読み聞かせ

『さんさんさんぽ』の読み聞かせのコツ

おはなし隊隊長 吉田詳子

ざーざー、ちゃぽちゃぽ、ぽつぽつ、ぴとぴと……、雨の音も楽しくなる、みずみずしいタッチで表現された『あめふりさんぽ』に続く、「おさんぽ」シリーズ第二弾!
おひさまがいっぱいふりそそぐ季節感、力いっぱい生きる虫や花と遊びながら、リズムよく繰り広げられる夏の日のおさんぽ、これを読むとおさんぽがもっともっと楽しくなりますよ。
おさんぽの途中にたくさん出てくる「擬態語」「擬音語」もこの絵本の楽しみのひとつ。
さあ、子どもたちと一緒におさんぽに出かけましょう!

今回は、プール開きをした岐阜県の子どもたちに読み聞かせをしました。

「おきにいりの ぼうし かぶって はんかち もって くつ はいて」
「じゅんびできたよ いってきまーす」
おさんぽに行く前の準備を一緒にチェック!
これから楽しい夏の日のおさんぽのはじまり、子どもたちはワクワク参加してくれます。

「さん さん さんぽ いち に さん」「あ!」
リズム感よく読みましょう!

「ぼうし まて まて」
「ぴょん ぴょん ぴょーん」
麦わらぼうしの中にかくれている生きものの、にげるスピード感を表現しながら読みます。

「つかまえた!」
かくれている生きもの何かな~? 少し間をおいて、子どもたちに想像してもらいながら読んでみるとおもしろいですよ!

「ばったさん みーつけた」
「みつかっちゃった」
子どもたちは、麦わらぼうしの中のかくれんぼ当て遊びに夢中になりながら、楽しく聞いてくれます。

「さん さん さんぽ いち に さん」
「あ!」
同じことばのくりかえしが続きます。
リズミカルに、子どもたちと一緒に口ずさんでよんでみるのもよいですね。

「ぼうし まて まて」
「ふわ ふわ ふわ~」
風に吹かれてにげていくぼうしをおいかけるスピード感を表現しながら……。

「ゆら ゆら ゆら~ん つかまえた!」
風の流れに乗って、ゆっくりと飛んでいく麦わらぼうしの行方は……?

動→静へ。少し間をおいて読みましょう!
かくれている生きものはなにかな~?
まだまだ子どもたちは想像して答えてくれます。

「ひまわりさん みーつけた」
「みつかっちゃった」
すっかりかくれんぼ当てに夢中になっている子どもたちに、生きものの正体を伝えるシーン!!
夏の日にぐんぐんのびて咲くひまわりの季節感、成長の姿を元気よく読み聞かせしましょう!
季節感のある絵をじっくり見て楽しんでもらいましょう。

「さん さん さんぽ いち に さん」
「あ!」
さんぽが続きます。

「ぼうし まて まて」
「みん みん みーん」
子どもたちも麦わらぼうしの行方を追いかけて、絵本の世界に夢中になってくれています。みんみんみーん? ん? 何かな~?
子どもたちに問いかけてみましょう! みんな、想像して答えてくれます。

「はっぱの とんねる まっくら とんねる」
「ぼうし どこ どこ?」
今までの、おひさまがふりそそぐ明るい色のページから、はっぱのとんねるで暗くなった明暗の世界へ。その違いに子どもたちも、ぼうしがどこに行くんだろう……? とちょっぴり不安そうに見てくれます。

「わ まぶしい!」
暗→明へ。ゆっくりページをめくりましょう。
言葉数は少ないけれど、情景を大事に伝えましょう。夏のまばゆい光が差し込み、場面が一転します!

「うみだ!」
クライマックス!! ゆっくり間をおいて、夏のキラキラ輝く広大な海と出会えた喜びを感動の言葉で読み聞かせましょう!

セミの絵のラストのページ
みんみんみーん? おはなしに出てたね。鳴いてたね。「なんの虫かな~?」問いかけて最後のページまで、夏の日のさんぽを楽しんでもらうと良いでしょう。

読み手側も、聞き手側も、みんなが一緒に想像しながら、夏の日のさんぽを楽しめる一冊ですよ!

「絵本別」 読み聞かせのコツ バックナンバー

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