こんにちは、渡辺陽子です。
おがけさまで、絵本『にんじゃいぬタロー』が9月17日無事発売いたしました!! 応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。制作日記の最終回は、出版を終えての思いなどを書かせていただきます。
作品『にんじゃいぬタロー』は、2017年1月に、きむらゆういち先生主催の「ゆうゆう絵本講座」の課題で制作したことが始まりでした。2019年5月末に公募に出すまで、何度もラフを練り直したのですが、その間、講師の先生方には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
そして、昨年9月の授賞式では、選考委員の村上康成先生が講評で「ぐつぐつ煮込んだ、とんこつの出汁が出ていた。」とおっしゃってくださり、試行錯誤を繰り返したことは、無駄じゃなかったと、とてもうれしかったことが思い出されます。
主人公のタローは我が家の愛犬がモデルです。迷子で保護されて家にやって来たのですが、それ以来、私を守るため、いつも後を付いてきて寄りそってくれています。そんな風に、この絵本『にんじゃいぬタロー』が、読んでくださる方々に少しでも寄りそうことができたら、本当にうれしいです。
出版にあたり、編集Kさんには大変お世話になりました。コロナの影響で、例年どおりにいかず、しかも新人の担当となり、ご苦労が多かったと思います。本当にありがとうございました。多くの方々にご尽力いただいたおかげで、作品に予想を超えた広がりが出たと、思っています。そして、この先はさらに、販売部や宣伝部の皆様 にもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
絵本作家を目指していたころは、私はこの制作日記が大好きで、過去にさかのぼって、すべて読みました。その制作日記を、普通のおばさんの私が書かせていただけるとは、、、まさに奇跡です!! 次はどなたに奇跡が起こるのでしょうか?
コロナ禍で、困難な時代ではありますが、みなさまのこれからに幸多い事を願いまして、終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
2020年9月22日 渡辺陽子