読み聞かせ

『でんごんでーす』の読み聞かせのコツ

おはなし隊隊長 佐々木貴美子

お母さん鳥が、小さなピーターへ伝言を送りますが、電線の上でつぎつぎと鳥たちが伝えていくのは、自分勝手でちんぷんかんなことばかり。
伝言ゲームならではの楽しさが絵本になっています! 子どもたちの反応がよく、読み聞かせにぴったりです! 

表紙のカラフルな鳥たち、見返しの青空と白い雲、扉の3本の電話線の絵が、お話へと誘います。

扉の次の場面は、文はありませんが、これからの展開を表す大切な場面です。このあとのページから、電話線の左端にとまっているお母さん鳥の言葉を、右の端の方にいる息子のピーターへ、途中の鳥たちが順番に伝言を送っていくのです。鳥たちを指でたどり、ページをめくると、お話への理解が深まります。

「そろそろ ばんごはんだから かえっておいで」
お母さん鳥からピーターへの大事な伝言です。印象づけるように、ゆっくり&はっきりと読みます。子どもたちに「覚えましたか?」と尋ねると、うなずいてすぐに復唱してくれます。

いよいよ鳥たちが伝言を送り始めます。「そろそろ ばんごはんだから……」までを読んで、少し間をとってから、後半のまちがって伝える言葉を言うと、子どもたちは大笑い!

ロックスターの鳥の伝言は、リズミカルにノリノリで!

次々に登場する鳥たちの、ユーモアたっぷりの伝言が続きます。鳥たちになったつもりで伝言を送りましょう。子どもたちは、次はどんな言葉で伝わるのか、わくわくして待っています。

再び電話線全体の場面。どこまで伝言を送ることができたでしょうか?
……あともう少しのようです。伝言中の箇所を指で示してあげるとよいですね。

いよいよ最高にちんぷんかんぷんな伝言へと進みます。太い字で書かれた文字は今までの伝言の集大成の言葉です。そこを強調して読むとおもしろさが倍増!

ようやく、フクロウが隣のピーターに“正確に”伝言を届けます。お母さん鳥が言った場面の時のように、ゆっくり&はっきりと読みます。子どもたちは「あー、よかったぁ」と、喜んでくれます。

電話線を飛び立ち、帰っていくピーターの姿の小さな絵。指で示すとわかりやすいですね。ほっとして笑顔になる、すてきなエンディングです。

*子どもたちは最後までお母さん鳥の伝言をしっかり覚えてくれています。読んだあとで、みんなで声を合わせてピーターに伝えてあげて、楽しくお話を締めくくることもできます。

「絵本別」 読み聞かせのコツ バックナンバー

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  • おもちのきもち

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  • へっこきよめさま

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  • うらしまたろう

  • わらしべちょうじゃ

  • いっすんぼうし

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たべものの絵本

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季節の絵本