第37回(2015年) 講談社絵本新人賞 選考経過・報告

受賞者の言葉 2015.9.18

  • 新人賞

    『ピカゴロウ』 ひろた みどり/ひろた だいさく(千葉県)

    昨年、佳作をいただいて、今年はそれ以上の結果を出そうと、二人でがんばりました。気持ちは誰にも負けないと思います。
    私たちはピカゴロウのことを、とてもかわいいと思いながらつくりました。愛情をもってもらえるように、感情と表情に気をつけました。読んで下さる方に伝わるとうれしいです。
    これからも、ひとつひとつ大事にお話を作っていきたいと思います。
    このたびは新人賞に選んで下さって、本当にありがとうございました。

  • 佳作

    『きつねのきょうだいとびよーんびよーん』 いいづかみこ(東京都)

    受賞することができ、大変光栄に思っております。大袈裟に思われるかもしれませんが、絵本がこの世にあって良かったと思っています。絵本が好きで、作ったら下手で落ち込んで、「どうやったら面白い絵本が作れるのだろう」と、もがき続けた10年間でした。賞を頂いたことを励みに、また地道に続けていきたいと思います。ありがとうございました。

  • 佳作

    『へいのむこうのおともだち』 濵岸夏苗(京都府)

    この度はすばらしい賞を頂き誠にありがとうございます。小さい頃から常にあった「動物と真に心を通わせたい」という想いを満たすためこの絵本を作りました。読んでくれた人がオオカミとのふれあいを体感できるように、オオカミの行動やしぐさに嘘がないよう心がけました。審査員の方々に私の思いが少しでも伝わったかと思うと本当に嬉しいです。今回得た手応えや反省点を踏まえ、さらに良い絵本を作れるよう精進いたします。ありがとうございました!

  • 佳作

    『あめんぼ と みずしぶきのおうさま』 そらの みみた(神奈川県)

    佳作賞をいただき、喜びと戸惑いのなかにいます。様々な限界が立ち塞がるこの世界で、静かに眠っている子どもたちは、雄叫びを上げる準備をしています。終わりのない宿題の世界に。(がっこうが もえている きょうしつから けむりがふきだしている…せいとはみんなゆめをみている:谷川俊太郎『がっこう』)たぶん息をのむ静けさの中、天の川と大地を流れる川が垂直に交差する瞬間を眺める夢。生き生きとしたものを奪う、白々としたまだ声にならない悲鳴…空耳がします。

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