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(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
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第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

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『おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記(8) うさぎを食べないわけ』
『おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記(8) うさぎを食べないわけ』
◆きむらゆういち/作
◆山下ケンジ/絵
◆対象年齢:小学校低学年から
家族/友だち

内容紹介
うさぎが大好物のおおかみ・ゴンノスケ。そんなゴンノスケの目の前に、なぞめいたうさぎが1匹。なんとなくなつかしさを感じるゴンノスケですが……。とうとう運命の相手と出会ったゴンノスケ! さて結末は……!? シリーズ完結編!!
作者からのメッセージ
・作/きむらゆういちさんからのメッセージ

 ゴンノスケシリーズがついに完結です!
 思えば今から29年前のこと、夜ベッドに入って眠ろうとすると、突然オオカミとウサギの話が頭の中に浮んで来ました。依頼されてもいないのに次々に浮かんでくるストーリーが自分でも面白くて、ベッドから飛び起きるとすぐに原稿用紙に書き付けたのが始まりです。
 その後もこのオオカミとウサギの話は、ボクの頭の中に住み続け、いくつかのエピソードをいろいろな雑誌に発表していったのです。
 この世界をかたちにしたいという思いを実現させたのがこのゴンノスケシリーズです。
 このとき、初めて“ゴンノスケ”という名前をつけ2003年に第1巻が発行されました。以来、お芝居になったり、イベントで朗読されたりしながら、巻を重ね、そしてついに8年の歳月をかけて今回全8巻の完結の日を迎えたのです。
 ボクにとっては感慨もひとしお、ぜひこのゴンノスケをいつまでも可愛がってやって欲しいと願っています。

・絵/山下ケンジさんからのメッセージ

怒濤の大団円!!
どうにかゴンノスケも落着いたようです。
さびしくなりますね。
長い間お付き合いをさせていただきました。
あっという間だった気もします。
原稿を受け取ってから本が出来上がるまで、いつもハラハラドキドキ。
とても楽しかった。感謝しています。
読み返せば、どの話も身につまされる思い。男子として……。
いつかまた違うゴンノスケに会えることを楽しみに。
まだまだ沢山の『想い』が、きむらさんの胸の内に詰まってるはずですから。
“食いてぇ〜!”
あれ? 空耳?
著者紹介
きむら ゆういち
東京都生まれ。造型教室、幼児番組のアイデアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞、サンケイ児童出版文化賞受賞。作品に『ごあいさつあそび』『にんげんごっこ』など。
公式ホームページ:http://www.kimura-yuuichi.com/

山下ケンジ(やました けんじ)
1959年東京都生まれ。『しろへびでんせつ』で第16回(1994年度)講談社絵本新人賞受賞。作品に『ぼくのうたをきいとくれ』『ジロがなく』『おまけのひろせくん』『へのかっぱ』など。
担当者のうちあけ話
6月に異動された部長の(N)さんから引き継いだ「ゴンノスケシリーズ」。(N)さんがきむらさんと話し合いをくり返し、長い年月をかけて準備し、刊行をスタートした大切なシリーズだったので、とても緊張しながら引き継ぎをしました。(K)巻を重ねるごとに、きむらさんと山下さんの息がピッタリ合ってきたのが印象的でした。最後は、なにも言わなくても、きむらさんの気持ちを感じとって、絵にしてくださった山下さん。最終巻を刊行して、いちばんさびしいのは、定期的にゴンノスケに合えなくなること……。幸せに暮らすゴンノスケにまたいつか会いたいなあと思います。(K)
関連図書
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『あいちゃんの ワンピース』
講談社の創作絵本
『あいちゃんの ワンピース』
◆こみやゆう/作
◆宮野聡子/絵
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
家族/親子/工作

内容紹介
あいちゃんは大きくなって、お気に入りのワンピースが着られなくなってしまいました。
でも、お母さんが、このワンピースを使って、うさぎのミミちゃんに洋服を作ってくれることになったのです。あいちゃんもミミちゃんの洋服作りをお手伝い。ママのお裁縫箱は、素敵なものがいっぱいつまった魔法の箱のよう。お母さんの愛情と、女の子の憧れがつまった作品です。
作者からのメッセージ
・作/こみやゆうさんからのメッセージ

 わたしは以前、出版社で編集者をしていました。そしてその当時、宮野さんは都内の児童書専門店で働いていて、私はそのお店によく足を運んでいました。宮野さんは、その画才もさることながら、いつも子どもと子どもの本にふれていましたので、絵本を作るのにもってこいの人だと思いました。そして宮野さんのデビュー作『ももちゃんとおかあさん』ができあがり、それ以来のお付き合いをさせてもらっています。
 わたしたちの作品には、いつも「理想の大人(母親)像」が登場します。なにかと忙しい現代のお母さんやお父さんは、この本のママのようには、なかなか振る舞えませんよね。子育て真っ最中のわたしだってそうです。でも、せめて本の中だけでも、理想の大人像を見せてやれたら、その印象は、ずっとその子の中で生き続けると信じています。

・絵/宮野聡子さんからのメッセージ

 幼いころ、わたしは母のお裁縫箱が大好きでした。色とりどりの糸やボタン、ぴかぴかのまち針、美しいレースの数々……。眺めているだけで、とにかく幸せな気持ちになったのを覚えています。だからなのでしょうか……? 『あいちゃんのワンピース』の出版が決まったとき、わたしは一目散にボタンやレースを買いに走りました! 資料用という名目で、大量に(笑)。そして下絵を経て、いざ着彩へと入ったとき。色を重ねるごとに、お裁縫を開けたときの、あの幸福感がよみがえってきたんですよね。ぴかぴかしたものや、かわいらしい小物を眺めるときの幸せな気持ちって、子どもも大人も関係ないんだなってつくづく思って。描きながらワクワクしました。とにかく、女の子の好きなものをいっぱい集めた作品です。隅々までじっくりと眺めていただけたら嬉しいです。
著者紹介
こみやゆう(小宮 由)
1974年、東京都に生まれる。大学卒業後、児童図書出版社に勤務。その後、留学を経て、子どもの本の編集・翻訳に携わる。2004年より東京・阿佐ヶ谷で、家庭文庫「このあの文庫」を主宰。主な訳書に『せかいいちおいしいスープ』『おかのうえのギリス』(ともに岩波書店)『はるがきた』(主婦の友社)などがある。

宮野聡子(みやの さとこ)
1976年、東京都に生まれる。女子美術短期大学情報デザイン科卒業後、グラフィックデザイン会社、子どもの本専門店勤務を経て、絵本作家となる。代表作に『ももちゃんとおかあさん』『たっくんのおてつだい』(ともにアリス館)がある。
担当者のうちあけ話
このお話のラフを拝見したとき、「わあ〜!」と思いました。女の子の憧れがぎゅっとつまった作品だったからです。きれいなもの、キラキラしたもの、かわいいものが大好きな女の子は、きっとこの絵本を見たら、夢中になるだろうなあと思いました。また、わたし自身もこみやさんのメッセージにあるように、「こんなやさしくて、お裁縫上手なお母さんになりたいなあ」と思いました。お母さんの憧れもつまっている作品です。
ところで、「こみやゆう」さんが女性だと思っていらっしゃる方がたくさんいるかと思いますが、こみやさんはなんと男性です! 育児を頑張るお父さんでもあります。かつては、同じ作家さんを担当する編集者同士として知り合ったこみやさん。(K)作家さんとしておつきあいすることになって、心強く思っています。宮野さんは、子どもをやさしくあたたかく描ける、大好きな画家さんです。今回、初めてお仕事ができて、とてもうれしく思いました。子ども好きな宮野さんがたくさんのスケッチをくりかえして描いてくださった作品。多くの方のお手元に届いたらうれしく思います。(K)
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『よるの えんてい』
講談社の創作絵本
『よるの えんてい』
◆佐々木 洋/文
◆上條滝子/絵
◆読みきかせ:4歳から ひとり読み:5歳から
夏/自然/生物

内容紹介
「先生、さようなら」にぎやかに子どもたちが帰り、最後の先生が鍵をしめて帰ってしまうと、幼稚園の庭は、だれもいなくなって、さびしくなった……いえ、そうではないようです。
夜の園庭には、びっくりするほど、いろいろな生きものたちがいるのです。ほら、水銀灯にあつまる蛾やカナブン、それを狙うコウモリたち。壁にはヤモリが、見れば見るほど生きものたちがかくれています。
途中、雨がふりはじめ、雷がなり、夜が更けて、また月がでてきます。それぞれの見開きには、なにかの生きものがかくれていて、静かなドラマをくりひろげます。
作者からのメッセージ
・文/佐々木 洋さんからのメッセージ

『よるの えんてい』に書かせていただいたことは、あちこちでふつうに起きていることがほとんどです。ぜひご自身のお子さんの通っている幼稚園や保育園などを舞台と考え、この本を読んであげたり、読ませてあげて下さい。子どもたちは、夜という言葉を耳にしただけで、胸をときめかすものです。しかも、毎日のように自分が通っている場所で起きているかもしれないことです。 きっと、目を輝かせ、身をのりだして、この作品を楽しんでくれることでしょう。

・絵/上條滝子さんからのメッセージ

 この絵本には、ダンゴムシからタヌキの親子まで、ずいぶんいろいろな生き物が登場する。いちばんの変わり者は、ミスジコウガイビルだろう。だからといって特別な役割りを振られている訳ではない。画面にいちばん大きく描いたタヌキも、登場数最多のネコ君も、小さなダンゴムシと同等の扱いだが、いろいろな生き物がごく自然な姿で登場するよう、それぞれの画面作りにはずいぶん苦心した。けれど、いつも問題になったのは、「これは園庭のどこ?」だった。そう、園庭は、今や都会ではなおさら、小さな生き物たちや子どもたちにとっての、いわばサンクチュアリなのだ。主役は、この本を手に取って想像力をふくらませて楽しんでいる子どもたちであるようにと願っている。
著者紹介
佐々木 洋(ささき ひろし)
プロ・ナチュラリスト。1961年、東京都生まれ。(財)日本自然保護協会自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て20年以上にわたり自然解説活動を展開。現在、日本では数少ないプロフェッショナルのナチュラリスト(自然案内人)として、国内・外の各地をフィールドに、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍している。日本自然科学写真協会会員、俳句結社ホトトギス同人、TBSラジオ全国こども相談室自然担当レギュラー回答者。『なぜなに? えほんずかん みぢかないきもの』『さんぽで発見いきもの100』『ネイチャー刑事』シリーズなど著書多数。

上條滝子(かみじょう たきこ)
東京生まれ。イラストレーター。雑誌や童話のさし絵、絵本画家として活躍するかたわら、幼稚園での絵画教室で長く子どもたちと関わる。おもな絵本に『ほいくえんのいちにち』(丘 修三/文 佼成出版)、『けんちゃんのみどりのぼうけん』(せたがやトラスト協会)、『またあした』(鈴木初江/詩 リーブル)などがある。
担当者のうちあけ話
子どものころ、夜に昆虫採集に出かけるのに、すごくあこがれていました。
一度、「友だちといっしょに近所なら、1時間だけ」とゆるしてもらったのですが、どこをさがせばいいかわからず、すぐにタイムアップ。がっかりしたことを覚えています。
でも、夜でも昼でも、佐々木洋さんの観察会に参加すると、とくに特別な環境でなくても、とてもたくさんの生き物に出会えます。
それはほんとうに、まなざしの問題なのですね。ちょっと見方を変えるだけで、何もいないと思っているところに、すごく沢山の生き物たちが暮らしている。
静かなようでも、そこにはさまざまなドラマが起きている。
幼稚園の園庭を舞台にした、この一夜の物語も作り物ではなく、あなたの近所の園庭でも充分起こっているお話。
(ほろほろ鳥)それを1年かけて上條滝子さんが清潔な絵で、しかもドラマチックに描ききってくださいました。
生き物があまり得意でないというお母さんも、ぜひこの絵本で夜の生き物たちのワンダーランドを見てみてください。
きっと生き物のことが好きになります。(ほろほろ鳥)
関連図書
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『のりもの つみき』
『のりもの つみき』
◆よねづゆうすけ/作
◆対象年齢:1歳から
遊び/しかけ絵本

内容紹介
つみきで乗り物、何つくる?
四角く積み上げられたカラフルな積み木が、「つみきでのりものなにつくる?」とページをめくると、車やロケットに早変わり! とっても美しい穴あき絵本。
作者からのメッセージ
・作/よねづゆうすけさんからのメッセージ

小さな子どもでも楽しめる仕掛け絵本を何か作れないか?
そう考えていてまず思いついたのが○△□のシンプルな形でした。
そこから、子どもにも馴染みのある「つみき」での穴あき絵本を思いついたのです。
きれいに並べられた4色のつみきが、ページをめくるといろんなのりものに早変わり!
子どもの想像力を刺激する、そんな絵本だと思います。
どんなのりものが現れるのか実際に手に取ってめくってみてください。
初の日本語版での出版でもあるので、書店で見かけるのがとても楽しみです。
絵本を手にしてニヤニヤしている男がいたら僕だと思ってください(笑)。
著者紹介
米津 祐介(よねづ ゆうすけ)
1982年東京生まれ。東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程卒業。2005年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展への入選をきっかけに絵本作家として活動を始める。2007年に初の絵本『Bye-Bye Binky』をmineditionより出版。それ以降も多くの絵本を出版し、世界中で翻訳されている。
担当者のうちあけ話
とってもシンプルな穴あき絵本。でも、(J)まるで本物の積み木をやっているような気分になれる、奥の深〜い絵本です。単純な○や□の組み合わせ……と思ったら、そこからいろんな形が浮き出してくる、そんな原始的な喜びが感じて頂ければと思います。著者は、海外でデビューしており、ドイツ、フランス、アメリカなど世界各国で支持される新進気鋭の絵本作家。満を持しての、日本語版登場です!(J)
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『なぜ ダンゴムシは  まるまるの?』
なぜなに えほんずかん みぢかないきもの
『なぜダンゴムシはまるまるの?』
◆佐々木 洋/監修
◆対象年齢:小学校低学年から
遊びの絵本

内容紹介
「ダンゴムシはどうしてまるくなるの?」「トンボはくるくる指をまわすと目をまわすの?」「カミキリムシは紙を切れるの?」など、子どもたちの生きものによせる「なぜ? どうして?」の疑問にわかりやすく答えた一冊です。
いきものに興味をもちはじめたお子様と、親子でいっしょに楽しめます。
一見開きの構成ですので、子どもが興味をもった好きな生きものから、絵本を開いていけます。写真がいっぱいで、楽しくよめて、眺めて楽しい絵本図鑑シリーズです。
東京学芸大学小金井小学校の関田義博先生からは、「いきものへの素朴な疑問は豊かな成長を促します。この本で、子どもは『新発見』、大人は『再発見』できるでしょう。」という推薦のことばをよせていただきました。
監修者からのメッセージ
・監修/佐々木 洋さんからのメッセージ

「コンブは、どうして海の中でだしが出ないんですか?」「天気予報で、よく、ところによりって言いますが、ところってどこですか?」私が、ラジオの生放送番組で、子どもから受けた質問の一部です。大人があたりまえのこととして、気にもとめないことを、子どもは、気になってしかたがないのです。大人も、子どものころは、きっとこのようなことをいっぱい考えていたのでしょう。
私は、自然案内人として、毎日のように、子どもたちに自然の話をしています。そして、毎日のように、子どもたちから山ほどたくさんの質問を受けます。それらの中には、答えがわからないものや、答えはわかっているのですが、子どもにじょうずに説明ができないものもあります。そのようなときは、すなおに「ごめんね。わからないんだ。いっしょに調べよう。」と言うことにしています。
もし、みなさんが、このような事態に直面したら、子どもといっしょにこの本を開いてください。子どもと大人が、同時に、新しい知識を手に入れることができるでしょう。もちろん、この本に載っていないこともたくさんあります。身近な自然の中で、新しい発見をしていきましょう。みんなと一緒にね。
著者紹介
佐々木 洋(ささき・ひろし)
プロ・ナチュラリスト。1961年、東京都生まれ。(財)日本自然保護協会自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て20年以上にわたり自然解説活動を展開してきました。
現在、日本では数少ないプロフェッショナルのナチュラリスト(自然案内人)として、国内・外の各地をフィールドに、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍している。日本自然科学写真協会会員、俳句結社ホトトギス同人、TBSラジオ全国こども相談室自然担当レギュラー回答者。『よるのえんてい』『さんぽで発見いきもの100』『ネイチャー刑事』シリーズなど著書多数。
担当者のうちあけ話
(わんこ)幼稚園や保育園での観察会などで、佐々木洋さんが子どもたちからよくきかれる質問を中心に、身近な生きものへのなぜ? どうして? をわかりやすい答えとともにまとめた一冊です。さて、本文中で紹介している質問を一つ。タヌキは「タヌキねいり」をするのでしょうか? 答えは……する! ちなみにキツネもするそうです。(わんこ)
関連図書
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『DVDブック にじいろの さかな』
にじいろのさかなブック
『DVDブック にじいろの さかな』
◆マーカス・フィスター/作
◆谷川俊太郎/訳
◆対象年齢:3歳から
動物/DVD/キラキラ絵本

内容紹介
世界中の子どもたちに愛される『にじいろの さかな』がDVD付き絵本になりました! DVDでは、美しい映像と、あたたかく優しい語りで『にじいろの さかな』の世界観がたっぷり味わえます。もちろん、絵本を使って通常の読み聞かせも楽しめます。映像と絵本で広がる、青く深い海の世界をお楽しみ下さい!
著者紹介
マーカス・フィスター(Marcus Pfister)
1960年、スイスのベルンに生まれる。高校卒業後、ベルンの美術工芸学校の基礎科に入学。グラフィック・デザイナーとして働いた後、イラストレーター・絵本作家として活躍。おもな作品に<にじいろのさかな>シリーズ、<ニルス>シリーズ、『ちいさなつきがらす』などがある。1993年、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞した『にじいろのさかな』をはじめとする<にじいろのさかな>シリーズは、世界で2000万人の読者に迎えられた大ベストセラーとなっている。

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
1931年、東京に生まれる。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。おもな詩集に、『定義』(思潮社)、『ことばあそびうた』(福音館書店)など。ほかにレコード大賞作詞賞受賞の「月火水木金土日の歌」、『スイミー』(好学社)などのレオニの絵本や『マザー・グースのうた』(草思社)、〈スヌーピー〉シリーズ(角川書店)、〈にじいろのさかな〉シリーズ(講談社)の翻訳など幅広く活躍している。
担当者のうちあけ話
『DVDブック にじいろの さかな』はとってもおトクな絵本です。なんと、サイズを少し小さくした絵本に、美しい映像で見所満載の「デジタル絵本」のDVDがついているのです! 絵本の世界が忠実に再現されたDVDは、戸田恵子さんの優しい語りの効果もあり、観ているだけで癒される本当にすばらしい仕上がりになっています。(弓引き童子)また、「よみきかせ」モードを選択すると、映像に出てくる字幕を見ながら、保護者の方が読み聞かせできる驚きの機能も搭載、もちろん、絵本を使って通常の読み聞かせも楽しめます。映像になることで新たな魅力が生まれた「にじうお」は、いつもより心なしかキラキラしているような。一石二鳥どころか、一石三鳥のこの絵本、ぜひご覧ください!(弓引き童子)
関連図書
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『上を向いて歩こう!』
『上を向いて歩こう!』
◆のぶみ/作
一般向け/エッセイ/コミック

内容紹介
人気絵本作家・のぶみが、東日本大震災の被災地で行ったボランティア活動記。
3・11のわずか2週間後、宮城県・石巻に入ったのぶみ氏。過酷なヘドロの掻き出し作業や現地の人との交流、湧き上がる感情を真っ向から描いた、出色のエッセイコミック!
作者からのメッセージ
・作/のぶみさんからのメッセージ

 エッセイマンガ『上を向いて歩こう!』は、僕が3月末に宮城県石巻市に行ってきた話が書いてある。震災から2週間後に行ったので、街は、信じられないほどめちゃくちゃだった。死体を運ぶ人がたくさんいる、死んだ魚が腐ったにおいをはなつ。
 夜中に赤ちゃんが避難所で泣くと、「うるせぇ、出てけ!」と怒鳴り声をあげるおじさんがいる。仕方ないので、お母さんは、避難所を出る。外は、雪だ。
 そんな雪の中の専修大学の校庭に、僕らは、テントはって毎日、いろんなお手伝いをしていた。マイナス5℃である。体は、疲れ果てていたけど、自分がやったことで泣きながらありがとうと言ってくれたお母さんがいて、ホント感動した。
 人は、苦しい時ほど自分のホントが見えるよ。ボランティアは、ただで働く。お金は、もらわないかわりに何が残るのか。僕は、そのことをこの本で書きたかった。
 夏休みにボランティアに行く人、是非、読んでください。
著者紹介
のぶみ
1978年、東京都生まれ。99年、『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー。「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズ(講談社)や、「しんかんくん」シリーズ(あかね書房)をはじめ、多くの作品を発表。また、NHK「おかあさんといっしょ」で、「おしりフリフリ」ほか、歌の歌詞やイラストを担当。NHK「みいつけた!」では、「おててえほん」のアニメーションを担当するなど、幅広く活躍している。
担当者のうちあけ話
ガレキの下に埋もれた、食器や衣服などの生活用品、そして本、教科書にアルバム……。家を流され、家族を奪われ、いままだ避難所での生活を余儀なくされている方が大勢いる。東日本大震災の被災地に立つと、さまざまな感情に襲われます。
信じられない光景と被災者の方と、真っ正面から向き合ったのぶみさんの体験記。ボランティアを経験した方にも、これから始めようと思っている方にも、(エ)強いメッセージを持っています。これって本当に必要なのか? 偽善じゃないのか? 考えばかりが先攻して、なかなか行動に移れない。いや、実際どうしていいか分からない。そんなとき、まずは、一度読んでください。いろいろな情報が、頭に入ってきます。さらに、二度、三度と読むたびに、身体が自然と動くようになる。そんな力を持った一冊です。(エ)
関連図書
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『瀬川康男画集 いきとし いけるもの』
『瀬川康男画集 いきとし いけるもの』
◆瀬川康男/絵
◆講談社/編
大人向け/画集

内容紹介
絵本画家・瀬川康男、初の本格的画集
ミリオンセラーを含む数々の絵本や、タブローで美を追究した絵本画家・瀬川康男。昨年、77歳で亡くなった画家の壮大な画業に迫ります。
解説者からのメッセージ
・解説/広松由希子さんからのメッセージ

二転三転山あり谷ありの画集作りでしたが、これこそ「苦行僧」と呼ばれた瀬川さんの画集にふさわしいかも……とだんだん思えてきました。大きな、希有な画家でした。そのとらえきれない仕事のうち、今回ご紹介できるのはほんの一部。それでも、絵と絵本の世界に「真剣に遊んだ」瀬川さんの仕事に、驚いていただけると思います。
著者紹介
瀬川康男(せがわ やすお)
1932年愛知県生まれ。『ふしぎなたけのこ』(福音館書店刊)でBIBグランプリを受賞。『かちかち山のすぐそばで』(フレーベル館)でサンケイ児童出版文化賞大賞受賞。『ぼうし』(福音館書店)で第10回絵本にっぽん大賞受賞。『いないいないばあ』(作・松谷みよ子/童心社刊)はロングセラーとなっている。『やまんばのにしき』(ポプラ社刊)、『ぼうし』(福音館書店刊)、『いいおかお』『もうねんね』(以上童心社刊)などの作品がある。 2010年逝去。
担当者のうちあけ話
幼児向けの絵本『いないいないばあ』などの作品で知られる瀬川康男さん。古今東西の美術を吸収しながら、新しい技法に次々挑み、独自の荘厳な世界を表現してきました。瀬川さんの描く自然や、生きものたちの豊かな表情に、心なごんだ方も多いのではないでしょうか。その瀬川さんが、2010年2月に他界。ほんとうに残念でなりません。
今回、初の画集をまとめることになりましたが、進行中、いちばんに感じたことは、原画の美しさと作家の魂の崇高さでした。変わりゆく時代のなかでも、生涯描き続けた作品は、色あせることなく私たちを包み、本当にたいせつなものはなにか? と静かに問いかけているように感じられました。
ご本人がいらっしゃらないなかでの画集制作はわからないことが多く、右往左往する毎日でしたが、高校時代からの友人であり、共に本づくりもした装丁家の辻村益朗さん、瀬川さんの作品に惚れ込み、長年研究してきた絵本家の広松由希子さん、瀬川さん自身にインタビューし、画法を究明してきた松本育子さん、作品の撮影に協力してくださったご遺族、ほか多くの方のお力により、形にすることができました。なかには様々な理由で掲載が叶わなかった作品があり、少し残念な部分もありますが、瀬川さんの新たな魅力を発見していただける画集になったと思います。ぜひ、お楽しみください。(編集I)
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