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(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
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生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

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クリックして下さい。本書の一部がご覧になれます。

講談社の創作絵本
『イーノとダイジョブのおはなし もりでみつけたよ』
◆さこももみ/作・絵
◆対象年齢:3歳から
秋に読みたい/かわいいイラストに癒されたい!
/絵本の世界に入りこみたいとき

内容紹介
ふたごの兄妹イーノとダイジョブは、寄り道が大好き。ある日、おばあちゃんの家へおつかいに行く途中、森へと迷い込んだふたりは、森の中でいろいろなものを見つけます。さて、それはいったい……!?
作者からのメッセージ
・作/さこももみさんからのメッセージ

「ふたごっていいなあ!」
そう思ったことはありませんか?
何かはじめてのことをひとりでするのは、とっても勇気がいることだったりします。
でも、自分にそっくりで、自分のことをよくわかってくれる「ともだち」がいっしょ
だったら、よろこんで冒険に出かけちゃうかもしれません。
娘の幼稚園に、ふたごのお友達がいました。
「かずちゃん、よっちゃんはいいなあ。
ようちえんでもいっしょ、おうちに帰ってもいっしょなんだもん。」
娘がとてもうらやましそうにそう言っていたのを思い出します。
じつは、我が家のお父さんもふたごです。
高校生のときは、それぞれの学校の知らない友達が声をかけてくるので、
ともだちが倍に増えたそうです。
二人とも家を出て離れて暮らしていたときは、年に1、2度しかかかってこない電話
なのに、なぜか同じ日にかかってきたとおじいちゃんが不思議がっていました。
おそるべし、ふたごパワー!
そんなふたごのお話が書いてみたくて、イーノとダイジョブのおはなしが出来上がり
ました。
ふたりと一緒に森のお散歩を楽しんでもらえたら嬉しいです。
著者紹介
さこももみ(佐古百美)
1961年東京都出身。東京学芸大学美術教育学科卒業。2年間私立小学校の教員を勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。幼児ものから大人向けのものまで、雑誌、書籍、そして企業のWebと、幅広く活動中。主な作品(挿画)に「こんなときってなんていう?」シリーズ(ひかりのくに たかてらかよ/作)、「麦わら帽子のヘイナとフェルト靴のトッス」シリーズ(シニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ/作 末延弘子/訳 講談社 青い鳥文庫シリーズ)など。
担当者のうちあけ話
 さこさんの絵本に出会ったのは、わたしが育児休職中のことでした。ひさしぶりに訪れた書店で見た『こんなときってなんていう?』(ひかりのくに刊)のイラストのかわいさに、思わず絵本を衝動買い。そして、いつかさこさんにイラストをお願いしたい、さこさん自身が作った創作絵本も出したい! そんな野望を抱いたのでした。そして、復職してすぐに担当させてもらった『語りかけ絵本 1さいの本』の『せいかつ』という1冊の中で、さっそくあいさつのページのイラストを依頼。そのイラストもとびきりかわいくて、イラストをいただきながら、創作絵本のお願いをしていたのです。
「どんな絵本にしましょうか?」とお話ししている間に、ロシアっぽい雰囲気がありつつも無国籍で、でも独自の世界のあるお話にしたいとだんだんまとまっていって、できあがったのが、この絵本です。さこさんが初めて作・絵をした絵本、あちこちにさこさんのこだわりがあります。見返しの探検地図は、イーノとダイジョブが住んでいる村の地図です。どこをどう通って、おばあちゃんの家に行ったのか、確認するのも楽しい! また、ふたりの後をずっとついてくる、りすの兄弟の名前も地図から知ることができます。そんな風に、親子で細かいところまで楽しんでいただけたら、担当としてこんなに嬉しいことはありません。
 この絵本の刊行を記念して、原画展を開催します。くわしくはイベント情報をご覧ください! (K)

『イーノとダイジョブのおはなし もりでみつけたよ』さこももみ原画展
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『10にんのきこり』
◆A.ラマチャンドラン/作
◆田島伸二/訳
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
数をおしえるとき/ものをたいせつに
内容紹介
 むかしあるところに10人のきこりがいました。きこりたちは、森にいって1本ずつ木を切っていきます。のんきなきこりたちは、木を切るたびに「まだある。まだある。」といいますが、だんだん森の影から何かが見えてきます。そして、最後のきこりが「もうこれしかない」といいながら、最後の木を切ってしまうと……。
 インドの絵本作家A.ラマチャンドランが描く、昔話風のユーモラスな数の絵本!
作者からのメッセージ
・訳/田島伸二さんからのメッセージ

『10にんのきこり』の絵本は、インドを代表する現代画家、ラマチャンドランさんの若いときのすばらしい絵本作品です。
 10人のきこりたちが森の木が無くなるまで切ってしまうと、「トラ」が現われてくるというストーリーは、「0」の概念を教えるカウンティングブックという点でも特徴的ですが、示唆するところは、現代の環境問題など様々な広がりをもっています。
 インドは、人口が世界第二位の大国ですが、今世紀半ばには13億人の中国を抜いて世界一になると言われています。インドにはいろいろの顔をした人々が暮らしていて、日本と比べものにならないほど言葉や宗教も多く、例えばインドのお札には15種類の言葉が書かれています。そして世界で一番大きな社会の変化が起きているのもインドなのです。
 南インドのケララ州で生まれたA.ラマチャンドランさんは、その急激な変化の中で、インドから豊かな自然がどんどん無くなり、文化や伝統が壊されたりしていることを非常に心配しています。ラマチャンドランさんは、人々が受け継いできた豊かな芸術遺産を、なんとかして子どもの絵本の中に残していきたいという願いを込めて絵本を描くそうです。
 そんなことも、ちょっとだけ頭の隅において、個性豊かなきこりたち、木々の間に見え隠れする、動物たち、トラのしっぽなどを見つけながら、絵本の世界を楽しんでくださると嬉しいです。ラマチャンドランさんは「子ども時代という、人生の印象が一番強く残るこの時期に、一番大切な人間の価値を伝えていきたい。ヒューマニズムはたいへん遠くまで旅することができるから……。」と語っています。

著者紹介
A.ラマチャンドラン(A.Ramachandran)
1935年南インドのケララ州に生まれる。ケララ大学で文学を学んだ後、ベンガルのタゴール国際大学院で美術を学ぶ。ケララの寺院壁画の調査研究を実施。独自な社会認識にもとづいた油絵大作を次々に発表。ニューデリーのジャミア・ミリア・イスラミア大学で美術学部を創設、長年学部長を務める。1980年頃から伝統的な視覚表現を強く意識した独特な作品で、現代インド画壇の重鎮として活躍している。絵本作品としては、日本では『おひさまをほしがったハヌマン』(福音館書店)、『まるのうた』、『ヒマラヤの笛』(木城えほんの郷)などがある。2005年、インドの文化勲章を受章した。現在ニューデリー市在住。

田島伸二(たじま しんじ)
広島生まれ。ドイツやタゴール国際大学院で学ぶ。ユネスコ・アジア文化センターで、アジア・太平洋地域の図書開発や識字教育を行う。現在は、国際識字文化センターの代表を務めながら、作家として活躍している。主な作品には『さばくのきょうりゅう』(絵/康禹鉉 第20回講談社出版文化賞絵本賞 講談社)、『大亀ガウディの海』(絵/A.ラマチャンドラン ディンディガル・ベル)、『雲の夢想録』(蝸牛新社)、オックスフォード大学出版局から『The Lonely Fox』などがあり、28言語で翻訳されている。
担当者のうちあけ話
  訳者の田島伸二さんから「じつは、ラマチャンドランさんから預かった絵本の原画があるんですが興味ありませんか?」といわれたのは、去年の今頃のことでした。
 20年以上前に描かれたという原画は、用紙がすこし古びていましたが、独特の鮮やかな色遣いや、なんともユーモラスなおじさんたち、いや、きこりたちの造形に目を奪われました。
 そして、なんといっても衝撃のラストシーン! 「そうか、それで0になるんだ!やられたあ」と、笑い出してしまったことを覚えています。
 日本では、『おひさまをほしがったハヌマン』(福音館書店)など絵本作家として知られているラマチャンドランさんですが、インドではインドの現代絵画を代表する存在で、絵本作家としての活動はあまり知られていません。というのは、インドでは、まだハードカバーの絵本というのは大変高価なもので、ここ数年で普及しはじめたものの、まだまだ一般の家庭にふつうにあるという状況ではないようです。
 この『10にんのきこり』も、インドでは刊行されておらず、日本発の絵本なのです。
 インドの出版社から翻訳出版をしたいという申し出もあり、日本だけでなくインドの子どもたちにも読んでもらえることになれば、いいなと思っています。
 そうそう、この絵本の刊行を記念して、ラマチャンドランさんの原画展が、この10月27日から東京は青山にある国連大学環境プラザで始まります。ラマチャンドランさんも来日されますので、ぜひお近くの方は覗いてみてください。(ほろほろ鳥)

関連図書
新装版 さばくの きょうりゅう  
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『ぞうの せなか』
講談社の創作絵本
『ぞうの せなか』
◆秋元 康/作
◆網中いづる/絵
◆読み聞かせ:5歳から ひとり読み:小学校初級
お父さんの気持ちを素直に伝えたいときに
内容紹介
残された命が長くないことを悟ったぞうのおとうさんは、
息子のポッポに、生きるための知恵を授けようとします。
でも、ポッポは“死”を理解できません。
やがて別れはやってきます。
親の愛、——。いのちの力強さをうたった絵本。
作者からのメッセージ
・作/秋元 康さんからのメッセージ

一人の娘の父親になってから、何か、大切なことを伝えたいという思いに駆られました。
「親が、子どもに伝えなければいけないことって何だろう?」
そんなことを考えるうちに、ふと、気づいたんです。特別な言葉ではなく、一緒に暮らしている毎日の中に、“伝えたいこと”は発信されていることを……。子どもは親の何気ない言動から学ぶものだからです。
シンプルなストーリーなのに、示唆に富んでいる絵本を作ろうと思いました。限られた文字数で、“次はどうなるんだろう?”という展開の面白さを表現することが大変でした。
この絵本を読んで育った子どもが、親になった時、また、その子どもに読んで聞かせたくなる“バトン”のようになれば嬉しいです。

・絵/網中いづるさんからのメッセージ

『ぞうの せなか』のお話をいただいたのは半年前です。
絵を描くために、ぞうの写真など資料をたくさん見ました。
アフリカゾウより耳が小さくて優しい顔をしたアジアゾウ。
子ぞうのポッポの顔はどんなふうにしようかな、とまず考えました。
可愛らしいポッポが成長していく姿をいきいきと描き出したい、ということと、
ページをめくったときの色のイメージを大切にして、背景を美しく表現したいと思いました。
物語の場面のほとんどは夜ですが、暗い印象にしたくなかったのです。
アートディレクターのセキユリヲさん、編集の(チ)さんとの話し合いの中で
生まれてきたことも多く、充実した楽しい制作期間でした。
著者紹介
秋元 康(あきもと やすし)
1956年、東京都生まれ。高校時代から放送作家として頭角を現し、『ザ・ベストテン』など数々の番組構成を手がける。1983年以降、美空ひばり『川の流れのように』など、作詞家として活躍。企画・原作の映画に、『着信アリ』シリーズ、『伝染歌』ほか。著作も多く、『一生を託せる「価値ある男」の見極め方』(講談社+α文庫)、『「選ばれる女性」には理由がある』(青春出版社)など。本作品の原作、小説『象の背中』(扶桑社)は、産経新聞の連載をまとめたもの。

網中いづる(あみなか いづる)
1968年生まれ。大分県立芸術短期大学美術科を卒業。セツ・モードセミナーで学んだ後、2002年にイラストレーターとして独立。書籍の装画、挿絵の仕事を中心に、雑誌、広告の分野でも幅広く活躍。主な装画の作品として『完訳クラシック 赤毛のアン』シリーズ(講談社文庫)、『むく鳥のゆめ』(集英社)など。1999年第4回ペーター賞、2003年TIS公募プロ部門大賞、 2007年第38回講談社出版文化賞さしえ賞を受賞。
担当者のうちあけ話
  いのちが永遠でないことは、みんな知っています。でも、子育ての只中にある親はあまりそんなことは考えませんよね。もし、人生の残り時間がわずかと知ったら、子どもに何を伝えていくかということを、この絵本を作りながら、私はしばしば考えました。
 秋元康さんから、小説『象の背中』の絵本化のお話をいただいたのが、4月のはじめです。10月27日の映画公開(役所広司、今井美樹主演)に間に合うように刊行したい、でも末永く親しまれるクオリティのものを、という二兎を追う(失礼!)計画は、正直実現が危ぶまれる時間のなさでした。しかし、父が息子に遺していくメッセージが、やがては息子の子に伝えられていく、というシンプルながらスケールの大きな筋書きに、私は心惹かれたのです。悲しい親子の別れを超えた、もっと大きないのちの未来を描いて、これはぜひ、いい絵本にしたいと思いました。
 そして私は、すぐさま網中いづるさんのところへ行きました。大正解でした。網中さんは、おはなしの内容をよく咀嚼して、大胆で美しい絵を描いてくださいました。
 親が、自分のいなくなった後のことを考えられないのは、それは、なんらかの形で必ず命は受け継がれていくからなのかもしれません。そうやって、子育てに専心できるように、自然の摂理がしているのかもしれません。そう思うと、今日のことしか考えられない私は、ちょっとホッとします。我田引水。
 お忙しい中、進行にご協力くださった秋元康さん、直しも厭わず最後まで心をこめて絵を描き上げてくださった網中いづるさん、そして素敵な絵本に仕上げてくださったブックデザイナーのセキユリヲさんに、この場を借りてお礼を申し上げます。(チ)
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『せんをたどって』
講談社の翻訳絵本
『せんをたどって』
◆ローラ・ユンクヴィスト/作
◆ふしみみさを/訳
◆読み聞かせ:2歳から ひとり読み:4歳から
知育絵本(数をかぞえる絵本)/遊べる絵本/デザインが美しい絵本/大人に贈る絵本
内容紹介
表紙からはじまる“線”の旅にようこそ! ひとふで描きの線が、町から村へ、朝から夜へ、海から空へごあんない。あちこちに散らばった質問に答えながら、裏表紙までちゃんとたどりつけるかな? 北欧出身の作家による、新しくて美しい、おしゃれなカウンティングブックです。
作者からのメッセージ
・作/ローラ・ユンクヴィストさんからのメッセージ

I am thrilled and honored that my books are being translated and published in Japan!
I hope to visit Japan one day, until then, I hope you will enjoy following my lines.

・訳/ふしみみさをさんからのメッセージ

 この本に初めて出会った日、電車の中でさっそく線をたどってみました。だって、表紙から始まって、中を通って裏表紙まで、1本の線で描かれている絵本なんて、見たことも、聞いたこともありません。家に着くまでなんて、とてもじゃないけど待てません。すると、これが思ったよりずっとむずかしく、何度も入ってきた場所に戻ってしまったりして、あれ、あれ?と首をかしげながら、やっていたら、隣の席のおじさんが、じいっとこちらを見ていました。自分もやってみたかったのかもしれません。
 表紙の文字「せんをたどって」は、作者ローラさんのデザインです。日本語がわからないとは思えないほど、見事に一筆で書いてくれました。つくづく職人技だなあと思います。
 数、色、形がいっしょになった「せんの旅」、どうぞお楽しみくださいね。
著者紹介
ローラ・ユンクヴィスト(Laura Ljungkvist)
1993年スウェーデンからニューヨークへ移住。『せんをたどって』とその続編のほかに2作の児童書が出版されているほか、ファッションから金融まで、さまざまな企業のパッケージや広告を制作している。また『ニューヨーカー』『ハーパース・バザー』『タウン&カントリー』『ウォールペーパー』など、数多くの雑誌でアートワークを手がけている。現在は夫と娘、そして犬とともにブルックリンに在住。
http://www.followtheline.com

ふしみみさを(伏見 操)
1970年埼玉県生まれ。洋書絵本卸会社勤務を経て、海外絵本の紹介・翻訳につとめる。訳書に『しらないひと』『あいにいくよ、ボノム』(以上講談社)『うんちっち』(PHP研究所)『どうぶつにふくをきせてはいけません』(朔北社)『ゆきのひのおくりもの』(パロル舎)「ろばのトコちゃん」シリーズ(ほるぷ出版)などがある。

担当者のうちあけ話
 さて、この表紙。原書タイトルは英語、つまりこの“線つなぎ”デザインも元々はアルファベット。日本版タイトルは?と考えたとき、どう考えても平仮名でこの“線つなぎ”ができると思えない。アルファベットは直線が多いからやりやすそうだけれど、平仮名は濁点とかもあるし……。というわけで、当初は英文のデザインをそのままにして、そばに邦題をちいさく入れる案を考えていました。
 でも、ある日、エージェントのNさんから、「どうやら韓国語版は、ハングルで“つながってる”らしい、しかも作者が作ったらしい。」という情報が。むむっ、ならば、われらが平仮名も……!? 俄然やる気がわいて、Nさんに間に入ってもらい、作者のローラさんに日本語タイトルのデザインを大胆にもお願いしてみたわけなのです。
 とはいえ、待っている間も「読めないようなやつだったらどうしよう?」「ギブアップって言ってくるかも……」「何ヶ月もかかったらどうしよう!」などとかなり疑心暗鬼だったのですが、数日後。なんと、本当に“つながってる”日本語タイトルがメールで送られてきたのです! ンもう、びっくり。敬服しました。
 書体はちょっぴり合わない(失礼!)筆文字風なものを使われていたので、線つなぎの案をそのままいただき、最終的な文字デザインはこちらのデザイナーさんにお任せ頂くことにして出来上がったのが、コレ。あまりに嬉しくて、調子に乗って日本の読者へメッセージまで頂いてしまいました! ローラさん、本当にありがとう♥
  さらに朗報です。じつは……続編があるのです! こちらは来春発売予定、お楽しみに!
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