読み聞かせ

『ほしじいたけ ほしばあたけ』の読み聞かせのコツ

おはなし隊隊長 岩田恵美子

きのこむらのきのこたちから敬愛されている、干し椎茸のほしじいたけとほしばあたけ。ある日きのこむらのこどもが崖から落ちてしまいます。ほしじいたけは、体を張って助けにいくのですが……
のどかなきのこむらで巻き起こる事件は、どう解決されるのでしょうか?驚きと楽しさいっぱいの絵本です。擬人化されたキャラクターのきのこたちも可愛いく、丁寧に描かれた背景も見逃せません。干し椎茸を知っている子も知らない子も、きっと興味を持ってくれるはず。秋の味覚のきのこ、その愛らしい魅力を絵本の中で味わってみてください。

薄い傘のほしじいたけ、どんこのようなふっくらした傘をかぶったほしばあたけ。ふたりが、切り株に腰かけてお話ししています。ふたりの仲の良さと傘の形の違いに注目してもらいます。

家の前で仲良く日なたぼっこしているほしじいたけとほしばあたけ。ふたりの好きな事と嫌いな事を丁寧に伝えます。この後のストーリーの大きなカギになるからです。

きのこむらのきのこたちが勢揃い。個性あふれるきのこたちの特徴を、楽しく紹介してあげましょう。小さい子どもには、指さししながら名前を紹介してあげるとわかりやすいです。

さぁたいへん! 崖からタマゴタケが落ちてしまいました。仲間の心配そうな様子を伝えます。
驚くほしじいたけと、崖下に小さく見えるタマゴタケ。タマゴタケがわかるように、指さしてあげましょう。

崖の上に戻るのを思案するほしじいたけ。困っている様子を伝えます。「う~む……。」の後、考えている時間を感じるように少し間をおき次のページをめくります。

ここが、一番の見せ場です。若者に変身するほしじいたけ。文字の大きさにあわせてだんだんと力強く読みます。

若返り、崖をよじ登るほしじいたけですが、力が長持ちしません。頑張るほしじいたけの姿に子ども達が共感する場面です。右上にあるツルを指さして気付かせてあげてから、次のページに進めます。

掛け声も勇ましくふたりで息を合わせてタマゴタケを助け出すほしじいたけとほしばあたけ。
ほしばあたけの掛け声は迫力を出す。
若い頃を思い出すほしじいたけ……ほしばあたけに惚れ直します。ちょっとだけ、かわいらしく読むと良いかと思います。

きのこたちがふたりを心配してみんなで仲良く力をあわせて運ぶ様子は、子ども達もほっとして嬉しくなりますね。ゆっくりと見せてあげてください。やぶれたマントがかざってあったり、タマゴタケがお花を持っていたり、絵を楽しんでもらいましょう。

大役を終えたほしじいたけとほしばあたけが、干し椎茸に戻れて喜んでいる様子を、ほっこりと伝えてあげましょう。ふたりの優しい雰囲気が子ども達に伝わると良いですね。

元気にかけっこしているこどもたち。ゆっくり見せてあげると、子ども達から先頭を走るタマゴタケの名前が出て来ます。「ほかのきのこもわかるかな?」と聞いてみると良いかもしれません。たくさんのきのこの名前が出てくると嬉しいですね!

読み手も楽しんで読んであげる事で、きっと子ども達もきのこたちを好きになってくれると思います。
水を得ると若返りパワー炸裂の「ほしじいたけ ほしばあたけ」は第2弾の「じめじめ谷で ききいっぱつ」に続き、第3弾「カエンタケにごようじん」も登場。きのこの里で繰り広げられる事件をシリーズで楽しんでみてください。

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