読み聞かせのコツ 第7回 『まゆげちゃん』と『よみきかせ日本昔話 かさじぞう』の場合

新連載 おはなし隊の読みきかせ 読み聞かせのコツ

講談社では日本全国、津々浦々に絵本を積んだバスで訪問し、読みきかせする、「全国訪問おはなし隊」という活動をおこなっています。
この連載は、その読みきかせのもようをお知らせしつつ、読みきかせのワンポイントアドバイスをお蔵だしいたします。実物の本を見ながら読んでいただくと、よりよくわかると思います。
ぜひ、身近なところでお話し会をされる方や、保育園、幼稚園、小学校などにいって読みきかせボランティアをされるときなどの参考にしてくださいね。
第7回 『まゆげちゃん』と『よみきかせ日本昔話 かさじぞう』の場合


『まゆげちゃん』 『まゆげちゃん』

◆真珠まりこ/作
◆対象:2歳から

まずは、おはなし隊で大ブレイク中の『まゆげちゃん』をご紹介しましょう!
0歳からの保育園でも、年中・年長クラスでも、はたまた小学校でも……、みんなから「おもしろ〜い! もう1回読んで〜!」と声があがります。絵がはっきりしていること、見開きページでおはなしが進むこと、絵本の王道をいっていますね。
2012年10月31日 岡山市・富田保育園

さらに、子どもたちに喜んでもらう読み方は……?

(1)表紙をゆっくり見せます。『まゆげちゃん』と読むだけで、笑顔が広がります。

(2)文字が少ないですので、たっぷりと絵を楽しんでもらいます。
「おとうさんが おこると」の後は、子どもたちに想像してもらう時間をゆっくりとります。思ったとおりの、おこった顔に満足げです。「びっくり」のページも、大歓声があがります。
このページから笑いがいっぱい
このページは大爆笑

(3)次第に、子どもたちのまゆげも、動き出します。絵にあわせて遊びたい気持ちを大切にしてあげましょう。まゆげの動きがむずかしくて、できないページは、読み手のほうが笑ってしまいたいくらい、子どもたちが楽しんでくれています。
むずかしいけど、チャレンジ!

(4)おとうさんと、ぼくがにっこり。安心感のあるページです。最後まで心が暖まってきますね。

(5)そして、裏表紙を見せて、「おしまい」の後に、ぜひやっていただきたいのが、表紙を顔に載せてみてください!!誰の顔にも、ぴったり。大爆笑まちがいなし!
恥ずかしがらずに、口元をにっこりするのがいいかな?
読み終わったら
表紙を顔に
だれの顔にもぴったり!



『かさじぞう』 『かさじぞう』

◆令丈ヒロ子/文
◆野村たかあき/絵
◆対象:3、4歳から

そして冬の訪れとともに、読み聞かせぴったりの『かさじぞう』も登場しています。

(1)見返しは、おはなしの扉です。ゆっくり開いてあげてください。

(2)登場人物の少ないおはなしです。前半の部分は、ゆっくり読み始めます。
おじいさんが「かさ」をかぶらせる場面は、やさしい気持ちが伝わるように、たっぷりと。

(3)おじぞうさんたちが、どっさり宝物を運んでくる場面。子どもたちは細かいところまで絵を見たい気持ちでいっぱいです。そして、一緒に運ぶような気持ちで、歌うように楽しく読んでみてください。

よみきかせ昔話のシリーズも、冬の巻で完結となりました。雪の無い沖縄の子どもたちにも聞いてもらいましたが、おはなしの中でずっしり降り積もる雪を連想してくれます。
絵本の世界でしか味わうことのできない、素晴らしいひと時になったのではないでしょうか。
(講談社読書推進部・渡辺裕己子/記)
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第1回 『よみきかせ日本昔話 いっすんぼうし』の場合

★ 全国をまわって読み聞かせをしている「おはなし隊」では2014年8月、岩手県と香川県の訪問先を募集中! お申し込みの締め切りは5月12日(月)です。ご興味のある方は以下のアドレスをご参照ください。お早めに!
おはなし隊

おはなし隊の読みきかせ ワンポイントアドバンス 「読みきかせ会」を主催されている方、また開いてみたい方必読の情報! おはなし隊が「読みきかせ」の秘訣をお教えいたします。

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