第35回(2013年) 講談社絵本新人賞 選考経過・報告

受賞者の言葉

  • 新人賞

    『てがみぼうやのゆくところ』 加藤晶子(神奈川県)

    この度は、新人賞をありがとうございます。受賞の知らせを聞いて更なる努力をしていかなければと思いました。この絵本は、手紙を送り出す時のドキドキとポストに入っていた時の嬉しい気持ち、送る人と送られる人両方の気持ちを背負った手紙自身にも旅をしてもらったら楽しいなと思い描きました。

    「元気ですか?」その一言で元気になれる、元気をあげられる、手紙はちょっとした魔法。私もこの絵本で一人でも多くの方に小さな魔法をかけられたら嬉しいです。今後もささやかな日常の中にも生命力のある絵本をユーモアを持って描いていきたいと思います。

  • 佳作

    『あそこまで』 奥野哉子(大阪府)

    雑記帳をひらいてみると、「あそこまで」の絵本としてのイメージは7年前にふと思いついたものでした。具体的な自分のこれからを見いだせず、ただただもがいていた時でもありました。思い浮かんだのは向こうの方にみえる満開の桜の木だったことを覚えています。あそこまで、あの桜の木の下まで行こう。それだけでいいじゃない。と、色々頭で考えすぎていた自分自身の小さな気づきでもありました。
    何度もあたため直しながら、少しずつ絵本というひとつのかたちに近づいてきたことがうれしいです。本当にありがとうございました。

  • 佳作

    『なんと!ようひんてん』 石川基子(愛知県)

    「締め切りまであとx日しかないのに、まだy枚しか描けていない!」
    xはどんどん減っていくのに、yは一向に増えていかず……。応募を諦めるのなら早い方がいいと、何度もくじけそうになりました。が、描きあがった絵やラフを見て、「おもしろい!」と自画自賛、自画自笑(?)して自分を励まし、描き続けました。常々、絵本作りに必要だといわれる「自問自答」は、この際後回しにして…… 。
    あちこち悔いも残りますが、すばらしい賞をありがとうございました!

  • 佳作

    『ボクんちたてかえます』 森みちこ(富山県)

    「娘に自分の描いた絵本を見せたい……」と応募を始めて今回で17回目。その娘も今で18歳!! 私は誰のために絵本を描くのだろう? 今回は、そんな事を再確認しながら制作にとりかかりました。
    この絵本のエピソードは、古い我が家で起こった実話を元に作ったので、ノリノリで描いていて本当に楽しかったです! このノリノリ感を忘れず、これからもずっと描き続けたいと思っています!
    そして、今まで私を支えてくださったみなさまに感謝!! 本当にありがとうございました!!

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