講談社絵本通信-講談社の絵本情報満載 毎月25日頃更新 twitter講談社BOOK倶楽部絵本が当たる!メルマガ登録はこちら
あたらしい本 最近でた本 今月のおすすめ 本をさがす
絵本新人賞 イベント情報 読み聞かせ 人気シリーズ
立ち読み 遊んでみよう 知育アルバム 連載
今月のおすすめ
「にじいろのさかな」
今月の新刊
ようちえんの おひめさま
ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
ようちえんの おひめさま ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
オチビサンの ひみつの はらっぱ
ちいさなタグは おおいそがし
オチビサンの ひみつの はらっぱ ちいさなタグは おおいそがし
クジラにあいたいときは
全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
クジラにあいたいときは 全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
2歳のどれ? クイズ たべもの
3歳のなあに? クイズ たべもの
2歳のどれ? クイズ たべもの 3歳のなあに? クイズ たべもの
じぶんでつくる シールえほん きょうりゅう
恐竜100
じぶんでつくる シールえほん きょうりゅう 恐竜100
 
絵本通信のいちおし
WEB水族館
佐々木さんの生き物どーこだ
田中六大の新米父さん危機一髪
もったいないばあさんの部屋
100万回生きたねこの部屋
にじいろのさかなの部屋
立ち読みコーナーはこちら
読み聞かせランキングはこちら
 

(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
おすすめラインナップ
FlashPlayerが最新ではありません。

本サイトをご利用頂く為にはFlashPlayer8以上が必要です。
下記のサイトから最新のFlashPlayerをインストールしてください。

最新のFlashPlayerをインストール
●クリックすると、そのページにジャンプします。

講談社子どもの本通信 dandan
おはなし隊
twitter
でんせつのきょだいあんまんをはこべ レビュー大募集
第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子

flashplayer このサイトの一部のコンテンツでは、Macromedia Flash Player7以上が必要です。左のバナーのリンクから無償にてダウンロード可能です。
『どーんちーんかーん』
講談社の創作絵本
『どーんちーんかーん』
◆武田美穂/作
◆対象年齢:6歳から
昔話/読み聞かせ

内容紹介
やまぶしさんは、修業よりもいたずらが大好き。今日も寝ているキツネを驚かせて、大喜び。
ところが辺りは急に暗くなり、遠くから不思議な声が近づいてきて……。
作家の武田美穂さんのお家で、おじいちゃんのそのまたおじいちゃんから、語り継がれてきた昔話を絵本化。
ちょっぴり怖いけど、ホッとするあたたかいお話です。
作者からのメッセージ
・作/武田美穂さんからのメッセージ

これは、わたしがちいちゃいころ、夏休みに徳島のおじいちゃんちに行くたびに聞かせてもらったとっておきのお話。夏の夜、いとこたちと、おじいちゃんをかこんで、どきどきわくわくしながら聞きました。
毎年の行事だからお話の流れはわかってるのですが、何回聞いても「ひゃー!」「きゃー!」と、エキサイトしましたね。江戸時代から武田の家にずーっと伝えられてきた話ということで、おじちゃんたちも、わたしの父ももちろん話せたんだけど、やっぱりおじいちゃんの、ゆったりした徳島弁のは、絶品でした。この絵本もそんな楽し怖ーい雰囲気で読んでいただけると嬉しいです。
あっ、読み聞かせの時は特に擬音は気合いをいれて、お願いします。聞き手を「きゃー!」とエキサイトさせられたら、グッジョブですっ!
著者紹介
武田美穂(たけだ みほ)
1959年、東京都生まれ。1992年『となりのせきのますだくん』(ポプラ社、シリーズ化)で、講談社出版文化賞絵本賞、絵本にっぽん賞を受賞。2007年『おかあさん、元気ですか。』で日本絵本賞・読者賞を受賞。子どもの心情を描いた作品で人気を集める。『ありんこぐんだん わはははははは』(理論社)、「ざわざわ森のがんこちゃん」シリーズ(講談社)など。最新作に『パパ・カレー』(ほるぷ出版)、井上ひさし氏の原案をもとにした『「けんぽう」のおはなし』(講談社)がある。
担当者のうちあけ話
 (エ)にとっては、初めて担当することになった創作絵本。武田さんがずーっと大切にしてきたお話で、ステキな原画もあがっていましたから、ワクワクするのと同時に、とても緊張しながらの進行でした。装丁は祖父江慎さん。事務所ではいつもなごやかな雰囲気で打ち合わせで、アイディアが飛び交いました。中身もオビ・カバーも、凝りに凝った一冊となりました。
(エ) 文章は、武田さんが小さいころ徳島弁で聞いたものを、武田さんの言葉(標準語)になおして書かれています。とってもやさしい語り口で、自然とやまぶしさんに親しみがわいてきます。だからこそ、やまぶしさんのピンチには、もうドキドキ! 声に出して読むと、いっそう楽しい絵本です。 
 月夜の晩にぜひ、子供たちと楽しんでください!(エ)
関連図書
ページの先頭へ
『おつきさま、こんばんは!』
講談社の創作絵本
『おつきさま、こんばんは!』
◆市川里美/作
◆読み聞かせ:4歳から ひとり読み:6歳から


内容紹介
人形たちから、おつきさまへのメッセージ
おつきさまのやさしい光で目覚めた人形たち。マトリョーシカ、日本人形、テディベア……それぞれが、おつきさまとの思い出を語りはじめます。月夜におくるお話。
作者からのメッセージ
・作/市川里美さんからのメッセージ

 私のパリのアパートには大きなおもちゃ箱があり、そのなかに世界を旅して持ち帰った人形が詰まっている。入りきれなかったものたちは窓辺に、あるいはイスに、棚の上にそれぞれ居場所を確保している。それにしても数が増えてしまった。いったい私の人形好きはいつ始まったのだろう……。
 子どもの頃、人形好きの祖母の影響でずいぶん人形と遊んだけれど、大人になるにつれ、すっかり忘れてしまっていた。それに再び“火がついた”のはニューヨークのアンティークショップで、子供とたくさん遊んだ証しである、ヨゴレやシミをいっぱいつけて、ニッコリ笑っている布人形に出会ったときからに違いない。アメリカのママが子供のために、ありあわせの布で一針一針縫って作られたその人形は愛らしく、一目で気に入った。ひどく懐かしいものに出会った気がした。それから30年以上、世界のどこを旅しても必ず、その土地の人形を探し求めてしまう。
 さまざまな旅の思い出はつきないけれど、とりわけお月さまの思い出は心に残る。お月さまは、しばしば思いがけない時や場所から姿をあらわし私を驚かせた。不思議な美しさに茫然と見とれていると、また静かにスーッと姿を消してしまうのだった。ずっとあとになって思い出すとき「さて、あれはほんとうに見たのだろうか? それとも夢だったのか?」と問うてみるけれど今となっては確かめるすべはない。そんなとき、そこから持ち帰った人形がそばにあることによって「いや、いや、私はたしかにあそこにいた」と信じることができる。
 人形たちは私の旅の証人であるのかもしれない。
著者紹介
市川里美(いちかわ さとみ)
岐阜県生まれ。1971年よりパリ在住。『春のうたがきこえる』(偕成社刊)で講談社出版文化賞絵本賞、『はしって!アレン』(偕成社刊)でサンケイ児童出版文化賞美術賞など国内での受賞も多数。1997年にはそれまでの仕事に対してパリ市長賞を受賞。フランスや日本をはじめ、アメリカ、イギリスなど各国で絵本が出版されている。近著に、絵本『ずーっといっしょ』『ようこそクリスマス』、画文集に『花と私の時間』(以上すべて講談社)などがある。
担当者のうちあけ話
パリの市川さんから、絵が編集部に届いたのは今年の1月。それまで、時々にフランスから送られてくるラフを見て楽しんでいましたが、(J)実際に着彩された絵を見たときは、息をのみました。本物のような丁寧な描写、優しい色の重なり、細かなディテールへのこだわり……。それだけではありません。人形は子供と遊んだ記憶を持つからこそ愛おしいという、市川さんの人形に対する愛情がたっぷり入って、贅沢な絵本ができあがりました。月のきれいな季節に、ぜひお楽しみください。(J)
関連図書
ページの先頭へ
『まんまるいけのおつきみ』
講談社の創作絵本
『まんまるいけのおつきみ』
◆かとうまふみ/作
◆対象年齢:3歳から
秋/お月見

内容紹介
ぽんたにとって、はじめてのお月見は……
かめじいさんからお月見の話をきいて、なまずのぽんたは興味しんしん。でも、池にはふしぎな言い伝えがあって……。さて、どうしたら無事にお月見ができるかな?
作者からのメッセージ
・作/かとうまふみさんからのメッセージ

私は、月を眺めるのが好きです。
細い月、ふっくりとした月、どの形の月もそれぞれ魅力的ですが、やっぱり満月を見ると特別にうれしくなります。
もう何度も満月を見ているのに、毎回感動するんだもの。
初めて満月を見たら、さぞや感動するだろうなぁ……。
そう、たとえば小さな小さな池の底で、外の世界を知らない魚たちがいたとしたら…。そんなことを想像したら、どんどん楽しくなってきて、お話が膨らんでいきました。
かめじいさんやぽんたたちのように、お花やおだんごを飾って……という本格的なお月見じゃなくても、ぜひ満月の日には、明かりを消して夜空を眺めて下さい。
夜空にぽっかりと浮かんだ月を見ていると「はぁ〜」と力が抜けて、こころがまんまるになりますよ。
著者紹介
かとう まふみ
1971年、福井県生まれ、北海道育ち。北海道教育大学卒業。ディスプレイデザインの仕事を経て、絵本作家に。著作に『えんぴつのおすもう』、『ぜったいわけてあげないからね』(ともに偕成社)、『どんぐりしいちゃん』(教育画劇)、『のりののりこさん』(BL出版)、『ゴロリともりのレストラン』(岩崎書店)、『たまごのおうさま』(ビリケン出版)、『はらっぱむらのなつまつり』(フレーベル館)、『トッキーさんのボタン』(イーストプレス)などがある。
担当者のうちあけ話
動物や虫はもちろん、文房具や卵まで、すてきな登場人物に仕立て上げてしまう、かとうまふみさん。はじめての打ち合わせのときに、なんとはなしに「お魚はまだ描かれてませんよね?」と話したところ、さっそく興味を持って頂き、できあがったラフにはまんまるいけの面々が堂々と描かれていたのでした。しかも主人公がナマズ! 最初、モノクロのラフで見ていたときは、(J)ナマズだからヒゲもあるし、おじいさんに見えないかな? かわいく見えるのかな? と実は少し心配もしていたのですが、カラーが上がって出てきた「ぽんた」は、なんともかわいいナマズ男児! ユーモラスなシーンもたくさんありますが、なんといってもぽんたがお月見をするシーンは、美しさと楽しさが同居したすばらしいシーンになりました。(J)
ページの先頭へ
『ゆめちゃんの ハロウィーン』
講談社の創作絵本
『ゆめちゃんの ハロウィーン』
◆高林麻里/作
◆読み聞かせ:3歳ごろから ひとり読み:6歳ごろから
秋/ハロウィーン/読み聞かせ

内容紹介
もうすぐハロウィーン。ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは、今年初めてハロウィーンのおまつりをすることになりました。街はハロウィーンの飾りつけで、とってもにぎやかです。いよいよ10月31日、ハロウィーンの夜、ゆめちゃんは魔女の仮装をして、「トリック オア トリート!(お菓子くれなきゃ、いたずらしちゃうぞ!)」と言いながら、街をまわります!
作者からのメッセージ
・作/高林麻里さんからのメッセージ

 ニューヨークで暮らし始めた1990年、ハロウィーンの夜に、友だちがマンハッタンのグリニッジ・ビレッジのハロウィーンパレードに連れていってくれました。
 仮装した老若男女がえんえんとパレードをしています。どれも、この日のために試行錯誤して準備したとしか思えないような見事な仮装ぶり、そしてクスッと笑ってしまうものばかりです。見ていて飽きないどころか、気がついたら周りの観衆といっしょに大声ではやしたて、翌日声が出なくなっていました。
 わたしは仮装をしたことがありませんが、子どもが生まれてからは、ハロウィーンのコスチュームを、このお話のゆめちゃんのお母さんのようにミシンで作るようになりました。赤ちゃんのころは、娘にはクマのぬいぐるみや赤ずきんちゃん、息子には忍者やカウボーイと、わたしが決めて作っていたのですが、だんだん大きくなるにつれ、「ネコになりたい」とか「魔女のキキになりたい」とか、いろいろ注文を出してくるので大変です。できあがったものはけっして上手ではないのですが、子どもたちはとても喜んでくれます。
 ハロウィーンの思い出は、アメリカで暮らした年月の分、わたしの中に、楽しくなつかしい記憶として積み重なっています。
著者紹介
高林麻里(たかばやし まり)
絵本作家。おもな作品に『ミルカちゃんと はちみつおためしかい』(令丈ヒロ子/文 講談社)、『たからものはなあに』(あいだひさ/文 偕成社)、『なぞなぞのへや』(石津ちひろ/文 フレーベル館)、『海のジェリービーンズ』(角野栄子/文 理論社)など多数。米国でも、『I Live in Tokyo』『I Live in Brooklyn』(Houghton Mifflin社)などの絵本を出版。1990年からニューヨーク在住。
担当者のうちあけ話
この絵本の中の街全体がハロウィーンを楽しんでいるページがとても好きです。
いつもはできないお姫様や消防士の格好をして、いつもは歩けない夜の街を歩いて、たくさんお菓子をもらって。考えてみれば、子供にとっては夢のような行事ですね、ハロウィーンは。
(K)ただ、この行事をするには地域の連携が必要。都会の大きなマンションなどでは難しいかもしれません。日ごろめんどうがらずに地域の人とコミュニケーションを取り、挨拶や会話を欠かさずにいるご家庭なら大丈夫でしょう。改めて子育てには、地域のつながりが大切と感じる行事です。今年は、うちもハロウィーンのおまつりを楽しんでみたいなあと思います。(K)
関連図書
ページの先頭へ
『あきねこ』
講談社の創作絵本
『あきねこ』
◆かんのゆうこ/文
◆たなか鮎子/絵
◆読み聞かせ:5歳から ひとり読み:7歳から
秋/動物

内容紹介
あきねこが筆をふるうと、不思議な風景が!
かのが公園で出会った“あきねこ”は、不思議なえのぐで、つぎつぎと秋の風景を描いていきます。すると、そこには……。色鮮やかな季節の訪れを祝福する絵本。
作者からのメッセージ
・文/かんのゆうこさんからのメッセージ

『ふゆねこ』からスタートした「四季ねこえほん」シリーズも、いよいよ最後の一冊となりました。今回は、ちょっとミステリアスな黒猫の画家、あきねこが登場します。私は幼い頃、心で思っていることと現実との境界線がとてもあいまいな子どもで、自分の感じていることが現実なのか、それとも空想の世界のことなのか、わからなくなることがよくありました。今回お届けする『あきねこ』は、そんな現実と空想との境目がぼやけていくような、幼い頃に感じていた不思議な気持ちを思い出しながら書いた物語です。あきねこがいったいどんな秋を見せてくれるのか、そうして最後にはどんな展開が待っているのか、主人公のかのちゃんと一緒になって楽しんでいただけたらとてもうれしいです。

・絵/たなか鮎子さんからのメッセージ

秋は四季の中でも一番好きな季節です。暑〜い夏をどうにか乗り越えると、ある時ふと涼しい風が吹き、見上げると木の葉もずっと透き通って見えて……。その瞬間はいつも、踊りだしたくなるくらい嬉しくなります。そんな気分をお届けできたら……と思いながら絵を描きました。
そしてこの絵本に登場する「あきねこ」。黒猫でミステリアス……と思いきや、どこかしら笑えるモッサリ感が漂っているのは、ひとえにうちの飼い猫君のせいなのです。ゴロゴロしてばかりの日常から抜け出して、絵本の中では絵筆をあやつる魔法の猫に。きっと本人(猫)も満足しているに違いありません。
著者紹介
かんのゆうこ
1968年、東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業。主な絵本に『ふゆねこ』(絵:こみねゆら)『はるねこ』(絵:松成真理子)『なつねこ』(絵:北見葉胡)『ルララとトーララ クリスマスのプレゼント』(絵:おくはらゆめ)『星うさぎと月のふね』『ほたるになった天使』『マルーシカと12の月』(すべて、絵:たなか鮎子)『カノン』(絵:北見葉胡/以上すべて講談社)、『ボッチとナナ』(絵:南塚直子/佼成出版社)、『碧空のかけら〜チベットの子どもからのおくりもの』(絵:たなか鮎子 英訳:大久保ひろし/エイト社)など。『星うさぎと月のふね』はプラネタリウム番組化され、各地で上映されている。

たなか鮎子(たなか あゆこ)
1972年福岡生まれ。福島大学経済学部卒業。デザイン会社勤務を経て独立後、絵本作家、銅版画家として個展を中心に活動。2000年、ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。主な絵本に『フィオーラとふこうのまじょ』、『星うさぎと月のふね』『ほたるになった天使』『マルーシカと12の月』(以上3作、文:かんのゆうこ)、『針つくりの花むこさん』(文:瀬戸内寂聴)(以上すべて講談社)、『かいぶつトロルのまほうのおしろ』(アリス館)、『碧空のかけら』(文:かんのゆうこ、英訳:大久保ひろし/エイト社)。装画に『1リットルの涙』(幻冬舎)、『数学ガール』(ソフトバンククリエイティブ)などがある。
担当者のうちあけ話
昨冬からスタートした“四季ねこシリーズ”が、この『あきねこ』をもって完結します。四季ごとに、猫と少女が不思議な出会いをするこのシリーズは、それぞれが独立したお話。(J)最後になった『あきねこ』は、“秋”という季節の訪れをテーマに、ちょっぴり魔術めいた、ミステリアスな雰囲気もあるお話。実際にも黒猫を飼われているたなか鮎子さんが、季節の喜びと、ちょっぴり不思議なムードを盛り上げてくださいました。そして、9月下旬にはシリーズ4作の原画展を開催予定です。お近くの方はぜひ、お運び下さいませ。(J)
関連図書
ページの先頭へ
『古今東西 あこがれの お姫さま物語』
決定版101シリーズ
『古今東西 あこがれの お姫さま物語』
◆講談社/編
◆井辻朱美/監修
◆対象年齢:小学校中学年から
読み聞かせ/ひとり読み

内容紹介
 決定版101シリーズのなかで、「日本の名作童話」「世界の名作童話」「日本の神話」と、文学作品の巻を展開してきましたが、今回はお姫様の物語だけを集めた企画です。作品は、「白雪姫」「おやゆび姫」などおなじみのものはもちろん、アラビアンナイト、東西の昔話のなかからも選び、バラエティに富んだ内容です。
 毎回好評のコラムもいっそう強化しており、東西のお姫さまの生活や、お姫様にはつきものの騎士や妖精についての読み物はいっそう気分を盛り上げます。
 巻末にはこの本に登場するお姫様、登場しないけれど有名なお姫様をも含めた「お姫様プロフィール一覧」で、古今東西のお姫様が一望できる壮観なページもつけて、1冊丸ごと、どっぷりお姫様、読者の女子だけでなく、その母も心奪われること請け合いの、ガーリーな仕様です。
 私自身、本ができてくるのを楽しみにしているくらいですから、ぜひ本屋さんで手に取ってみてください。
担当者のうちあけ話
 この本の中に「メリサンド姫」というお話を収録しているのですが、これは私の遠い記憶をたどって見つけ出した作品です。いや、正確には、監修をお願いした井辻朱美先生に「それは『メリサンド姫』ね。」と言い当てていただいたのです。
 私の子供時代の1960年〜1970年代は、大人子ども問わず、文学全集がたくさん刊行された時代でした。そういうものが家にあっても全部は読めません。あちこちつまみ食いです。でも、そういう読み方だから、面白いお話は強く印象に残っていたのだと思います。
 「ハゲのお姫様のお母さんが(=王妃)が、髪が伸びますようにって願い事をしたら、どんどん伸びて大変なことになり、(チ)最後は賢い王子様が登場して髪がそれ以上伸びるのを食い止めたっていうおはなしが面白かったんです。」という、きわめていい加減な告白で、先生はわかってくださいました。今はあまり刊行されておらず、巡り合うことが少ない物語です。
 とにかく、古今東西の面白いお姫さま物語を集めました。全集なき今、小さな読者のみなさんには、少しでも多くのおはなしに触れてほしいと願っています。(チ)
関連図書
ページの先頭へ
『冒険作家ジェロニモ・スティルトン チーズピラミッドの呪い』
『冒険作家ジェロニモ・スティルトン チーズピラミッドの呪い』
◆ジェロニモ・スティルトン/作
◆加門ベル/訳
◆対象年齢:小学中級から
冒険/ハラハラ/ワクワク

内容紹介
中央新聞社(チューおうしんぶんしゃ)の初代社長であるおじいさんに、エジプトまで取材に行くよう命令されたジェロニモ。オンボロ飛行機に乗せられて、命からがら着いた先にあったのは、神秘のピラミッド。ジェロニモは、おかしな博士といっしょに、ピラミッドの謎にせまる! 博士の追い求める秘密のエネルギーとは、いったい!?
イラスト満載、カラーページいっぱい! イタリアからやってきた、全世界150か国、6000万部の大ベストセラー作家ジェロニモ・スティルトン、待望の第2弾です!
訳者からのメッセージ
・訳/加門ベルさんからのメッセージ

トホホな冒険家、ジェロニモくんの冒険シリーズ第2弾です。ジェロニモ「くん」というには、少々年がいっている……なにせ9歳のおいっこがいる、新聞社の社長です。おくびょうものの彼が冒険に出るはめになるのは、たいてい周りの個性豊かなキャラたちにハメられてなのですが、今回の黒幕はウィリアム・ケッチーノ・スティルトンおじいさん! ミドルネームがケッチーノというだけあって、彼のケチっぷりはハンパない。ジェロニモくんはケッチーノ氏のせいで死にそうな思いをしながらも、決して悪役を切り捨てることはしません。最後の解決のしかたには、ほろりとあたたかい気持ちになりました。
1巻目の『ユーレイ城のなぞ』を読んだ大阪府の小学4年生の男の子から、「さいごのほうからなんか、しあわせになってきました。」というはがきをいただきました。どんなにハチャメチャな冒険でも、最後はほろりとハッピーエンドになるのが、ジェロニモくんのいいところ! ちなみにわたしの今回のお気に入りキャラは、とても頼りになる敏腕営業マン、シフ・マッカセーロです。
著者紹介
ジェロニモ・スティルトン
子住島東中都中央区生まれ。子住島でもっとも読まれている日刊紙「中央新聞(チューおうしんぶん)」の編集長のかたわら、冒険小説作家としても活躍。本作『チーズピラミッドの呪い』で直中賞(なおチューしょう)を受賞。著作はすでに世界中で35の言語に翻訳されている。趣味は、古いチーズのラベルをコレクションすることと、おいのベンジャミンに冒険話を聞かせること。

加門ベル
北海道生まれ。児童書の仕事に携わり、故石井桃子氏と同じ3月10日生まれであることを誇りに思っている。東京女子大学大学院修了。好きなケーキはチーズケーキ。
担当者のうちあけ話
第1巻を発売して、小学2〜4年生を中心としたみなさんから、たくさん読者はがきをいただきました。わたしが普段働いている「青い鳥文庫」では、はがきの女子率がとても高いのですが、「ジェロニモ」は男女比半々か、むしろやや男子が多いことにおどろきです。「ジェロニモ」シリーズは、絵がたくさん入っているものの、読み物としては127ページとけっこうなボリュームがあります。それを読みきった上に、はがきまで送ってくれるなんて! 読者はがきの、エンピツで一生懸命書かれた字を見ていると、とても楽しんで読んでくれたんだろうなということが伝わってきて、うれしいかぎりです。購入したきっかけを書く欄で、「読書感想文で本屋にいって、かだいとしょがきまらないので、ほかのところにいったらあっておもしろそうだったから。」と書いてくれた男の子もいました。ジェロニモくんの本は、勇気・友情・家族愛がつまっていて、楽しくすいすい読めながらも、読後感は深い。お子さんが読み終えたあとは、ぜひ大人のみなさんも、読んでみてください。(編集T)

☆ジェロニモくんのブログで随時読者はがきをご紹介しています。
 楽しいコンテンツいっぱいの「ジェロニモ・スティルトン ウェブサイト」はこちら!
関連図書
ページの先頭へ
このページへのリンクについて / 講談社へのお問い合わせ / 講談社のプライバシーポリシー
Mail / おはなし隊