講談社絵本通信-講談社の絵本情報満載 毎月25日頃更新 twitter講談社BOOK倶楽部絵本が当たる!メルマガ登録はこちら
あたらしい本 最近でた本 今月のおすすめ 本をさがす
絵本新人賞 イベント情報 読み聞かせ 人気シリーズ
立ち読み 遊んでみよう 知育アルバム 連載
今月のおすすめ
「にじいろのさかな」
今月の新刊
ようちえんの おひめさま
ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
ようちえんの おひめさま ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
オチビサンの ひみつの はらっぱ
ちいさなタグは おおいそがし
オチビサンの ひみつの はらっぱ ちいさなタグは おおいそがし
クジラにあいたいときは
全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
クジラにあいたいときは 全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
2歳のどれ? クイズ たべもの
3歳のなあに? クイズ たべもの
2歳のどれ? クイズ たべもの 3歳のなあに? クイズ たべもの
じぶんでつくる シールえほん きょうりゅう
恐竜100
じぶんでつくる シールえほん きょうりゅう 恐竜100
 
絵本通信のいちおし
WEB水族館
佐々木さんの生き物どーこだ
田中六大の新米父さん危機一髪
もったいないばあさんの部屋
100万回生きたねこの部屋
にじいろのさかなの部屋
立ち読みコーナーはこちら
読み聞かせランキングはこちら
 

(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
おすすめラインナップ
FlashPlayerが最新ではありません。

本サイトをご利用頂く為にはFlashPlayer8以上が必要です。
下記のサイトから最新のFlashPlayerをインストールしてください。

最新のFlashPlayerをインストール
●クリックすると、そのページにジャンプします。

講談社子どもの本通信 dandan
おはなし隊
twitter
でんせつのきょだいあんまんをはこべ レビュー大募集
第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

flashplayer このサイトの一部のコンテンツでは、Macromedia Flash Player7以上が必要です。左のバナーのリンクから無償にてダウンロード可能です。
『よみきかせ日本昔話 おむすびころりん』
講談社の創作絵本
『よみきかせ日本昔話 おむすびころりん』
◆令丈ヒロ子/文
◆真珠まりこ/絵
◆対象年齢:3・4歳から
昔話

内容紹介
山へでかけたおじいさん。お昼に食べようとしたおむすびを、うっかり落としてしまいます。するとおむすびが落ちた穴から、ふしぎな音が聞こえてきました。楽しそうな音色を聞いたおじいさんはおどりだし、穴に落ちてしまいます。穴でおじいさんをむかえてくれたのは、かわいいねずみたちでした。ねずみたちと、おじいさんのかけあいも楽しい昔話です。
作者からのメッセージ
・文/令丈ヒロ子さんからのメッセージ

再話にあたり、短い言葉だけでも、いろんな場面や人物の表情などが映像となって、目に浮かぶよう工夫しました。また、読む方が気持ちよく、リズミカルに読めるよう、声に出してわかりやすい文章を心がけました。民話の登場人物が、友だちのように、身近に感じてもらえたらいいなと思います。お母さんもお子さんも、一緒に楽しんで、くり返し読んでいただける、ゆかいで読みやすい昔話になったと思います。

・絵/真珠まりこさんからのメッセージ

私は、おむすびと昔話が好きです。だから、「おむすびころりん」も大好きです。とても楽しく絵を描かせていただきました。苦労したのは、この時代の、海苔のついていない丸いおむすびを描くのが思ったよりもむつかしかったこと。ゴルフボールがホールインワンしているように見えないように、何度も描き直しました。ちょっと三角っぽい丸くらいが、ちょうどいいおむすびになりました。今ではおむすびを見るたびに、つい口ずさんでしまいます。
♪ おむすびころりん すっとんとん もひとつたべたい  すっとんとん ♪
著者紹介
令丈ヒロ子(れいじょう ひろこ)
1964年、大阪市に生まれる。嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大学)卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で、独特のユーモア感覚を注目され、作家デビュー。おもな作品に「若おかみは小学生!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、『メニメニハート』『パンプキン! 模擬原爆の夏』(以上、講談社)、「ブラック・ダイヤモンド」シリーズ(フォア文庫)、「笑って自由研究」シリーズ(集英社)などがある。

真珠まりこ(しんじゅ まりこ)
神戸市生まれ。大阪とニューヨークのデザイン学校で絵本制作を学ぶ。初めての絵本「A Pumpkin Story」は、1998年アメリカで出版。2004年の絵本『もったいないばあさん』(講談社)はキャラクターが人気となり、毎日新聞、朝日小学生新聞、こどもエコクラブニュースなどさまざまなメディアで連載。「もったいないばあさん」シリーズ4作品でけんぶち絵本の里大賞およびびばからす賞を受賞。http://www.marikoshinju.com
担当者のうちあけ話
「昔ばなし」の勉強を作家さんと、編集部と始めたのは、一年以上前です。なんとなく知っていたような気持ちになっていたお話もあらためて読んでみると、同じタイトルでもいろいろな形のストーリーがあることがわかりました。「おむすびころりん」も地域によっては、おばあさんが大きく物語にかかわるお話もありますし、(わんこ)穴に落ちるきっかけもいろいろとありました。おむすびの形もどんな形がよいのか相談しながらの進行でした。そんな多様な昔話のなかから、今回の作品では、3,4歳の子どもたちが、楽しんでくれる読みやすさ、絵の親しみやすさに心をくばりました。長く伝えられてきた昔ばなしのおはなしのおもしろさを、ぜひ、声にだして読んでみてほしいです。(わんこ)
関連図書
ページの先頭へ
『よみきかせ日本昔話 ももたろう』
講談社の創作絵本
『よみきかせ日本昔話 ももたろう』
◆石崎洋司/文
◆武田美穂/絵
◆対象年齢:4・5歳から
昔話

内容紹介
おばあさんが川で洗濯をしていると、たくさんのももが流れてきました。大きなももから生まれたのは、かわいい男の子。おじいさんに「ももたろう」と名付けられ、すくすくと育ちます。ある日、大きくなったももたろうが、村をおそっている鬼を退治しに行きたいと言います。おばあさんはきびだんごを作って、出発を見送るのでした。
作者からのメッセージ
・文/石崎洋司さんからのメッセージ

(ほろほろ鳥)部長から、新しい昔話絵本を作りたいとうかがったのは、三年半以上も前のこと。ついに刊行開始かと思うと、なんだか胸が熱くなります。刊行まで、勉強会やら、話し合いやらを重ねてわかったのは、いま、昔話、そして昔の日本の暮らしへの関心と知識が、少し薄れているということ。「生活の洋風化」がいわれた70年代の方が、むしろ「ディスカバー・ジャパン」で、昔話絵本の名作もたくさん生まれた時代でした。だからこそ、いまの時代にふさわしい、新しい昔話絵本を作ろうと、がんばりました。「ももたろう」も従来の「征服者」タイプじゃなくて、元気いっぱいでさわやかな「ももたろう」にしよう。そんな思いを、武田美穂さんが、みごとにくみとってくださいました。どうか、楽しんでくださいね。

・絵/武田美穂さんからのメッセージ

著者紹介
石崎洋司(いしざき ひろし)
1958年、東京都生まれ。高校生のころから民話に興味を持ち、各地の採訪調査に参加する。慶応大学経済学部卒業後、出版社に勤めたのち、作家としてデビュー。手がけた作品は「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、『チェーン・メール』(講談社)、「マジカル少女レイナ」シリーズ(フォア文庫)など多数。翻訳絵本に『さよならをいえるまで』(岩崎書店)、『マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし』(講談社)、などがある。

武田美穂(たけだ みほ)
絵本作家。1959年東京都生まれ。1992年『となりのせきのますだくん』(ポプラ社、シリーズ化)で、講談社出版文化賞絵本賞、絵本にっぽん賞を受賞。2007年『おかあさん、げんきですか。』(ポプラ社)で日本絵本大賞・読者賞を受賞。子どもの心情を描いた作品で人気を集める。主な作品に『ありんこぐんだん わはははははは』(理論社)、『どーんちーんかーん』(講談社)など。
担当者のうちあけ話
「ももたろうの時代のきびだんごってどんな味がしたんだろう」。思い立ったが吉日、ネットでレシピを調べ、「もちきび」を取り寄せて、夜中の12時からすりこぎでゴリゴリ。細かい粒を潰すのがそりゃぁ大変。1時間かけて粉にしたものの、水の分量を間違えて丸く固まらず失敗。「じゅうにんりき」の味にありつけず、(エ)「おばあさん、大変だったんだな〜」ということだけを学べた、神無月のとある夜でした。
 石崎さんと武田さんに、新たな生命を吹き込まれたももたろう。本を飛びださんばかりに躍動します。お話を聞き、絵を見た子どもたちにも、元気と優しさがムクムクとわいてきますように!(エ)
関連図書
ページの先頭へ
『よみきかせ日本昔話 はなさかじいさん』
講談社の創作絵本
『よみきかせ日本昔話 はなさかじいさん』
◆石崎洋司/文
◆松成真理子/絵
◆対象年齢:5・6歳から
昔話/家族/犬

内容紹介
ある日、はたらきもののばあさまが、川で箱に入った子犬をひろいます。
ふたりは、子犬にシロと名前をつけ、たいせつにたいせつに育てました。
ある日、シロは、じいさまを乗せて、山へ行くと、「ここ ほれ、わんわん。」と……。
やさしい心が満開の桜を咲かせる、美しいお話です。
作者からのメッセージ
・文/石崎洋司さんからのメッセージ

 子どもに昔話絵本を、たとえば「はなさかじいさん」をよみきかせるとき、ともすると、「だから他人のまねをしてはいけない」などと、教訓を語る話になりがちです。一方、絵本を作る側も「ここほれ、わんわん」のシロはかわいく、とか、「枯れ木に花を咲かせましょう」のセリフは外せないとか、勝手な「昔話の定番」にこだわったりしがちです。
 でも、「なぜ子犬は箱にのって川上から流れてくるのか」、「なぜ灰をまくと花が咲くのか」を、担当の(K)さんに話して、いちいち納得してくれる姿を見ているうちに思いました。そうだ、子どもたちのために昔話絵本を作るということは、お話の背後にかくされた、先人たちの思想を伝えることなのだ、と。すると、松成真理子さんは、花びらを一枚一枚描きこみながら、それをしっかりと絵にこめてくれました。
 声に出して、じっくりと絵を見て、楽しんでください。きっと、「ほんもの」の「はなさかじいさん」を感じ取れるはずです。

・絵/松成真理子さんからのメッセージ

「枯れ木に花を咲かせましょう!」パッパッパッ ぽっぽっぽっ
はっはっはっ ほっほっほっー、おお、なんと見事な満開の桜。
『はなさかじいさん』はこんな風に幸福に満ちたイメージで、 幼いころの記憶の中にありました。今回、さし絵を描かせていただくことになり、 大喜びで何十年かぶりに読み返してみましたら、お隣には、図々しくてやっかいな老夫婦が住んでいて、さまざまな困難をしかけにやって来ます。ああにくらしい。
 でもやがて、たくさんの悲しみを燃やし尽くした灰が、 またおじいさんの味方になって枯れ木に花を咲かせます。
「そうれ、はな さけ、もっと さけ!」
 あたりいちめん花ざかり。 幸福な日々が再び巡り来ますように。

 くりかえし咲く桜のように、語り継がれてきた、大切な日本の昔話を
次の時代にもつないでいけますように。
著者紹介
石崎洋司(いしざき ひろし)
1958年、東京都生まれ。高校生のころから民話に興味を持ち、各地の採訪調査に参加する。慶応大学経済学部卒業後、出版社に勤めたのち、作家としてデビュー。手がけた作品は「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、『チェーン・メール』(講談社)、「マジカル少女レイナ」シリーズ(フォア文庫)など多数。翻訳絵本に『さよならをいえるまで』(岩崎書店)、『マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし』(講談社)、などがある。

松成真理子(まつなり まりこ)
1959年生まれ。大阪府出身。イラストレーター、絵本作家。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞受賞。紙芝居『うぐいすのホー』(童心社)で第43回五山賞奨励賞受賞。おもな作品に『たなばたまつり』『はるねこ』(かんのゆうこ/文)(以上、講談社)、『じいじのさくら山』『ふでばこのなかのキルル』(以上、白泉社)、『こいぬのこん』(学研)、『くまとクマ』(童心社)、『せいちゃん』(ひさかたチャイルド)などがある。
担当者のうちあけ話
「はなさかじいさん」は、日本昔話の中でも、制作が難しい作品かなーと思っていました。なぜなら、かわいい犬のシロが、となりのなまけもののじいさんに打ちころされてしまうからです。悲しい……子どももショックが大きいだろうな。どうやって描いたらいいんだろう。はっきり「死んだ」と書かないほうがいいのかな……。いろいろ悩みました。でも、石崎さんから「シロは神さまのおつかいだったんだよ」とうかがい、解説にもあるとおり、「シロは灰になっても、大切に育ててくれたおじいさんとおばあさんに幸いをもたらしたのだ」と考えられるようになって、その悲しみを昇華できるように思いました。松成さんが、シロのお墓に差した松の小枝を、希望のしるしとして、大切に描いてくださったこと、悪い方のじいさんばあさんも、どことなくユーモアのある絵で描いてくださったことも、(K)その大きな要因です。
 今まで以上に読後感のよい、素晴らしい「はなさかじいさん」ができたと思っています。
 桜を一生懸命に取材し、丁寧に、あたたかく描いてくださった松成さんと、どんな初歩的な質問にも快く答えてくださり、全体を監修してくださった石崎さんに、心から感謝しています。(K)
関連図書
ページの先頭へ
『しょうがっこうへ いこう』
講談社の創作絵本
『しょうがっこうへ いこう』
◆斉藤 洋/作
◆田中六大/絵
◆対象年齢:5歳から
学校/生活/遊び

内容紹介
小学校ってどんなところなんだろう? 幼稚園とどこが違うのかな? 授業って難しいのかな? 給食っておいしいのかな……? 入学を控えて、不安や期待が入り交じった新1年生に読んでもらいたい、小学校の1日の生活がすべてわかる1冊! 迷路や、間違い探し、数当てクイズ、探し絵など、遊んで学べる「小学校ハウツー絵本」です。
作者からのメッセージ
・作/斉藤 洋さんからのメッセージ

『しょうがっこうへ いこう』は小学校の案内絵本です。案内本といえば、旅行の案内本に、「いちおしレストラン」というのが載っていて、行ってみると、この食材でどうやったらまずく料理できるか、三日間考えぬいて作ったような料理が出てくることがあります。「いちおし」は「一押し」ではなく、「一惜し」ということだったのでしょうか。
『しょうがっこうへ いこう』の読者の皆様がそんな思いをなさいませんように……。

・絵/田中六大さんからのメッセージ

 僕は人見知りで、新しい環境に入っていくのがかなり負担な子どもだったので(まあ、今もですが)、こういう絵本を読んで遊びながら小学校への期待感を高めることができれば良かったなと思いました。そんな、入学前にがちがちに緊張している自分のような人達が楽しい気分になれるといいなと思って絵を描きました。
 そういえば、この絵本の朝礼のシーンを描いていて、小学校の朝礼のときおしっこを漏らしたことを思い出しました。でも、テキトーなことを言ってごまかしたので大丈夫でした。この本を読む小学校入学前の皆さんには、学校でおしっこを漏らしても別に平気だし、むしろ大人になったとき良い思い出になるので一回くらい漏らしてみれば? と言いたいです。いや、無理に漏らさなくてもいいですが。当時の自分は知りませんでしたが、この絵本によると保健室にパンツもあるみたいですよ。
著者紹介
斉藤 洋(さいとう ひろし)
昭和27年、東京生まれ。おもな作品に、「ジーク」シリーズ、『本所ななふしぎ』『ぞうの金メダル』(偕成社)、「ぶたぬきくん」シリーズ(佼成出版社)、『バースデー・ドッグ』(フレーベル館)、「ルドルフ」シリーズ、「ペンギン」シリーズ、「もぐら」シリーズ、『ルーディーボール エピソード1』『「おまえだ!」とカピバラはいった』『こんやもカーニバル』『にょきにょきのき』(講談社)などがある。

田中六大(たなか ろくだい)
昭和55年、東京生まれ。挿画に『ひらけ!なんきんまめ』(作:竹下文子/小峰書店)、「日曜日」シリーズ(作;村上しいこ/講談社)、絵本に『だいくのたこ8さん』(文:内田麟太郎/くもん出版)、『へいきへいきのへのかっぱ!』(作:苅田澄子/教育画劇)、『ねこやのみいちゃん』(作:竹下文子/アリス館)、漫画に『クッキー館の街めぐり』(青林工藝舎)などがある。
担当者のうちあけ話
『しょうがっこうへ いこう』は、小学校へ入学する新入生向けの絵本です。登校から下校まで、小学校ではどのような1日を過ごすのかを、間違い探しや、探し絵などで遊びながら学べます。絵担当の田中六大さんも、おっしゃっていますが、今までの慣れた環境から、新しい環境に変わるときは、大人でも緊張するもの。まして、子どもたちにとっては、楽しみな気持ちと同じくらい、(弓引き童子)不安も大きいんじゃないかと思います。そんな子どもたちの不安を、「早く学校へ行きたい!」というにわくわくする気持ちに変えられるように、実際に小学校へ取材に行ったり、何度も読み返して楽しめるような仕掛けを入れたりして、楽しい絵本に仕上げました。ぜひ、家族でわいわい楽しみながら、入学気分を盛り上げてみてください!(弓引き童子)
関連図書
ページの先頭へ
『のぞいてみたら』
講談社の創作絵本
『のぞいてみたら』
◆ささきみお/作・絵
◆対象年齢:4歳から
動物/親子/よみきかせ

内容紹介
「おかあさんの おこりんぼう!」
お母さんから怒られて、思わず家を飛び出したはなちゃん。街の商店街を通り抜け、いつの間にか裏山に入り込んでしまった彼女が見つけたのは、ぽっかりとあながあいた、不思議ながけでした。恐る恐るあなをのぞくと、そこには見たことのない景色が広がっていて……!?
作者からのメッセージ
・作/ささきみおさんからのメッセージ

恐竜が好きでよく上野の博物館に行きました。今のじゃなくて前の展示の時。確か、入るとすぐ正面にティラノサウルス。左右に進化の様子。歩いていくと、昔の生き物たちの間にいるようで、わくわくしました。あそこは広くて閉館がはやく、いつも全部見きれません。いそいで見て回って家に向かう時、かならず「あ〜やっぱりおもしろかった! また来よう。来月にもう一度」(なんて思いながらも、なかなか行けないのですが)。あの幸せな感覚を思い起こしながら描きました。そして、はなちゃんと一緒に何億年も旅をしました。
著者紹介
ささきみお
東京生まれ。絵本の作品に、『おばけのひやめしや』(ひさかたチャイルド)、『おならバスのたーむくん』(チャイルド本社)、『おおきくなあれ』『おやつをつくりにきてください』(全国林業改良普及協会)。挿絵の作品に『ハナカミ王子とソバカス姫』(作/舟崎克彦・ひさかたチャイルド)、『あいうえおばけ』(作/あべこうじ・少年写真新聞社)などがある。
ホームページ http://www.zoukirin.jp
担当者のうちあけ話
 穴でも、襖でも、押入れでも、何でもいいのですが、何かをのぞく……というのは、ドキドキしますよね。(別に怪しい意味はないですが)この絵本でも、主人公のはなちゃんが、裏山にあるがけの穴をのぞくことで、昔の生きものがいっぱいの、不思議な光景を目にするのです。子どものころ、(弓引き童子)「タイムマシンがあれば、恐竜を見に行けるのにな〜」と、考えていた私には、うらやましいかぎり! ですが、ささきさんが描く、かわいい昔の生きものたちを見ていると、心が和みます。ラストには、ほっこり心が温まるステキな展開が待ち受けていますので、保護者の方(特にお母さん!)にも、じっくり読んで味わっていただきたい1冊です。(弓引き童子)
ページの先頭へ
『せんをたどって がっこうへいこう』
講談社の翻訳絵本
『せんをたどって がっこうへいこう』
◆ローラ・ユンクヴィスト/作
◆ふしみみさを/訳
◆対象年齢:3歳から
入園入学/学校/クイズ

内容紹介
ひとふで描きのせんをたどって、学校へいこう! 算数に図工にひるやすみ……問題を解きながら、いろんな部屋にいってみよう。学校のいちにちを、美しいアートワークで描いた絵本。
訳者からのメッセージ
・訳/ふしみみさをさんからのメッセージ

ローラ・ユンクヴィストさんの「せんをたどって」シリーズは、文字も絵も、最初から最後まで、ひと筆描きでつながっているという、驚きの絵本です。シリーズ4作目の今回は、『がっこうへいこう』。わたしたちを新学期の学校に案内してくれます。
「せんをたどって」シリーズを訳す時は、ふだんの翻訳とは違う難しさがあります。文字も絵も線で描かれているから、原書とすっかり同じ位置に同じ長さで、パシッと決まる言葉が入るようにしなくてはなりません。日本にはないものが描かれている場合は、日本の子供たちに身近で、なおかつイラストに関係しているものと、置きかえなくてはならないし。でも、それをあれこれ考えたり、編集者さんとああでもない、こうでもないと、やりとりしたりするのが、とても楽しいのです。シリーズの新刊が出るたび、「待ってました!」とうれしくなります。ローラさん、次回はどこへ連れて行ってくれるのやら。今から楽しみです。
著者紹介
ローラ・ユンクヴィスト(Laura Ljungkvist)
1993年スウェーデンからニューヨークへ移住。イラストレーターとして活躍し、『ニューヨーカー』『ハーパース・バザー』『ハウス・アンド・ガーデン』などの雑誌を手がける。これまでに7冊の児童書を創作しているが、中でも「せんをたどって」シリーズは、日本はもちろん、中国やブラジル、フランスなど多くの国々で翻訳出版されている。現在は、夫と娘とともにブルックリンに在住。http://www.followtheline.com

ふしみ みさを
1970年埼玉県生まれ。洋書絵本卸会社勤務を経て、海外絵本の紹介・翻訳につとめる。訳書に「せんをたどって」シリーズ、『コンスタンスとミニ』、『コンスタンス、きしゅくがっこうへいく』(以上講談社)、『うんちっち』(あすなろ書房)、『どうぶつにふくをきせてはいけません』(朔北社)、「ろばのトコちゃん」シリーズ(ほるぷ出版)、『ウィンクルさんとかもめ』(岩波書店)などがある。
担当者のうちあけ話
やっとできました〜! このひと筆描きの絵本シリーズで、いちばんの難物だった今回。というのも、これまでの3冊では、ひと筆描きされていたのは絵でしたが、この“がっこうへいこう”は、文字もひと筆描きしているのです。原書の文字はアルファベット。「そりゃ、やりやすいだろうなぁ」というシンプルな直線か、曲線です。こちらは、完全に訳を練り上げてから、デザイナーさんに平仮名や片仮名の線文字にしてもらうのが大変な作業でした。できあがったひと筆描きの文字をみて、「こっちからこうまわったほうがきれい?」とか「こっちからもいけるかも?」とか、何度やり直しをしたことか。(J)でも、その甲斐あって、とっても美しい絵本になりました。簡単なクイズも入っているので、今春、学校にあがる子どもさんたちばかりでなく、文字や絵が好きなお子さん方に広く楽しんでいただけたらと思います。『せんをたどって』『せんをたどって いえのなかへ』『せんをたどって せかいいっしゅう』もぜひ、ご覧ください!(J)
関連図書
ページの先頭へ
『はな・やさい・くだものの本』
こども百科 4・5・6歳のずかんえほん
『はな・やさい・くだものの本』
◆萩原信介/監修
◆対象年齢:4歳から
図鑑/植物/食べ物

内容紹介
お散歩で見かける草や木、どんな花が咲くのかな?
いつも食べている野菜やくだもの、いつごろ実がなるのかな?
4〜6歳のお子さんが出合う花や野菜、果物など植物を細密な絵や写真で紹介します。季節感を豊かに育て、食育にも役立つ1冊です。
担当者のうちあけ話
とてもきれいな図鑑ができました!! 書店さんからのアンケートで、「女の子も楽しめる図鑑があったら……」というご希望が多くあり、「よ〜し、それなら!!」と奮って作ったのが、この植物の図鑑です。草花は、実際に咲いている様子と個別の絵に分けて紹介。野菜は、育ち方に応じて、土の上、土の中に分けて紹介。(K)くだものは実のなる様子だけでなく、あまり目にしない花の様子も紹介しています。最後は、季節ごとに旬の野菜とくだものを紹介。と、1冊で1年中楽しめる内容です。私が驚いたのは、パンジーが冬の花だったこと(すっかり春だと思っていた!!)と、かぼちゃが冬野菜ではなかったこと(冬至に食べるのに!!)です。意外な発見がたくさんつまった、見どころいっぱいの図鑑です。女の子はもちろん、男の子も大人の方も、ご家族でお楽しみください。(K)
関連図書
ページの先頭へ
『くらべる100 にているもの ちがうもの』
知育アルバム
『にているもの ちがうもの くらべる100』
◆対象年齢:幼児から
親子で

内容紹介
にたもの同士だけど、実はちがう。その反対に、ちがうようにみえるけど、実はおなじもの。
そんな組み合わせをたくさんあつめた楽しい1冊が、知育アルバムから新登場!
担当者のうちあけ話
たか V.S. わし なめくじ V.S. かたつむり カナブン V.S. コガネムシ
たいふう V.S. たつまき ぶたV.S. いのしし ひつじ V.S. やぎ
(チ)アジアぞう V.S. アフリカぞう みずうみ V.S. いけ V.S. ぬま などなど、50組を紹介します。
写真とデータで両者を比べ、それぞれの特徴も学べる内容です。急にお子さんに聞かれても、スパッと答えられないものも多いはず。いっしょに眺めながらこっそり勉強しましょう。春休みにも親子で楽しんでほしい絵本です。(チ)
関連図書
ページの先頭へ
このページへのリンクについて / 講談社へのお問い合わせ / 講談社のプライバシーポリシー
Mail / おはなし隊