読み聞かせのコツ 第3回 『よみきかせ日本昔話 うらしまたろう』の場合

新連載 おはなし隊の読みきかせ 読み聞かせのコツ

講談社では日本全国、津々浦々に絵本を積んだバスで訪問し、読みきかせする、「全国訪問おはなし隊」という活動をおこなっています。
この連載は、その読みきかせのもようをお知らせしつつ、読みきかせのワンポイントアドバイスをお蔵だしいたします。実物の本を見ながら読んでいただくと、よりよくわかると思います。
ぜひ、身近なところでお話し会をされる方や、保育園、幼稚園、小学校などにいって読みきかせボランティアをされるときなどの参考にしてくださいね。
第3回 『よみきかせ日本昔話 うらしまたろう』の場合


『よみきかせ日本昔話 うらしまたろう』 『よみきかせ日本昔話 うらしまたろう』

◆石崎洋司/文 たなか鮎子/絵
◆対象:5、6歳から

「うらしまたろう」は、亀に乗って竜宮へ行ったうらしまたろうが、おみやげの玉手箱を開けて、煙とともにおじいさんになってしまう話、と記憶しているお子さんが多いようです。この絵本では、竜宮でたろうが乙姫と一緒に四季の窓を見るシーンがあります。

よみきかせでは、たろうが春の窓を開けたところから子どもの集中が高まります。知らない展開に入るからです。そして、夏、秋と進むわけですが、この本の特徴は、次はこうだろうと展開を知っている人や予測できる子どもが見ても、その想像を上回るくらい美しい絵が出てくることがポイントです!

読み手の方は自信をもって、ゆっくりとお話をよみ、ページをめくっていってください。それだけで充分子どもを引きつけられます。5・6歳児用のお話ですが、ゆっくり読んでもだいたい4分で読み終わります。子どもたちが静かにききいって、読後に反応があまりなくても、必ず子どもの心に何かが残るお話です。
(講談社読書推進部・渡辺裕己子/記)
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第3回 『よみきかせ日本昔話 うらしまたろう』の場合
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第1回 『よみきかせ日本昔話 いっすんぼうし』の場合

★ 全国をまわって読み聞かせをしている「おはなし隊」では2014年8月、岩手県と香川県の訪問先を募集中! お申し込みの締め切りは5月12日(月)です。ご興味のある方は以下のアドレスをご参照ください。お早めに!
おはなし隊

おはなし隊の読みきかせ ワンポイントアドバンス 「読みきかせ会」を主催されている方、また開いてみたい方必読の情報! おはなし隊が「読みきかせ」の秘訣をお教えいたします。

「にじいろのさかな」シリーズ

  • にじいろのさかな

    にじいろのさかな

    マーカス・フィスター/作
    谷川俊太郎/訳

    にじいろに輝くうろこをもった、世界でいちばん美しいさかな。でも、彼はひとりぼっちでさみしい。ある日彼は、かしこいタコに相談にいくことにしましたが……。

  • にじいろの さかな 0歳の本

    にじいろの さかな 0歳の本

    マーカス・フィスター/絵

    じゃばら式のさわって楽しい絵本。「みんななかよし」「うみのいきもの」の2冊セット(ケース入り)。

  • にじいろの さかな きらきら おふろえほん

    にじいろの さかな きらきら おふろえほん

    マーカス・フィスター/絵

    おふろのなかで、まるでうみのなかをさがすように、絵本のなかから、にじうおやなかまたちを見つけよう!

  • ゆっくり おやすみ にじいろの さかな

    ゆっくり おやすみ にじいろの さかな

    マーカス・フィスター/作
    谷川俊太郎/訳

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  • にじいろのさかなしましまをたすける!

    にじいろのさかなしましまをたすける!

    マーカス・フィスター/作
    谷川俊太郎/訳

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  • にじいろの さかな きらきら シールえほん

    にじいろの さかな きらきら シールえほん

    マーカス・フィスター/絵

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    げんきの絵本  にじいろの さかな めいろえほん

    講談社/編

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