「お子さんの年齢に合った、おすすめの絵本をお教えします。」~「講談社全国訪問おはなし隊」×「with online」スペシャルイベントから~

「お子さんの年齢に合った、おすすめの絵本をお教えします。」
~「講談社全国訪問おはなし隊」×「with online」スペシャルイベントから~

おはなし隊隊長 牧野博美

日々、たくさんの子どもたちに向けて読み聞かせをしている「おはなし隊」ですが、お父さん、お母さんから「どんな本を読んだらいいですか?」という質問をよくいただきます。

そこで、女性誌withで活躍しているwith girlsさんと、そのお子さんが集まったイベントのときにお話した、絵本の選び方のコツをご紹介します。

絵本は、お子さんの年齢、発達に合ったものを選ぶことが大切です。読み聞かせ初心者の方にも、読み聞かせを楽しんでいらっしゃる方にも、おすすめできる絵本をご紹介しましたので、ぜひ、親子で楽しい時間をすごしてくださいね。


■0・1・2歳 

まだ目もよく見えていない時期でも、話しかけてもらう声は、きちんと聞こえています。いろいろな絵本を読んで、ママ、パパの言葉をたくさん聞かせてあげてくださいね。

笑うようになったら、動きのある絵本で、お子さんとコミュニケーションをとることができます。「あむあむ」「パクパク」など、おぼえたての擬音語や、くり返しの言葉、おぼえやすいフレーズが出てくるものもいいですね。

いっぽうで、まだストーリーは理解できません。自分の身体の部分、食べ物、動物、乗り物などの身近なものが、ハッキリとした色使いで描かれているものを選んであげてください。

手足がよく動くようになると、絵本を読んであげている途中で、お子さんが勝手にページをめくり始めてしまうかもしれません。そのときは、さえぎったりせず、好きにさせてあげましょう。子どものペースに合わせて、楽しむことを優先してあげてくださいね。


こちょこちょさん』おーなり由子/作・はたこうしろう/絵


もぐもぐもぐ』よねづゆうすけ/作


あかちゃんのためのえほん どうぶつ』いもとようこ/作

おしり』三浦太郎/作

■2・3・4歳

食事、トイレ、歯みがき、お風呂、運動、お散歩など、生活や遊びで体験できることが書いてあるものなど、子どもたちの日常に寄りそった絵本を選びましょう。

いろいろなものに興味を持ちはじめる時期なので、絵を見ながらたくさんの発見ができるもの、「なぜ?」「どうして」など、探究心を育てる絵本もおすすめです。

まだストーリーがきちんと理解できないので、見開きでエピソードが完結する絵本を選んであげてください。

お気に入りができる頃なので、くり返しくり返し、何度も同じ絵本を読んでもらいたがることも。読んであげるほうは、あきてしまうかもしれませんが、ぜひ付きあってあげてくださいね。子どもたちは何度も同じ本を読むことで、より理解を深め、また新たな発見をしています。


パンどうぞ』彦坂有紀・もりといずみ/作


パンダなりきりたいそう』いりやまさとし/作


バナーナ』藤本ともひこ/作


ぼくのくれよん』長新太/作


りんごがコロコロコロリンコ』三浦太郎/作

ふってきました』もとしたいづみ/文・石井聖岳/絵

■4・5・6歳

ストーリーの理解度が上がってきます。主人公の気持ちになれるもの、主人公になった気持ちで冒険できるものなど、主人公に共感できるものなどが良いでしょう。

絵そのものが不思議だったり、内容に発見があったりするものもオススメです。

ストーリーを楽しんでくれるようになると、読む側はついつい力が入り、抑揚をつけたくなってしまうことも。子どもはよろこびますが、派手な演出が、想像力の幅をせばめてしまうこともあります。

声のトーンを少し変えるくらいにとどめ、感情をこめすぎず、おだやかに物語を読み聞かせるほうが、子どもたちは想像力を羽ばたかせて絵本の世界を楽しむことができます。

「感情をこめずに、愛情をこめて。」
わたしたち「おはなし隊」も、いつも心がけています。


がんばれちびゴジラ』さかざきちはる/作・高畠純/絵


にじいろのさかな』マーカス・フィスター/作


ちゅうちゅうたこかいな』新井洋行/作


もったいないばあさん』真珠まりこ/作

「絵本別」読みきかせのコツ→http://ehon.kodansha.co.jp/read/

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  • じゅうにしの おはなしめいろ

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    奥野涼子/作

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  • おめでとう

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    贈りあう幸せの言葉を、戦後の童画界を牽引した茂田井武の絵にのせて送る絵本。

  • くまのこの としこし

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    親子で楽しむ、季節と行事のよみきかせ絵本
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  • 愛蔵版 クリスマスって なあに

    愛蔵版 クリスマスって なあに

    ディック・ブルーナ/作 舟崎靖子/訳

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  • バーバパパのクリスマス

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