いま絵本新人賞の選考が佳境を迎えていますが、新人賞に応募されるメリットは、賞を取ることだけではありません。今月刊行した『ルッキオとフリフリ 大きなスイカ』は、選からもれましたが、読んだ者に強いインパクトを与える作品でした。それがご縁となって担当者との長い「熟成期間」を経て満を持しての刊行となりました。ぜひ、本屋さんで手に取って見て頂ければ、このふしぎなインパクトを共有していただけると思います。さて、長らくご愛読いただいている『講談社 絵本通信』ですが、この形での更新は、これが最後。スマホからも見やすく、SNSやツィッターなどとも連動して大幅に、リニューアルします。今よりもっと、こまめに情報発信できるようになります。またリニューアルを記念してプレゼント企画もありますので、ぜひぜひチェックをよろしく御願いします。(ほろほろ鳥)
——みなさん、絵本新人賞のお仕事経験年数はことなりますが、これまでの新人賞の歴史の中で、印象に残っていること、おもしろいエピソードなどがあったら教えてください。
——開封時からいろいろエピソードがあるんですね。 最近、新人賞について、電話での問い合わせをよく受けます。同時に、「絵本の持ち込みをしたい」とお電話をいただくこともあります。基本的に編集部への持ち込みはお断りしているので、新人賞への応募をご案内してるんですが、「持ち込み」と「絵本新人賞」とどっちのほうが有利なんでしょう? 違いは何ですか?
——では、絵本新人賞の応募作品で、ちょっとがっかりしてしまうことや、こんな作品はちょっと困るというネガティブな面で何かありますか?
——デジタルの作品もたまに見かけますが、そういう作品はどうですか?
——では、絵本において重要なこと、こういう作品を求めているっていうのを聞かせていただけますか?
——こういう作品を求めてますっていうのは……?
——なるほど。読者を意識した作品ってことですね。うーん。編集者的意見。たしかに、絵本は絵画とは違いますからね。
——絵本新人賞を応募するにあたっての心構えとか、意識的な面で、応募者の方に伝えたいことはありますか?
——うーん。なかなかシビアな世界ですね。 次回は、絵本新人賞に応募するにあたってのもう少し具体的な、“応募をする前の注意事項”や“作品が出来上がってからやってみたらいいこと”などをお伝えします。 ひきつづきよろしくお願いします!