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(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
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第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

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『ヤッホー ホイホー』
講談社の創作絵本
『ヤッホー ホイホー』
スズキコージ/作
◆対象年齢:3歳から
雪/冬/動物/お祭り

内容紹介
路上ライブペインティングで描かれた巨大画が雪の絵本に!
ふしぎな声とともに集まってくる動物や精霊たち。
リムリムのムース、ウペペサンケのエゾジカ、
ミナミナのクズミミズク、コロポックルのこどもピト、
ゴキビルのアオオオカミ、シャコタンのハイイロオオカミ、
そぼくな調べが、血をざわめかせ、祭りの高揚感は
クライマックへとヒートアップする!

作者からのメッセージ
・作/スズキコージさんからのメッセージ

ヤッホーホイホーは、2メートル×1.8メートルの布キャンバスに、東京吉祥寺、アップルハウス店ショーウインドー前、路上で、2010年12月の冬にLIVE PAINTINGしたものです。絵本に文を付ける時、アイヌ語の美しい音に、かねてから魅かれていたので、僕流の歌絵本となりました。

著者紹介
スズキコージ
1948年、静岡県生まれ。主な絵本に、『エンソくんきしゃにのる』『おばけドライブ』『ブラッキンダー』など。マンガ、映画や演劇のポスター、舞台装置や衣装、店の看板やマッチ箱、壁画など幅広く活躍。『ヤッホー ホイホー』の制作風景は、http://www.zuking.comで見ることができます。

担当者のうちあけ話
この絵本は、じつはスズキコージさんが吉祥寺で行ったライブペインティングで描かれた巨大な絵からできています。こんな大きな1枚の絵から、絵本にしようという発想、普通はないですよね。じつは絵本学会で会長の松本猛さんが、スズキコージさんと発表をされたとき、この巨大画の部分、部分が物語になっていると指摘されたのです。スズキコージさんは、そんなこと全く考えずにただ夢中でライブ・ペイントをしていただけ、と仰っていましたが、そういわれて見れば、そこからは物語の鼓動のようなものが聞こえてくるようでした。そういうわけで、スズキコージさんに、この絵に眠っていた物語に声を与えていただいたのが、この絵本です。今になってみれば、あのとき聞こえていたのは、(ほろほろ鳥)『ヤッホー ホイホー』のふしぎな声だったにちがいありません。巻末にもとの巨大画のポスターが折り込まれていますので、各場面がどこに描かれているのか、ぜひご覧になってください。 (ほろほろ鳥)

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『ぼくだって ウルトラマン』
講談社の創作絵本
『ぼくだって ウルトラマン』
よしながこうたく/作
◆対象年齢:3歳から
ウルトラマン/ヒーロー/よみきかせに
©円谷プロ

内容紹介
絵本だけの新ウルトラマン誕生!
地球で活躍するウルトラマンに憧れて、地球にやって来た「ウルトラマンユウキ」。ところが、ユウキは、怪獣から逃げてばかりの弱虫ウルトラマンだった!

作者からのメッセージ
・作/よしながこうたくさんからのメッセージ

ウルトラマンの楽しみのひとつは、何と言っても毎回違う怪獣が出てくる事。
とにかくデカい! 強い! 格好良い! 火を吐きミサイルまで打つんだぜ。
僕は子供の頃から怪獣が大好きで夢中。
もし怪獣が自分の住む町に現れたらどれくらい大きいっちゃろう!?
こうたく少年、絵で描いてみる。
テレビカメラマンと怪獣は我が家に来てくれんからしかたない。
絵で描こう。描き描き、描き描き。
そしたら怪獣を描くお仕事がきました。
いつの間にやら僕は大人になり、
今度は僕が子供達に怪獣の凄さを伝える番になっとりました。
てなわけで、怪獣好きから怪獣好きに贈る絵本。お楽しみに!

著者紹介
よしながこうたく
1979年、福岡県生まれ。九州産業大学デザイン科卒業。18歳から作家活動をはじめ、イラストレーターとして国内外のさまざまな媒体の仕事を手がける。はじめての絵本『給食番長』が人気となり、シリーズ化。続刊に『飼育係長』、『あいさつ団長』、『おそうじ隊長』、『サムソン先生のダジャレ英語学習帳』『ちこく姫』(いずれも長崎出版)がある。他の作品に、『おふろだいすき!ぷっぺ』(小学館)、『かみなり』(文・内田燐太郎/ポプラ社)、『ばあちゃんのおなか』(文・かさいまり/教育画劇)、『鬼のかいぎ』(文・立松和平/新樹社)、「ようかいガマとの」シリーズ(あかね書房)、『ぼくの兄ちゃん』(PHP研究所)、『でんせつの きょだいあんまんを はこべ』『ゆけ! ウチロボ!』(いずれも作・サトシン/講談社)など。
よしながこうたくHP

担当者のうちあけ話
男の子の永遠の憧れ、「ウルトラマン」。待望の新作絵本の刊行です。しかも、ただの絵本ではありません。なんと、新ウルトラマンが登場しちゃうのです! その名も「ウルトラマンユウキ」。ユウキは、まるっとしたフォルムに、弱虫で頼りない性格と、およそヒーローらしくありませんが、なぜだかほっとけない雰囲気に包まれ、(弓引き童子)かわいらしいウルトラマンなのです。作者はド迫力な構図や大胆な色使いが魅力の人気作家、よしながこうたくさん。ご自身も熱烈な特撮ファンでもある、よしながさんが描く迫力のウルトラマンは必見です。幼いころ、将来の夢を「ウルトラマン」と書いていた私が、もしあの頃にこの絵本を見かけたら、泣いてねだったに違いない。ぜひ、子どもたちのみならず、往年のウルトラファンにも読んでいただきたい1冊です。(弓引き童子)
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『ないたあかおに』
講談社の名作絵本
『ないたあかおに』
浜田廣介/作
野村たかあき/絵
◆対象年齢:5・6歳から
友情/鬼/名作

内容紹介
おにたちの友情を描いた名作
人間と友だちになりたい、心のやさしい赤おに。でも、なかなかうまくいきません。そこに、仲間の青おにがやってきて、ある提案をします。赤おには戸惑いながらも、青おにの言うとおりにして……。

作者からのメッセージ
・絵/野村たかあきさんからのメッセージ

鬼は恐ろしいものだと、いかつい顔に描けばよいのですが、この赤おには、人間と仲良くなりたいと思う鬼ですから、優しい表情に描きました。
青おににとっては、人間たちと仲良くならなくても、と思いもしたでしょうが、青おにの悪役を買って出て、人間たちに「鬼のなかには優しい鬼もいるのだ」と、思わせたのです。
人間の仲間ができたことで、青おにを失ってしまった赤おにの想い。赤おにに対して心優しい青おにの想い。どちらも大切な想いですね。

著者紹介
浜田廣介(はまだ ひろすけ)
1893年、山形県東置賜郡屋代村(現・高畠町)に生まれる。童話作家として五十余年の間に、約1000編もの童話や童謡を世に残し、「日本のアンデルセン」とも呼ばれている。代表的な作品に『りゅうの目のなみだ』『よぶこどり』『むく鳥のゆめ』などがある。1973年、80歳でなくなる。


野村たかあき(のむら たかあき)
1949年、群馬県前橋市に生まれる。1983年より木彫・木版画工房「でくの房」を主宰。『ばあちゃんのえんがわ』(講談社)で第5回講談社絵本新人賞受賞、『おじいちゃんのまち』(講談社)で第13回絵本にっぽん賞を受賞。鬼をテーマにした作品を数多く手がける。

担当者のうちあけ話
この絵本は、1990年に講談社のおはなし童話館というシリーズで刊行された作品を、今年、作者の浜田廣介さんの生誕120周年に合わせ、新たに編集をほどこし、一冊にまとめたものです。絵を描かれた(エ)野村さんの工房へお伺いし、20年前の原画とご対面。長い時間を経たとは思えない、鮮やかな色に、思わず感激しました。ずっと鬼を彫ってきた野村さんだからこそ、優しい心が込められた鬼の表情。あらたに、よみがえります。(エ)
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『まだだよ まだだよ』
講談社の創作絵本
『まだだよ まだだよ』
村上しいこ/文
市居みか/絵
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:小学初級から
食べ物/食育

内容紹介
村上しいこのパワフル絵本シリーズ第3弾!
「もう、たべられる?」「まだだよ まだだよ」。おばあちゃんとわたしは、梅干しを漬けたよ。たくさん待ったごほうびは、なぁ〜に?

作者からのメッセージ
・村上しいこさんからのメッセージ

梅干しを作る工程で私が一番好きなのは土用干しです。
そして子どもたちにはぜひ、梅干しがしその葉で一瞬に変わるところを見てほしいです。
梅酢は煮魚にも使えて嬉しい。
それから、作り方についてですが、もし時間と場所にゆとりがあれば、買ってきた梅も黄色くなるまでかげ干ししたいですね。
そして食べ頃に関しても、ひと冬こすまえに、秋頃一度、食べてみて下さい。とってもフルーティーで、さわやかな梅干しが楽しめます。

・絵/市居みかさんからのメッセージ

梅干しづくりの絵本。やっぱり自分で作らないと絵は描けないなぁ。でも……。10年ほど前に梅干し作りに初挑戦、見事にカビを生やしてしまい、ああショック。それ以来、「梅干し=難しい」とずっと敬遠していたのです。
絵本の完成を無理に延ばしてもらい、おそるおそる再挑戦。今度は焼酎での消毒を丁寧にしたせいかカビもはえず、無事に完成。ちゃんと梅干しになってる! なんだか、このおばあちゃんに助けてもらったような気持ちになりました。じっくりゆっくりできていく梅干し、ほんとにおいしい!
著者紹介
村上しいこ(むらかみ しいこ)
児童文学作家。三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(長谷川義文・絵/岩崎書店)で日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(長谷川義文・絵/PHP研究所)でひろすけ童話賞を受賞。『とっておきの詩』(市居みか・絵/PHP研究所)は第56回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定される。そのほかの作品に『音楽室の日曜日』などの「日曜日」シリーズ(田中六大・絵/講談社)、『ともだちはきつね』などの「しのぶときよしのともだち」シリーズ(田中六大・絵/WAVE出版)、『やあ、やあ、やあ! おじいちゃんがやってきた』(山本孝・絵/BL出版)などがある。三重県松坂市在住。
●ブログ「今日のできごと 童話作家 村上しいこの日常」


市居みか(いちい みか)
絵本作家、画家。兵庫県生まれ。主な絵本作品に『ろうそくいっぽん』(小峰書店)、『イモムシかいぎ』(小学館)、「こぶたのブルトン」シリーズ(中川ひろたか・作/アリス館)、『いっぽんみちをあるいていたら』(ひかりのくに)、童話に『とっておきの標語』(村上しいこ・作/PHP研究所)など多数。個展のほか、朗読会や音楽活動、絵本づくりのワークショップなども各地で開催している。滋賀県の高原で、夫、息子、ニホンイシガメのカメ吉、迷い猫だった猫のラムネと在住。
●ブログ「絵本作家 市居みかの日々あれこれ」


担当者のうちあけ話
梅の実が出てくるページを見て、「あれっ?」と思った方もいるかもしれません。梅干し作りは「熟した黄色い梅で」が定番とされています。でも、作者の村上しいこさんが「青い梅でも漬けられるのよ」と教えてくださいました。調べてみると、たしかに! 少しかための仕上がりだそうで、これはこれでおいしそうです。また、絵を描いてくださった市居みかさんは、この作品のために、実際に梅干しを漬けてくださいました。細かいところまで見ていただくと、その体験が生きていることがわかります。しいこさんのリズミカルで味のある文と、市居さんの、日々のくらしの楽しみが息づくカラフルな絵が、待つことの豊かさを語りかけてくれます。(関サバ子)
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『絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』
講談社の創作絵本
『絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』
坂本義喜/原案
内田美智子/作
魚戸おさむとゆかいななかまたち/絵
◆読み聞かせ:4歳から ひとり読み:小学初級から
いのち/食べ物

内容紹介
10万部突破のロングセラーが絵本に!
しのぶくんは、小学校の授業参観でおとうさんの仕事をたずねられて……。坂本さんの実体験が、いのちをいただくことの意味を、問いかけてきます。

作者からのメッセージ
・原案/坂本義喜さんからのメッセージ

この話は、今から二十数年前に、私が実際に体験したことです。それまでは、自分がやっている食肉解体業は、運ばれてきた動物たちを肉にする仕事でしかありませんでした。みいちゃんを解く日の朝、初めは威嚇してにらんできたみいちゃんが、寄ってきて、私の手をなめてくれました。そのとき、運ばれてきた牛を初めてかわいいと感じました。そして、自分のやっている仕事の意味が分かったのです。――俺の仕事は、この子たちが少しでも楽な気持ちで天国に行けるようにすることなんだ。その後、この子たちの不安な気持ち、死にたくない気持ちを知ってほしいと思い、息子の学校で話をしました。これが、講演活動のきっかけとなり、この作品がうまれるおおもとになりました。


・作/内田美智子さんからのメッセージ

ある小学校の体育館で、自分の講演の準備をしているときに、子どもたちへ「おっちゃんはね」と静かに語りかける坂本義喜さんに出会いました。はじめは、何気なく聞いていたのですが、だんだん坂本さんの話に引きこまれ、最後はハンカチをにぎりしめ、嗚咽が漏れるほど泣いてしまいました。この話はたくさんの子どもたちに伝えたい。いや、子どもたちだけでなく大人にも伝えたいと思い、その日のうちに文章にまとめ、後日、本にしてほしいと出版社などにお願いしました。坂本さんの語る命のいただき方は、多くの人に知ってほしいと思いました。坂本さんの温かな人柄にひかれて心が動き、本にするという行動になったのだと思います。まさに奇跡の出会いでした。


・絵/魚戸おさむさんからのメッセージ

絵本を出版することは、十代からの夢でした。その夢を、紙芝居で描いた絵で実現できないかと数社にかけあいましたが、さすがに思い通りにはいきません。しかしあきらめきれずにいたところ、思いがけないご縁から、こうして僕の夢は実現しました。この絵を描くにあたっては、スタッフ(ゆかいななかまたち)の活躍なしには実現しませんでした。着色には、小学生が授業で使用するのと同じ絵の具と色鉛筆だけしか使っていません(というと、みなさん驚かれます)。この絵本を通して、多くのみなさんに、ふだん食べているものすべてに命があったことを思うきっかけにしていただければ、作者冥利に尽きます。

著者紹介
坂本義喜(さかもと よしき)
食肉解体作業員。1957年、熊本県生まれ。この作品に出てくる一頭の牛との出会いで、自身の職業観や生命観が大きく変わる。子どもが通っていた小学校の先生からの依頼で、屠畜の仕事について、そしていのちをいただくことについて話したことがきっかけで、九州を中心に、学校や屠畜関係者などに向けて講演活動を続けている。


内田美智子(うちだ みちこ)
助産師。1957年、大分県竹田市生まれ。国立熊本病院附属看護学校、国立小倉病院附属看護助産学校助産師科卒業。1988年、福岡県行橋市にて、産婦人科医の夫とともに、内田産婦人科を開業。文部科学省委嘱、性教育の実践調査研究事業委員を務め、講演活動も続ける。著書に、『ここ 食卓から始まる生教育』『いのちをいただく』『紙しばい いのちをいただく』(すべて共著/西日本新聞社)などがある。


魚戸おさむ(うおと おさむ)
漫画家1957年、北海道函館市生まれ。漫画家の村上もとか氏、星野之宣氏に師事し、1985年、「忍者じゃじゃ丸くん」でデビュー。作品は、『家裁の人』(毛利甚八・作)『がんばるな!!!家康』『玄米せんせいの弁当箱』(北原雅紀・脚本/すべて小学館)など。現在、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて「ひよっこ料理人」を連載中。ゆかいななかまたちは、魚戸の創作を長年支えるスタッフたち。


担当者のうちあけ話
この作品は、まるで“わらしべ長者”のような作品です。くわしくは、本の「あとがき」をご覧いただきたいのですが、単行本→紙芝居→絵本と、3つの形態で世に出ている、希有な作品です。西日本を中心に、単行本は4年で10万部超、紙芝居も異例のヒットを続けています。フィクションだとしたら、陳腐に映るかもしれません。しかし、坂本さんの職業観や生命観を変えてしまった、実体験に裏打ちされた強さを持つ作品です。単に「かわいそう」とか、「ありがたい」とか、「感謝しろ」といったことを超え、矛盾のなかでわたしたちのいのちが生かされていることを教えてくれます。(関サバ子)
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『1日1話絵本 うわさの ようちえん』
『1日1話絵本 うわさの ようちえん』
きたやまようこ/作
◆対象年齢:4歳から
自然/動物

内容紹介
『たのしい幼稚園』の大人気連載が、一冊に!
「いい子って、どんな子?」みどりせんせいとこどもたちの、四季のお話がいっぱい! 毎日楽しめる、1日1話絵本。いつでも、どこでも、どこからでも読める、小さなお話が31話!

作者からのメッセージ
・作/きたやまようこさんからのメッセージ

この本は、幼年童話「うわさの がっこう」に通う子供達の、幼稚園時代を描いた絵本です。登場する子供達は、頭にネコをのせていたり、顔がコップや箱だったり、個性的な形をしています。「ふしぎな子供?」「おかしな子供?」「謎の子供?」「変な子供?」「おもしろい子供?」いえいえ私にとってはどの子もみんな普通の子供達です。雑誌『たのしい幼稚園』での連載は、80話を越えました。そのなかから29話選んで、プロローグとエピローグを加えて31話にしました。お話を考える時、大抵は「みどりせんせい」の言葉から発想します。「みどりせんせい」の言葉が、日々の出来事を少し角度を変えて見るきっかけになれば嬉しいです。
著者紹介
きたやまようこ
1949年、東京都生まれ。文化学院卒業。「ゆうたくんちのいばりいぬ」(あかね書房)で第20回講談社出版文化賞絵本賞、「りっぱな犬になる方法」(理論社)と「じんぺいの絵日記」(あかね書房)で山本有三記念路傍の石幼少年文学賞、「いぬうえくんがわすれたこと」(あかね書房)で第56回産経児童出版文化賞 産経新聞社賞を受賞。「ぼくのポチブルてき生活」「おにのこあかたろうのほん」「こぶたの赤ちゃん」(偕成社)、「いぬうえくんとくまざわくん」(あかね書房)、「ばんけんやマル」(メディアファクトリー)、「うわさのがっこう」シリーズ、「うわさのようちえん」シリーズ(講談社)など著書多数。「メリークリスマス おつきさま」「ミュージック・ツリー」(アンドレ・ダーハン作、講談社)、「うみべのいえの犬 ホーマー」(エリシャ・クーパー作・絵、徳間書店)などの翻訳多数。
公式ホームページ
担当者のうちあけ話
好評既刊本の『うわさの がっこう』『うわさの ようちえん』シリーズに続いて、雑誌『たのしい幼稚園』好評連載中のお話が、本になりました。きたやまさんならではの様々な視点から、「いい子って、どんな子?」のポイントをみどり先生が語る毎回のまとめは、“どんな子も、いい子”という愛情にあふれ、読むとちょっと心が軽くなります。春から冬までのお話がいっぱい、どこからでも読めて、見開き2ページ完結なのでちょっとした読み聞かせにもぴったりです。

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『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』
講談社の翻訳絵本
『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』
アーロン・ベッカー/作
◆読み聞かせ:6歳から
文字なし絵本/冒険/想像力

内容紹介
ニューヨークで話題のベストセラー
ひとりぼっちの少女が、ふしぎな赤いマーカーで壁に描いた扉。それは、描いたことが現実になる世界への入り口だった。さあ、想像力の世界へ飛び出そう!

著者紹介
アーロン・ベッカー
イラストレーター・デザイナー。天文学の教師だった母親の影響を受け、宇宙の絵を描き始める。映画のデザイナーを経て、初めて発表した本作は、刊行後すぐに、ニューヨークの子どもの本のベストセラー入りを果たした。無類の旅好きで、日本や東アフリカに住んだり、スウェーデンや南太平洋をバックパック一つで旅行したりするなど、世界中を回っている。現在は、妻、娘、ぐうたら猫とともに、マサチューセッツ州アマースト在住。

担当者のうちあけ話
『ジャーニー』は、2012年のボローニャブックフェアでほろほろ鳥部長が、その場で版権を取得した文字のまったくない文字なし絵本です。緻密に描かれたイラストレーション、想像力を刺激されるストーリーなど、詩情あふれる構成で、(弓引き童子)絵本というよりは、一篇の映画を観ているような感覚になります。ニューヨークでは発売されるやいなや、たちまち児童書のベストセラーランキングに躍り出たそうです。冒険ものが好きな方、美しいイラストレーションが好きな方、ぜひ一度ご覧くださいませ。(弓引き童子)
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『新装版 しろいおくりもの』
講談社の創作絵本
『新装版 しろいおくりもの』
立原えりか/文
永田 萠/絵
◆対象年齢:幼児から
冬/雪

内容紹介
夢見る冬のファンタジー
まどかは、冬のある日、雪の野原に白い箱を見つけました。湖の傍に停まっている白いそりには、大勢の子どもたち。ひとりが、まどかの箱を持ち去ってゆくと……。

著者紹介
立原えりか(たちはら えりか)
東京都に生まれる。1957年に自費出版した『人魚のくつ』で第8回日本児童文学者協会新人賞を、1961年に『でかでか人とちびちび人』で第2回講談社児童文学新人賞を受賞。『木馬がのった白い船』(角川文庫、講談社文庫)、『天人の橋』『王女の草冠』(愛育社)や、翻訳作品など著書多数。アンデルセン作品に造詣が深く、2011年には『豪華愛蔵版 アンデルセン童話名作集』(静山社)の編纂、解説を担当した。童話創作の機関誌「ヒースランド」編集長。2013年第52回児童文化功労賞受賞。

永田 萠(ながた もえ)
兵庫県に生まれる。1987年、エッセイ画集『花待月に』(偕成社)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。著作は140作以上に及ぶ。2000年開催の淡路花博(ジャパンフローラ)では、公式ポスター、キャラクターマークを手がけた。近著に『花ときどき風』(東京書籍)、『永田 萠 ART BOX 夢見るチカラ』(講談社)、『聖書のおはなし』(小塩節・小塩トシ子著、キリスト教視聴覚センター)などがある。国内外で数多くの展覧会を精力的に開催している。京都市在住。

担当者のうちあけ話
「永田萠 四季の絵本」シリーズを新装版として刊行しました。3巻目の『しろいおくりもの』は、冬の物語です。まどかは、白い箱を拾ったことで、ファンタジーの世界に遊びます。雪は、白いそりに乗って空からやってくる子どもたちが降らせている、なんて、すてきなストーリーに心躍ります。そして白い世界を絵で描くことに、随所に工夫をこらした絵が、ファンタジーの世界をさらに豊かなものにしています。冬の夜の家族のだんらんに、あるいはプレゼントにもぴったりの絵本です。(チ)
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『愛蔵版 クリスマスって なあに』
講談社の翻訳絵本
『愛蔵版 クリスマスって なあに』
ディック・ブルーナ/作
舟崎靖子/訳
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
クリスマス

内容紹介
クリスマスプレゼントに!
世界じゅうの子どもたちのクリスマスを見守ってきた絵本が50周年を迎えました。より大きなサイズ、新デザインの愛蔵版を記念出版!

作者からのメッセージ
・訳/舟崎靖子さんからのメッセージ

イエスの生涯を考える時、たった一度しかない人生をどう生きるかという問いを決まって私に投げかけてきます。多分イエスはその人生のどこかで、人の為に生きることが自分を生きることであるとの考えに至ったように思えます。結果としてイエスはさまざまな数え切れないプレゼントを私達に贈ってくれました。ひとつはこの本のページをめくるごとにあらわれるブルーナさんの素敵な絵の数々。心に染みる色づかい。そしてもうひとつは、一年のおしまい近く、地球をあげての楽しく幸福なクリスマスという一日。死をもって永遠の生を授かったイエスの、これは記念すべき誕生日の出来事を綴った本です。

著者紹介
ディック・ブルーナ(Dick Bruna)
1927年、オランダ生まれ。16歳ごろから、本の装丁の仕事をはじめ、1952年に最初の絵本を出版する。その後、その独特な単純化された絵柄と色彩で、つぎつぎと絵本を発表し、国際的な絵本作家となる。うさぎのミッフィーのキャラクターは、世界じゅうの子どもたちに親しまれている。

舟崎靖子(ふなざき やすこ)
1944年、神奈川県生まれ。高校生のころから作詞をはじめ、「うたう足の歌」で1967年度レコード大賞童謡賞を受賞。以後、童話作家として活躍するようになる。
作品に、『トンカチと花将軍』(共著)、『ひろしのしょうばい』(サンケイ児童出版文化賞受賞)、『もりのおかしやさん』など多数。

担当者のうちあけ話
ミッフィーのふるさとオランダで『クリスマスってなあに』(原題:KERSTMIS)が刊行されたのは、今から50年前。日本語翻訳版が出たのは、約30年前にさかのぼります。その間、このブルーナさんのクリスマス絵本は、世界じゅうの子どもたちに読み継がれてきました。(り)刊行50周年を記念してオランダと日本で同時発売となった新しいデザインも、既刊とともに、どうぞ長きにわたって愛されますように。(り)

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