読み聞かせのコツ 第9回 「かもとりごんべえ」の場合

新連載 おはなし隊の読みきかせ 読み聞かせのコツ

講談社では日本全国、津々浦々に絵本を積んだバスで訪問し、読みきかせする、「全国訪問おはなし隊」という活動をおこなっています。
この連載は、その読みきかせのもようをお知らせしつつ、読みきかせのワンポイントアドバイスをお蔵だしいたします。実物の本を見ながら読んでいただくと、よりよくわかると思います。
ぜひ、身近なところでお話し会をされる方や、保育園、幼稚園、小学校などにいって読みきかせボランティアをされるときなどの参考にしてくださいね。
第9回 「かもとりごんべえ」の場合


『よみきかせ日本昔話 かもとりごんべえ』 『よみきかせ日本昔話 かもとりごんべえ』

◆令丈ヒロ子/文
◆長谷川義史/絵

「よみきかせ日本昔話」のシリーズも完結し、年齢、季節に合わせたラインナップが出揃いました! さっそくボランティアさんの読み聞かせ学習会で、ご紹介してみました。
令丈ヒロ子さん、長谷川義史さんの「関西コンビ」の絵本だけに、関西以外の方は、まずしっかり読み込むことが大切かと思います。
とくにイントネーションを強調することは必要ないかと思いますが、自然に読めるまで、下読みを重ねてください。

はじめに、インパクトのある長谷川さんの表紙を、たっぷり楽しんでもらいましょう。

「むかし。」で始まる、おはなしの最初は、たっぷりと読んでみましょう。
愉快な関西弁が続いていきますが、始めはどちらかというとオットリした感じに読むと、しっくりくるように思います。

池一面、カモが広がった絵に、子どもたちの注目が集まります。
「あと いちわで 百というときに・・・・・・。」のところは、少し時間をおいて想像を巡らせてもらいます。
ここから、カモに連れ去られてしまったごんべえは、大あわてになっていきます。
このあたりから、セリフもスピードアップすると、楽しく聞いてもらえます。
スリル満点、いったいどこに飛んでいってしまうのでしょう?
かさの上に落ちていく場面に続きますが、次のページをめくる準備をしてください。

このページは、縦に絵が描かれています。このページは縦にしながらさっとめくります。

そして、もう一度、ごんべえが五重塔のてっぺんにぶら下がるページも縦画面となります。
ここはクライマックスですので、スムーズにさっとめくりたいところです。

1冊の絵本の中で、2回、縦に持ちかえる絵本は、あまり無いかもしれません。
子どもたちの前で読む前に、十分練習することで、ご自身もとても楽しく読み聞かせができると思います。

おはなしはとてもわかりやすいので、年中クラスから小学校まで、幅広く聞いてもらっています。ぜひ、お試しください!
(隊長 新藤優子)
バックナンバー
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第2回 『よみきかせ日本昔話 わらしべちょうじゃ』の場合
第1回 『よみきかせ日本昔話 いっすんぼうし』の場合

★ 全国をまわって読み聞かせをしている「おはなし隊」では2014年8月、岩手県と香川県の訪問先を募集中! お申し込みの締め切りは5月12日(月)です。ご興味のある方は以下のアドレスをご参照ください。お早めに!
おはなし隊

おはなし隊の読みきかせ ワンポイントアドバンス 「読みきかせ会」を主催されている方、また開いてみたい方必読の情報! おはなし隊が「読みきかせ」の秘訣をお教えいたします。

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