読み聞かせ

『ころころパンダ』
表紙から愛らしいパンダさんのイラストです。

「パンダのテンテン、とことこ とこ。」
「ボールをころ……」
「ころころ ころ……。まって まって‼」
ころころと転がるボールと追いかけるパンダさんの様子をテンポよく読みます。

「あっ、ささの はっぱ、みーつけた」
「もぐもぐ、むしゃむしゃ。おいしいな。」
大好きなささのはっぱくをみつけるシーンは、おいしそうに「もぐもぐ むしゃむしゃ〜」っと読みましょう。

「ふわー。 なんだか、ねむくなっちゃった。」
「うとうと うと。」
「ころん……ころん ころん」
ころんころんという響きも楽しいですね。

「ころころころころ どしん！」
ころころ勢いがついて、最後はどしん！　ととまります。

「あれ？」
ここまで読んだら、こちらのえほんはいったんひと休み。

続いて『ゆらゆらパンダ』を読み始めます。
こちらは、子どもたちも大好きなブランコにパンダさんがのっている表紙です。

「パンダの タンタン とことこ とこ」
「ブランコ のりたい よいしょ よいしょ」
「あらら。ごろりん どってんこ。」
がんばるパンダさんを応援する気持ちで読みましょう。

「やった！　のれたよ ゆらーん」
「ゆらーん」
浮遊感が伝わるように読みましょう。

「こんどはきのぼり。」
「そーっと そーっと ゆらーり ゆらーり。」
「おっとあぶない！」
臨場感を感じさせるように読みます。
子どもたちもひやひやしながら聞いてくれますよ。

「でも、だいじょうぶ。ゆらりん ゆらりん。」
楽しそうですね。

「あれ？」
ここで一息ついてから次のページへ。

「あ、テンテンだ！　わーい！　いっしょに あそぼ。」
ここでいったんストップします。

そして1冊目の絵本にもどりページをめくります
「あ、タンタンだ！　わーい！　いっしょに あそぼ。」

するとここで同じ絵が並びました。
子どもたちも見比べて「いっしょだーっ」と言ってくれます。

そしてそれぞれページをめくっていき……裏表紙までたどりつきました。
さあ、そっと2冊をくっつけてみましょう。

なんとひとつの絵になりました！
なかよしのテンテンとタンタンに子どもたちも笑顔になります。

2冊とも、さまざまな状況に合わせて感情豊かに読んでみてください。
ひとりで2冊読んでもいいですが、ペアで読むと仲良し感がアップしますね。