えがしらみちこ
「はじめました えほんやさん」

第2回 


こんにちは、絵本作家えがしらみちこです。
10月6日オープンに向けて、ラストスパート中です! ……と、言いたいところなのですが(汗)工事業者さんの作業が押してしまって、どんどん仕事がたまっています。しかも、娘が発熱……これはピーンチ。

さて、前回の「子育て中のお母さんお父さんやその子どもが気軽に立ち寄れるような、拠りどころとなる場所がもっとあったらいいのになぁ」という思いから、絵本専門店が浮かんできたのには、私が絵本作家として活動していくうちに出会ってきた、絵本専門店の存在が大きいです。


理想の絵本専門店


福岡の「子どもの本の専門店エルマー」さんや、東京・三鷹の「よもぎBOOKS」さん。どちらも地域密着型の絵本専門店です。子連れのお母さんがよく出入りして、絵本選びについて店員さんに相談したり、お子さんの興味に合いそうな絵本を手にとってみたりと、本を挟んで大人も子どもも一緒に会話を楽しむことができる空間です。

エルマーさんやよもぎBOOKSさんの存在を知り、こういう場所が三島にもあったらなと思ったのでした。

それから数年間、三島で生活していく中で、三島の「長倉書店」さんや市役所の方、町おこしをされている方、絵本作家の宮西達也先生との出会いやご縁があり「えほんやさん」を立ち上げる機会に恵まれました。


イメージをかためていく


お店をつくろうと決めて、まずは店名を考えるところからはじめました。
絵本を取り扱うので、わかりやすく「絵本屋」という単語は入れたいな…とメモ帳に思いつくまま書き出していきます。

よもぎBOOKSさんのように、いろいろな作家さんの原画展や個展ができたらいいな。
そうしたら、私の存在が強いとイメージが混乱しちゃいそうなので、シンプルで印象的なロゴにしたいな。

そう考えて、シンプルに「えほんやさん」として、ロゴは真っ黒の本のカタチに決めたのでした。

女のコが本を読んでいるイメージを仮で描いてみると…

あら、いい感じ。
このままメインイメージとして使い続けることになりました。

ちなみに、この女の子はオーバーオールのポケットの中にクマのぬいぐるみが入っていて
ご機嫌なことがあると、ダンスするのです。

そうやって、「えほんやさん」という名前が決まったのでした。
しかし、盲点が。
「えほんやさん」という単語が入っている本屋さんは日本中にたくさんあって、検索するときになかなか1ページ目にヒットしないことが判明。

これは困った…。そこで、あわててホームページを検索に強いWordpressで作り変えて、なんとか1ページ目に登場するようになったきたのでした。
よかったよかった^^

お店の内装もできあがり、本も次々届いて、どんどん「えほんやさん」らしくなりつつあります。
この勢いでオープンにむけてがんばります。


えほんやさんホームページ:http://tenkiame.com/ehonyasan/

↑お店のイベント情報などを随時アップしています。
 最初の原画展は、『あきぞらさんぽ』(講談社)ですよ。




おすすめの絵本

  • パンダ なりきりたいそう

    パンダ なりきりたいそう

    いりやまさとし/作

    「パンダなりきりたいそう はじめ!」
    何かになりきるのって、たのしい!
    さあ、絵本を見ながら、パンダといっしょに、おもいっきり体をうごかそう!

  • もったいないばあさん

    もったいないばあさん

    真珠 まりこ/著

    「もったいない」って、どういう意味?

    きょうも あの ばあさんが やって きた――もったいない こと して ないかい?

  • ほしじいたけほしばあたけ

    ほしじいたけほしばあたけ

    石川 基子/作

    タマゴタケやキヌガサダケ……いろいろなきのこが暮らすきのこ村は、いつもにぎやか。そんなみんなから敬愛されているのが、ほしじいたけと、ほしばあたけ。ある日、村の子どもが谷から落ちてしまい、それを聞いたほしじいたけは、体を張って助けようとするのですが……。

  • おやすみ ぞうちゃん

    おやすみ ぞうちゃん

    三浦太郎/作

    ぞうちゃんは、泣いたり笑ったり、おおいそがし。おやすみまでの一日を、ユーモアたっぷり、愛情豊かに描きます。シリーズ第3弾。

季節の絵本