オリンピック、ワールドカップ、甲子園……なぜ、スポーツは人々の胸を熱くさせるのでしょう。長い期間、身を削って努力してきた選手たちがのぞむ、やり直しのきかない真剣勝負。はっきりとわかれる明暗。そこにある夢、努力、フェアプレー、スポーツマンシップ、チームワーク、敗北から学ぶこと。そんなエピソードを101話、迫力のある写真と豊富なイラスト・図版で生き生きと紹介します。スポーツを通じてたいせつなことをお子様に伝えられる本です。
『決定版 夢をそだてる スポーツ感動名場面101』
アンケート結果発表
10月25日の〆切でHP講談社絵本通信でおこなった『決定版 夢をそだてる スポーツ感動名場面101』アンケートにたくさんの方にご協力いただき、どうもありがとうございました! また、北京オリンピック直前の7月末におこなわれた講談社青い鳥文庫夏まつり会場でも同じアンケートをおこないました。ご協力くださった方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
書き込みには、もりあがった北京オリンピックでの熱闘や、身近なスポーツの思い出、歴史的な名場面など、みなさん熱い思いをこめて書いていただきました。
その中でもとくに心に打ったエピソードと、両方のアンケートを合算したベスト3をご紹介いたします。
さて、どんな選手、どんな名場面が登場しますでしょうか? あなたの心の名場面と重ねあわせてぜひご覧になってください。
●わたしのすきなスポーツ選手ベスト3
1位 北島康介(競泳)
2位 イチロー(野球)
3位 浅田真央(フィギュアスケート)・谷亮子(柔道)
●北京オリンピックで注目する(した)競技ベスト3
1位 競泳
2位 バレーボール
3位 野球
●北京オリンピックで注目する(した)選手
1位 北島康介(競泳)
2位 谷亮子(柔道)
3位 野口みずき(マラソン)・上野由岐子(ソフトボール)・栗原恵(バレーボール)
●わたしのスポーツ感動名場面ベスト3
1位 荒川静、イナバウアーで金メダル(フィギュアスケート/トリノオリンピック)
2位 北島康介 「ちょーきもちいい」金メダル(競泳/アテネオリンピック)
3位 女子ソフトボール日本代表 金メダル(ソフトボール/北京オリンピック)
● わたしのスポーツ感動・名場面〈エピソード〉
ロサンゼルスオリンピックの柔道の山下泰裕選手です。決勝までの試合で足を痛めながらも決勝で押さえ込み一本勝ちをおさめた勇姿に当時中学2年であったわたくしは思わず涙しました。決勝の相手のラシュワン選手が山下選手の痛めた足を攻撃しなかったことも日本の美の精神に相通ずるところがあり、あっぱれと思いました。私の人生まだ38年そこそこですが、後にも先にもこのときが一番感動しました。柔道の精神は人生いたるところに通用すると思います。
(宮城県 男性)
日本中が盛りあがった、1998年の長野オリンピック。スキージャンプ団体戦の原田選手は忘れられません。リレハンメルオリンピックの失敗を胸に抱えて挑んだ、1本目のジャッンプが失敗。どうなることかと思った2本目の、大ジャンプ! 当時私は高校生で、授業中、みんながジャンプの結果にソワソワしていました。先生の目を盗んでラジオ中継を聞いていた子から、“原田 1本目 失敗”のメモの後に、“原田 2本目 137メートル!!”と書かれたメモが回って来た時は、授業中なのを忘れてみんなで盛り上がってしまいました。努力と気持ちの強さが結果を出すと実感した瞬間でした。
(東京都 女性)
サッカー男子日本代表 初のワールドカップ出場を決めた試合!! 岡野〜っ!! という感じでした。
(宮城県 女性)
サッカーW杯アメリカ大会アジア予選 日本VSイラク「ドーハの悲劇」
テレビの前で自分の時間が止まったという初めての経験だった。今でも忘れられない。
(千葉県 女性)
此の度の北京オリンピックの女子ソフトの決勝戦。
これは感動しました。胸が熱くなりました。涙がこぼれました。よくぞ頑張ってくれました。一生忘れません。
(山口県 男性)
駅伝です。もう20年近く前になりますが、私の親戚が小さい頃から陸上をやっていました。走れば必ず優勝すると言っていいほど、早く走る人で、幼心にとてもすごいお兄ちゃんというイメージがありました。高校に入ってからは、おもに駅伝で走るようになり、高校駅伝も、箱根駅伝も素晴らしい成績を残しました。
しかしながら、そんな親戚にも、スランプの時期があって、大学を卒業してからしばらくの間、自分の走りを保つことができませんでした。
そんな時期を乗り越えての四国駅伝で、万年最下位状態のチームを見事に優勝に導きました。
何人も追い抜いて、ゴールのテープを走り切った直後、監督に「やっと自分の走りができました」と言った親戚の言葉に、感動と尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
(東京都 女性)
(北京オリンピックでの/編集部注)北島康介の平泳100m決勝のターン後の泳ぎ。
力強く、伸びを最大限に生かし、焦ることなく泳いでいるすがた。
水泳をやっている人だけでなく、すべての人に感動を与えたと思う。
(神奈川県 女性)
2006年サッカーワールドカップ イタリアチーム優勝! PKの時のピルロがカンナバーロにもたれかかって 最終キッカーのグロッソの優勝を決めるシュートを見守っていたシーン。 涙が止まりませんでした! あとは カンナバーロがまるで何人もいるかのように いろんなところに出没していて、「カンナバーリ」と呼んでいました。 (イタリア語で複数を意味する)。 それからチーム全体でほぼ全ての選手がシュートを決めたことなど! ユヴェントスの降格など暗いニュースの中、とにかく最高の勝利でした。
(神奈川県 男性)
昨年の夏、全国高校野球県大会の決勝戦のあと、10歳の頃から30年間、野球一筋に生きてきた息子が、優勝監督として、生徒達から胴上げされている姿を観て、胸が熱くなり、嬉しいはずなのに涙が溢れてきて、うれし涙という言葉を実感しました。
(千葉県 男性)
ワールドベースボールクラシック決勝戦。諦めないことで神がかり的な優勝を勝ち得たことに大きな感動をおぼえました。
(広島県 男性)
※ ここで、エピソード紹介させて頂いた方10名と抽選でえらばれた方10名には、『決定版 夢をそだてる スポーツ感動名場面101』をお送りします。
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