わんこ)『輝く外来語』という特別席を設けておくこの国の文字文化に、ちょっとした礼節と余裕のようなものを感じます。そしてある言葉が外来した歴史的、地域的事情などに思いをはせるとき、カタカナは限りなく興味深い文字に思えて来ます。」とあとがきに綴っておられます。絵本の中では、ヨーグルトやイクラの語源なども紹介しています。ぜひご覧ください。(わんこ)
関連図書
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『サンタクロースも パンツが だいすき』
講談社の翻訳絵本
『サンタクロースも パンツが だいすき』
◆クレア・フリードマン/文
◆ベン・コート/絵
◆中川ひろたか/訳
◆読み聞かせ:3歳ごろから ひとり読み:小学校低学年から
読み聞かせ/季節のおはなし

内容紹介
全英で発売されるなり大ヒット、世界中で100万部をこえる大人気ユーモア絵本の新作です。こんどは、クリスマスにぴったりのおはなしです。
パンツがだいすきな宇宙人は、サンタさんといっしょに子どもたちへパンツを配ろうとある作戦を決行!ところがサンタさんののるそりが壊れていたので、さあ、たいへん。宇宙人は、サンタさんにじぶんたちの宇宙船を貸してあげるのですが……。
前作『うちゅうじんは パンツが だいすき』は、2007年The Richard and Judy Children's Book Speacial 5歳からの部 大賞 、08年 The Scheffield Children's Book Award 絵本賞、oted Reading Town's Children's Book of 2008、009年 Norfolk Library & Information Service Children's Book Award 絵本部門 金の星賞
著者紹介
クレア・フリードマン(Claire Freedman)
老舗デパートの仕入れ係、テレビ局の秘書、歯科助手など仕事を転々としたのち、児童書の執筆に専念する。著書は50作を超え、なかでも『うちゅうじんは パンツがだいすき』(講談社)にはじまるシリーズは、世界中で大ヒットとなった。イギリス東部のエセックス在住。

ベン・コート(Ben Cort)
イラストレーター。ベストセラーとなった『うちゅうじんは パンツが だいすき』『きょうりゅうが パンツが だいすき』(ともに講談社)のシリーズのほか、多くの作品がある。イギリス東部のベッドフォードシャーで、家族とともに暮らしている。

中川ひろたか(なかがわ ひろたか)
1995年『さつまのおいも』(村上康成/絵、童心社)で絵本作家デビュー。2005年『ないた』(長新太/絵、金の星社)で日本絵本大賞受賞。その他の作品に、「ショコラちゃん」シリーズ(はたこうしろう/絵、講談社)、『スモウマン』(長谷川義史/絵、講談社)、絵本の翻訳に『あいのうた』『へいわのうた』(ともに講談社)など。シンガーソングライターとして手がけた「世界中のこどもたちが」(作詞・新沢としひこ)「みんなともだち」などは、広く親しまれている。
担当者のうちあけ話
今年のクリスマスは、この絵本できまりです。クリスマスにぜひ読んでほしい楽しい物語です。(わんこ)原作の楽しさを何倍にもふくらませてくれたのは、このシリーズの翻訳をずっと手がけてくださっている中川ひろたかさん。中川さんの痛快な訳と、はじけるように画面いっぱいのパンツ、宇宙人、やさしそうなサンタさんというふしぎな組み合わせが、見事にマッチした一作をぜひご覧ください。かわいい宇宙人が家に来ないか待ち遠しくなるはずです。(わんこ)
関連図書
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『景福宮(キョンボックン) 朝鮮王朝の王宮』
講談社の翻訳絵本
『景福宮(キョンボックン) 朝鮮王朝の王宮』
◆イ・スンウォン/作
◆おおたけきよみ/訳
◆対象年齢:小学校中学年〜一般
韓国/宮殿/大人向け

内容紹介
鮮やかで繊細な朝鮮文化を体現した、韓国のソウルにある宮殿、景福宮。朝鮮王朝をおこした李成桂が建設したこの宮殿は、長い歴史を持つ朝鮮王朝にとって、最も古く、最も格式の高い正宮です。この絵本には、景福宮のさまざまな建物が、緻密なタッチで描かれており、ページをめくるたびにまるで現地で実際に歩いているような感動を味わうことができます。幻想的で静謐な雰囲気の漂う絵と、シンプルな文章が組み合わさり、そこで生きる人びとの息吹さえも感じられる美しい絵本です。
訳者からのメッセージ
訳/おおたけきよみさんからのメッセージ

隣の国の韓国、ソウルに行ったことがありますか? 日本とは時差もなく、飛行機に乗れば2時間ほどで着いてしまう、一番近い外国の街です。ソウルは東京と同じように韓国の首都で、現在は洗練されたスタイリッシュな高層ビルが立ち並ぶ大都市ですが、朝鮮時代には王さまのいる王宮を中心に、両班(ヤンバン)とよばれる上層階級の人々の朝鮮家屋が軒を並べる城郭都市でした。王宮の中にはたくさんの殿閣が整然と建ち並び、朝鮮独特の優美な空間が存在しました。絵本『景福宮 朝鮮王朝の王宮』には、その美しい王朝文明の一端が静かに描かれています。この絵本の扉を開けると、韓流ドラマで観た朝鮮の王宮の世界にタイムスリップしてしまいます。あなたもしばし、歴史のロマンに浸ってみませんか。
著者紹介
イ・スンウォン
1977年ソウル生まれ。大学で西洋画を学んだ後、絵本を描きはじめる。2001年韓国出版美術協会公募展で特別賞受賞。2006年ボローニャ国際児童図書展で今年のイラストレーターに選ばれる。世の中の美しさを子どもたちと共に分かちあう作家になることが夢。韓国で発表されたこれまでの作品に『ぼくの妹ピョルヒ』『くせ毛の相棒』『初雪が早く降る村の童話』『宮廷女官ハギ』『城主神ファンウヤン』など。

おおたけきよみ
1969年埼玉県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程児童文学専攻修了後、日韓文化交流基金訪韓フェロー、大韓民国政府招聘留学生として延世大学校大学院で博士(教育学)学位取得。ソウル大学講師、誠信女子大学専任講師などを経て、現在、東京純心女子大学こども文化学科教授。翻訳に、シリーズ「韓国の絵本10選」(アートン新社)のほか、『とらとほしがき』 (光村教育図書)、『韓国のお正月』『十長生をたずねて』(ともに岩崎書店)、『非武装地帯に春がくると』(童心社)、『地球と宇宙のおはなし』(講談社)など多数。
担当者のうちあけ話
翻訳者のおおたけきよみさんのところへ伺い、一目ぼれしたのがこの絵本です。鮮やかな色彩で描かれた景福宮の緻密な絵。見れば見るほど美しく、瞬く間に惹き込まれ、まるで、現地で実際に見ているような気分にさせられます。「ぜひ日本語版を出しましょう!」と、すぐに原本をお借りしたのが、(弓引き童子)かれこれ1年以上前のこと……。さまざまな事情があり、ここまで刊行が遅れてしまいましたが、ようやく皆さまに届けることが出来ました。世間では、韓流ブームが白熱していますが、単に流行っているから、だけではなく、日本ではない違う国の文化に触れられる絵本だと思うからこそ、色々な方に読んでいただきたい1冊です。(弓引き童子)
関連図書
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『ねことおもちゃのじかん』
講談社の翻訳絵本
『ねことおもちゃのじかん』
◆レズリー・アン・アイボリー/作
◆木原悦子/訳
◆対象年齢:一般向け
動物/家族

内容紹介
おもちゃと猫がかもしだす温かい家族の物語
猫がお気に入りのおもちゃを探して、部屋から部屋へ、おもちゃの山を歩きます。ひとつひとつのおもちゃに家族の歴史が織り込まれ……。欧米で名高い猫画家による絵本。
訳者からのメッセージ
・訳/木原悦子さんからのメッセージ

猫と玩具とアイボリーと
ページをめくるたびに姿を見せる猫はどれもセレブ級。その猫たちが戯れる玩具はどれもアンティークです。イギリス各地にある「子どもミュージアム」が所蔵・展示しているクラスのものばかりですから、ヴィクトリア時代のナーサリー(子ども部屋)を髣髴させます。手作りの玩具からはほほえましい温もりが伝わってきます。どんな歳月を費やしてこんなみごとな絵本が完成したのでしょう。猫はさることながら玩具がすばらしい! 見とれてページを繰りつづけると、実は、絵さがしのストーリーが下敷きになっていたのでした。長年、猫を描いてきた著者が、一度、家族が大事にしてきた玩具を広く紹介したかったのではないでしょうか、猫の手を借りてでも。
著者紹介
レズリー・アン・アイボリー(Lesley Anne Ivory)
イギリス・ベッドフォードシャーに生まれ、美術学校でテキスタイルデザインや木版、活版印刷を学ぶ。美術教師時代にカードブックの出版依頼をうけ、アーティストとして制作活動を広げるようになる。1988年に最初の作品である絵本『CATS KNOW BEST』が出版されるとたちまち人気を博し、絵本、カード、カレンダー、文具などが次々と発売される。出版された多くの作品は、アートブックとして10カ国語に翻訳され、世界で150万部以上出版されている。邦訳作品に『やさしい猫たち』(クレオ)、『ねこの12星座占い』(小学館)がある。家族と12匹の猫とともに暮らしている。

木原悦子(きはら えつこ)
長野県生まれ。明治学院大学英文学科卒。外国系雑誌の編集者を経て、文筆家に。著書に歴史ドキュメント『おたあ・ジュリアのアリランが聞こえる』(毎日新聞社)、ルポルタージュ『万歳事件を知っていますか』(平凡社)、訳書に『いろいろこねこ』『トスカのクリスマス』『トスカのおくりもの』(以上すべて講談社)などがある。
担当者のうちあけ話
猫好きの方の間では“アイボリー・キャット”として有名な、レズリー・アン・アイボリーが描いた猫の絵本です。(J)やわらかな毛並み、独特なしぐさ、大きな瞳……どのページにも緻密に描写された愛らしい猫の姿が満載。もちろん猫だけではありません。代々、たいせつにされてきたおもちゃを通して、ファミリーヒストリーが語られ、読んでいるこちらまで温かい気分になれるのです。家族と過ごす時間を大切にしたい、そんな思いの詰まった絵本。贈り物にもおすすめです。(J)
関連図書
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『DVDブック にじいろのさかな しましまを たすける!』
『DVDブック にじいろのさかな しましまを たすける!』
◆マーカス・フィスター/作
◆谷川俊太郎/訳
◆対象年齢:3歳から
動物/DVD/キラキラ絵本

内容紹介
第一作『にじいろの さかな』に続き、『にじいろの さかな しましまをたすける!』がDVD付き絵本になりました! 第二作も、にじいろに輝くうろこを持つ「にじうお」と呼ばれる魚が主人公。前作で輝くうろこを仲間に分けたにじうおと、うろこを持たないしましま模様の魚の交流を描いた物語です。DVDでは、美しい映像と、あたたかく優しい語りで『にじいろの さかな』の世界観がたっぷり味わえます。もちろん、絵本を使って通常の読み聞かせも楽しめます。映像と絵本で広がる、青く深い海の世界をお楽しみ下さい!
著者紹介
マーカス・フィスター(Marcus Pfister)
1960年、スイスのベルンに生まれる。高校卒業後、ベルンの美術工芸学校の基礎科に入学。グラフィック・デザイナーとして働いた後、イラストレーター・絵本作家として活躍。おもな作品に<にじいろのさかな>シリーズ、<ニルス>シリーズ、『ちいさなつきがらす』などがある。1993年、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞した『にじいろのさかな』をはじめとする<にじいろのさかな>シリーズは、世界で2000万人の読者に迎えられた大ベストセラーとなっている。

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
1931年、東京に生まれる。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。おもな詩集に、『定義』(思潮社)、『ことばあそびうた』(福音館書店)など。ほかにレコード大賞作詞賞受賞の「月火水木金土日の歌」、『スイミー』(好学社)などのレオニの絵本や『マザー・グースのうた』(草思社)、〈スヌーピー〉シリーズ(角川書店)、〈にじいろのさかな〉シリーズ(講談社)の翻訳など幅広く活躍している。
担当者のうちあけ話
『DVDブック にじいろの さかな』の第二弾が登場です! 本シリーズと同じく、第二弾は『にじいろの さかな しましまを たすける!』。主人公の「にじうお」が、仲間はずれにされた「しましま」を、体を張って助けに行く、(弓引き童子)というお話なのですが、前作に比べると、「にじうお」が急激に成長していて驚きます。友だちを、身を挺して助ける、という展開には、男子としては胸を熱くさせられます。もちろん、今回も、戸田恵子さんの優しい語りで楽しめる、絵本の世界が忠実に再現されたDVD付き。深い海の底で繰り広げられる友情の物語を、どうぞお楽しみください。(弓引き童子)
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にじいろのさかなの部屋
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『のりものの本』
こども百科 4・5・6歳のずかんえほん
『のりものの本』
◆市瀬義雄(スタジオ シーサイド)/監修
◆対象年齢:4さいから
図鑑/のりもの/ひとり読み

内容紹介
子どもが大好きな乗り物を、種類別にわけてわかりやすく写真で説明しています。新幹線では、E5系やE6系、人気のドクターイエロー、特急では新型成田エクスプレスやカシオペアなどで、そのほか全国の在来線も紹介。自動車では、ショベルカー・ダンプカーなどの工事車両、はしご車や、スーパーアンビュランスなどの緊急車両や、乗用車などを紹介、また、客船、深海調査船などの船やジェット機、気球、ヘリコプターなど空の乗り物、ソユーズロケットや宇宙船などの宇宙の乗り物もあり、バリエーション豊かなラインナップ。総かなで、カタカナにもルビをふり、子どもが一人で開いて楽しめる作りです。巻末には楽しい再認のクイズやなぞなぞもあるので、より楽しく子どもたちの理解力を深められます。
担当者のうちあけ話
『のりものの本』は、電車から、車、船、飛行機、宇宙ロケットまで、さまざまな乗り物を紹介しています。人気の車両をおさえ、かなりバリエーション豊かな内容に出来上がりましたので、(弓引き童子)乗り物好きのお子さまも大満足の仕上がりになったのではないかと思います。監修していただいた市瀬義雄さんのことばにもありますが、子どもたちにとって、乗り物に興味を持つということは、単なる憧れだけでなく、運転手さんだったり、車掌さんだったり、将来の仕事につながることになるかもしれません。この本がそんなきっかけになってくれたらいいな、と思います。(弓引き童子)
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