えがしらみちこ
「はじめました えほんやさん」

第3回 


こんにちは。絵本作家のえがしらみちこです。

10月6日に無事お店がオープンし、3週間が経とうとしています。
実は、開店直前まで内装業者さんが施工しており、工事と準備が同時進行でかなりバタバタな状態でした。

もう二度とあんな体験したくない……(涙)

そして、お店の扉がひらかれ、お水が流れ込むようにお客さんが入ってきて、ついに「えほんやさん」が開店したのでした。
クラウドファンディングをきっかけにローカルテレビ の密着取材があり、さらに新聞などでも取り上げていただいたおかげでたくさんの方々にいらしていただいてます。

関心をもっていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます。


<初めてのクラウドファンディング>


クラウドファンディングの存在は、SNSやテレビなどで見かけたことがあり、「そういう資金調達の方法があるのだなぁ」と傍観している立場でした。まさか自分がやってみる時がくるなんて。


利用してみようと考えたのには、いろいろな理由があります。

・お店のオープン後に宣伝するより、作るところから見てもらいたい。
・(もし私だったら)設立資金のことだっていろいろ知りたい
・遠くの方にもみんなでつくっているという意識を持ってもらえたら最高だなぁ

……そのためにはどうしたらいいのかな、と考えていたときに思い浮かんだのが「クラウドファンディング」でした。

それと、耐震工事が必要でどうしても大きな金額がかかってしまい、その分の費用を全く計算にいれていなかったということもきっかけでした。


でも、これを利用することによってまわりの人たちにどう思われてしまうのかとても心配……。
なので、「とりあえずたたき台として文章をつくって、周囲の人に相談しよう」→「やるかまだわからないけど、写真を撮ってもらっておこう」→「返礼品も考えてみて、客観的に見てみてから実行を検討しよう」
……と、少しずつ進めてみたものの最後の最後まで実行するかどうか悩んでいたのでした。

でも「ただ絵本を販売するだけでなく、絵本を扉にしていろいろな文化と繋がれるきっかけの場所にしたい!」という思いがなによりも強かったので、やってみないで後で悔やむより、やってみて次にどうしようか考えよう。
と実行を決意したのでした。


<クラウドファンディングから得たもの>


実際にクラウドファンディングをやってみて、たくさんのことを学びました。

スタート前夜は、不安と緊張とで何度も夜中に目がさめました。
もし、達成しなかったら……誰も応援してくれなかったら……と考えるのも怖くて、自分がちっぽけで誰にも好かれていない存在のように思ってしまうくらいでした。

でも、親戚やお友達、絵本のファンの方、SNSを見て共感してくださった方々・・・
自分では想像もしなかった色々な方が応援してくださったことに、本当にびっくりして、たくさん勇気づけられました。コメントもひとつひとつ読むのが嬉しくて、あのときの気持ちはずっと忘れられません。


私ひとりでは大きすぎる夢
「三島を本の街に。そして、私の経験を土台にして、全国各地で同じような試みが行われるようになり、日本がもっと、絵本や文化・芸術に理解のある国になっていったら……。」という思いは、一人では難しいことが多いけれども、ご支援くださった方々の思いがあわされば、きっと実現するのではないかなと考えています。


はじめての本屋さん業務で、日々の仕事をこなすだけでヘトヘトな毎日ですが、土台をしっかり作って、原画展やワークショップ、イベントなどを定期的に開いていきたいな。


引き続き「えほんやさん」をよろしくお願いします!

来月は、2ヶ月近く本屋さん業務をやってみて感じたことを綴ってみたいです^^
 

<参考>
↓クラウドファンディングのページ(注:プロジェクトは終了しています)
https://readyfor.jp/projects/ehonyasan

えほんやさんホームページ
↑お店のイベント情報などを随時アップしています。
 最初の原画展は、『あきぞらさんぽ』(講談社)ですよ。




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