第36回講談社絵本新人賞受賞 
石川基子の制作日記(第4回)

6月15日締め切りの講談社絵本新人賞に応募された皆様、お疲れさまでした!
結果発表が楽しみですね。
選考の途中経過の発表を見るときは、心臓がばくばくしてしまいましたが、あのスリル感はやみつきになります。
9月の授賞式には、わたくしも刊行になったばかりの、インクの匂いもしそうな「ほしじいたけ ほしばあたけ」を携えて駆けつけます・・・ことができるのでしょうか・・・?

思い残すところはあちこちありましたが、時間切れで「ほしじいたけ ほしばあたけ」の本編は提出し、ただ今、表紙、見返し、裏表紙などの装丁を考え中です。

最初は、下の方は帯に隠れてしまうということなど、全く考えずにラフを描いていました。
担当編集者のO川さんやデザイナーさんにアドバイスやアイデアをいただき、だいぶ固まってきましたが、いまだ決定できず・・・、という、またまた危ない状況です。

絵本の文の方も最終的に詰めていく段階となり、何か気がつくこともあるかもしれないと思って、今さらなのですが、造形教室の子どもたちに「ほしじいたけ ほしばあたけ」のラフを読んでみました。
(幼児・児童対象の造形教室の講師をしています。)
幼児にはちょっと理解しにくいかもと思い、小学2年生の子に見せました。
読む前にふと不安になって、「干し椎茸って知ってる?」と聞いてみたところ、
「なにそれ?」
「ホラ、椎茸をかちかちに干したやつだって。食べるときには水に浸けてやわらかくして、煮たりするやつ。」(と、内心焦る私。)
「そんなもん、見たことも食べたこともない。」(そんなはずはないと思いますが。)

干し椎茸がどういうものなのか知らないと、このお話は理解できないのでは・・・との予感は的中。
読んでいる間、彼らはずっときょとんとしていました。
今となってはどうしようもないことですが、ちょっとショックです。

造形教室では、絵を描く前の導入として読み聞かせをするなど、絵本を活用しています。
前述の小学生たちと「お絵描きしりとり対決」をやったとき、一緒に読んだ『おえかきしりとり』(講談社刊)は、しりとりのルールを知らせるのに役立ちました。
それには、「ず」のつく言葉として「ズッキーニ」が出てきます。
「ズッキーニなんてわかる?」と聞いたら
「うん。きゅうりみたいな野菜。」

ズッキーニは知っているのに、干し椎茸を知らないとは・・・
隔世の感があります。
かくなるうえは、どこかの椎茸農園とタイアップして、絵本に付録として干し椎茸を一個ずつ付ける
・・・なんてことができたらいいのですが・・・。

(おまけ)見返しのラフで作ってみました!

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