読み聞かせ

タグやなかまの船たちの表情をしっかり見てもらうため、ゆっくり読みます。
普通に読むと１分～1分半程度の本ですが、
３分ぐらいかけるつもりで読むといいですね。

一番せいたかの船、一番はやい船、一番おおきな船、それぞれの船の表情、そして、タグとの比較をゆっくり見せてあげます。
タグが小さく描かれている時は、ちょっと指さしてあげるとわかりやすくてなります。

そして、次の展開へ。
なかまの船たちが困った時の表情も
子どもたちにしっかり見せてあげて、
タグの出番に備えます。

いよいよ、タグの出番です！
タグは、なかまの船を引っ張ったり、
押したり、案内したりすることができます。
助けてもらっている時のなかまの船たちの顔、
とても嬉しそうですね！
タグの大活躍に子どもたちからも
「わあ、すごい！」と嬉しそうな声が聞こえてきます。

タグの活躍の場面もゆっくり読んで、子どもたち自身に
考える時間を与えてあげましょう。
つぎはどんな活躍かな？　どんな動きかな？　
と想像してもらいます。
ページを早くめくると子供たちの想像が中断してしまいます。
ゆっくり絵を見せてあげながらページを進めてあげましょう。

けれど、タグも働きすぎるとくたびれてしまいます。
タグのくたびれた顔。
子どもたちも心配そうです。

帆をそっとタグにかけてくれるヨット、子守うたを歌ってくれるモーターボート……、
そして、やさしく見守ってくれるおおきな客船。
助けてくれたタグを、今度はなかまの船たちが
みんなやさしくいたわってくれます。

よかったね。
おやすみ、タグ。
子どもたちも安堵の表情。
子どもたちの嬉しそうな「よかったー！」の声があちこちから聞こえてきますよ……。

お家で子どもたちに読んであげるときは、
おやすみタイムの時に読むといいですね。
子どもたちもあったかい気持ちで
心静かに眠りにつくことができる1冊です！