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全国訪問おはなし隊 絵本の読みきかせガイドブック DVD付き
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(ほろほろ鳥)6月の編集後記

いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)

 
次回は2014年7月31日更新予定です。
 
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第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!
生きているのがつらいと思っているきみへのメッセージ

イラスト/高島尚子


バレエ・狂言・雅楽の絵本
最近、バレエを習っているお子さんがとっても多いですね。また、日本の古典芸能もテレビの子ども番組でとりあげられたのをきっかけに、興味をもつ人が増えてきています。 そこで今月は、東西の古典芸能、バレエ、狂言、雅楽をテーマにした絵本の特集です!

バレエの絵本
バレエの舞台を体験しながら、おはなしを楽しめる絵本です。

バレエ名作絵本 くるみわり人形
講談社の創作絵本
『バレエ名作絵本 くるみわり人形』
◆石津ちひろ/文
◆堀川理万子/絵
◆E.T.A.ホフマン/原作

クリスマスイブ、クララが人形師・ドロッセルマイヤーからもらった醜いくるみわり人形。真夜中に登場するねずみの軍隊。戦いに疲れたくるみわりを、やさしくいたわるクララの愛情が魔法をとき、くるみわりは美しい王子の姿に戻ります。ここから先はバレエの舞台ならではの楽しい展開が……。
バレエ名作絵本 眠れる森の美女
講談社の創作絵本
『バレエ名作絵本 眠れる森の美女』
◆石津ちひろ/文
◆網中いづる/絵
◆シャルル・ペロー/原作

舞台はむかしむかしのフランス。王家に待望のお姫様、オーロラが誕生し、洗礼の宴が開かれましたが、典礼長は、魔女のカラボスに招待状を出し忘れていました。怒ってお城に乗り込んできたカラボス。「姫は16歳の誕生日に、つむぎ針に指を刺されて死ぬ」という呪いをかけます。オーロラを守るリラの精が「死」を「100年の眠り」に変えてくれました。王は城下の人々に、つむぎ針を使うことを禁じましたが、16歳の誕生日の宴で、それは現実のものとなり、姫と王、王妃、お城の人々は100年の眠りについたのです。
そして100年後、リラの精に導かれ、いよいよデジレ王子が登場します……。
ペローの原作を、絢爛豪華な舞台に仕立てたバレエ「眠れる森の美女」。見どころたっぷりの舞台を、ぜひこの絵本で楽しんでください。結婚の宴では、おとぎばなしの主人公たちが、お祝いの踊りを披露し、バレエならではの華やかなフィナーレになっています。
バレエ名作絵本 白鳥の湖
講談社の創作絵本
『バレエ名作絵本 白鳥の湖』
◆石津ちひろ/文
◆田中清代/絵

ある王家の王女オデットは、悪魔ロットバルトの魔法で、昼間は湖の白鳥の姿にされています。愛を誓ってくれる男性が現れてはじめて、魔法が消えるのです。ある晩、誕生日の宴を抜け出した、その国の王子ジークフリートが、湖にやってきて、オデットに出会い、きっと自分が助けようと決意するのでした。
翌日、花嫁選びの宴に現れたオデット。喜びにあふれたジークフリートは母の王妃に彼女を引き合わせ、愛の誓いを立ててしまいます。それは、悪魔が送り込んだ偽のオデット=オディール(黒鳥)でした……。悪魔に翻弄される、オデットとジークフリート王子。ふたりは幸せになれるでしょうか?

狂言の絵本
日本の伝統芸能が読みきかせにぴったりの絵本に!
狂言の絵本特集ページ

狂言えほん ぶす
講談社の創作絵本
『狂言えほん ぶす』
◆もとしたいづみ/文
◆ささめやゆき/絵

「このつぼには『ぶす』という大変な毒が入っている。くれぐれも近寄らないように」と主人に言いつけられた家来。でも中を見て……。
狂言えほん くさびら
講談社の創作絵本
『狂言えほん くさびら』
◆もとしたいづみ/文
◆竹内通雅/絵

家にくさびら(きのこ)が生えてきて困った男が、山伏にまじないを頼みに行きますが……。楽しく読みながら、伝統芸能の魅力に触れられます。
狂言えほん そらうで
講談社の創作絵本
『狂言えほん そらうで』
◆もとしたいづみ/文
◆たごもりのりこ/絵

いつもうその腕自慢(空腕)ばかり言っているけれど、本当は臆病なたろう。主人に買い物を言いつけられて出かけますが……。
狂言えほん しどうほうがく
講談社の創作絵本
『狂言えほん しどうほうがく』
◆もとしたいづみ/文
◆青山友美/絵

誰かがせきをすると暴れだすというくせのある馬を使って、家来がいばりんぼうの主人をこらしめるという、痛快なお話です。
狂言えほん せつぶん
講談社の創作絵本
『狂言えほん せつぶん』
◆もとしたいづみ/文
◆野村たかあき/絵

節分の豆まきを主題にした作品。節分の夜、日本に渡ってきた鬼が、美しい女に一目ぼれをしてしまい……。鬼と女のかけひきが楽しい一冊。

狂言の絵本
雅楽の音色から生まれた絵本・三部作。
雅楽の絵本特集ページ

光り降る音
『光り降る音』
◆かんのゆうこ/文
◆東儀秀樹/絵

すべてを包みこむような響きわたる笙(しょう)の音に重なる、切ない物語。透明感あふれる文と、美しく繊細な絵。雅楽器の由来をモチーフにした絵本シリーズ第一作。
天つ風の音
『天つ風の音』
◆かんのゆうこ/文
◆東儀秀樹/絵

天と地をつなぐ龍笛の物語。研ぎ澄まされた、かんのゆうこの文章世界。心揺れる白うさぎの表情を、東儀秀樹が繊細に描きます。
星月夜の音
『星月夜の音』
◆かんのゆうこ/文
◆東儀秀樹/絵

心と心を結ぶ、篳篥(ひちりき)の音が響く……。魂をゆさぶる、地上の愛と絆の物語。雅楽の音色から生まれた絵本・三部作、完結。
光り降る音・天つ風の音・星月夜の音
絵本&CD
『光り降る音・天つ風の音・星月夜の音』
◆かんのゆうこ/文
◆東儀秀樹/絵・朗読・音楽

東儀秀樹CD付・雅楽の絵本と音楽が1つに。
「天から差しこむ光の音をあらわす」笙(しょう)、「天と地をつなぐ音色を奏でる」龍笛、「地上の音をあらわす」篳篥(ひちりき)。それぞれの雅楽器をモチーフにしたかんのゆうこさんの物語に、東儀秀樹さんが絵を描いた話題の3部作を美しい新装丁にし、東儀さんによる書き下ろしの楽曲と、朗読を納めたCD、さらに特典までを1つにまとめた豪華愛蔵版。聴こえない音を聴く白うさぎの、心に響く物語は、きっと心に残る贈り物になるはずです。
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